ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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2009-01-05 「年越し派遣村-続き」という記事では厚生労働省の講堂が開放された経緯について、「複数の人々の連係プレーがあったのでしょう。」と書きました。以下の2本の記事で裏付けが取れました。産経新聞の記事が判りやすいですが、毎日新聞は政治家の人間関係も読み取れるような詳しい記事になっています。
◇ 産経新聞 2009.1.12 検証・「年越し派遣村」(1~3の記事があります)
◇ 毎日新聞 2009年1月12日 読む政治:官邸動かした派遣村(1~4の記事があります)
産経新聞が(3)で「成果と課題」としてまとめている部分は、2ちゃんねるなどで叩かれている「派遣村活動」の政治的傾向について目配りしていると思えます。直感的に感じたものを両側から情報を集めて確認するのが私の方法で、いわゆる「脊髄反射」は好みません。でも情報が見えない時は直感で書いています(^_^;)

1月12日夜までの「派遣村ブログ」や各紙の記事では都内4施設から日本青年館に移動したそうです。時事ドットコム記事では、『実行委員会によると、12日の宿泊予定者は約170人。うち、なお仕事と住居が決まっていない人は88人おり、引き続き就職や住宅確保支援に対応する。』との事です。11日の「生活保護受給」の記事に書いたように公的支援が得られた結果、「金」という先立つ物があれば住まいも何とかなり、職探しも可能になることが分かります。
これまで長期間仕事をされて来ても、雇用を切られるとその先立つ物が準備できていない就業環境・雇用構造という問題が、おそらく社会環境・政治責任論と自己責任論との論戦になるのかも知れません。明日は我が身の私です。定額給付金が届いたら貧者の一灯を派遣村的活動に投じようかと思ってみる私でもあります。

こごし智子さんのブログで2009年01月12日 ハローワークは超混んでました。との記事が出ていました。『駐車場もいっぱいでして』に山梨県だけでなく地方での雇用問題の一つを感じました。ハローワークにマイカーで出かける、私も通ったことがある東京池袋の職安では考えられませんが、地域の全体的な構造が危急の場合には脆弱なのではないかと感じます。逆に言えば個々人(というか家族、大家族)での備えが厚いことが前提にある行政が行なわれがちなのかも知れません。でも少子高齢化が進むにつれてその前提が崩れ始めている・・・上に書いたように単なる直感です・・・(^_^;)

ICT甲府の関連ブログ記事--それぞれに関連サイトリンクがあります。
2009.01.11 派遣村のその後、生活保護受給--検索サイトや主要サイトへのリンクが多いです
2009.01.07 求職状況、景況、甲府
2009.01.06 「正社員」保護しすぎ論 
2009.01.05 年越し派遣村-続き
2009.01.04 雇用戦争とNPOの活動



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