「山本美保さん失踪事件の謎を追う―― 拉致問題の闇」 荒木和博 著、草思社 2012年7月31日刊 230頁、定価 本体 1,800円+税
前書きで書かれている「DNA鑑定の向こうにある闇」(3ページ)と「あとがき」(6ページ)を先に拝読しました。
目次からは、私がこれまでネット記事から得ていることで内容は察しがつくと思いましたので、後日時間がある時に目を通したいと思います。
荒木和博さんのこの本が出ることも、出たことも全く知りませんでした。
孫崎享さんの「戦後史の正体」を求めに出かけて、この本に出会いました。不思議な因縁を感じています。
前書きと後書きの僅か9頁に凝縮されていることは、まさに今、現在の問題に通じるものを感じました。
3.11 原発震災以来、発信される情報を見ていて、「公開情報の向こうにある闇」を感じ続けてきましたから、私は「やまなし安全宣言」を期待していなかったし、一つの地域でそれが出せるはずがない日本の状況にあると考えています。
でも真実は分かりません、情報の内容から読み込んでいる限り、彼等が発信する内容をそのまま信じることは出来ないと思っているだけです。
あえて言うならば、地方行政が発信するスキだらけの垂れ流し情報の姿に、それを承知の上の地方公務員の良心を感じることすらあるのです、「地域の皆さま、よ~く読み取って真実は何かを把握してください」、と語りかけているような・・・
荒木さんの言葉を借りるなら、美保さん問題も原発震災も、個人、地域の問題では無く、「日本全体の問題の縮図」だと、私は考えています。「問題はありません縮図」がどこかにあるなら、それを観たいと思ってはいますが。
2012年8月26日 読売新聞山梨版で報じられました。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20120825-OYT8T00982.htm
「特定失踪者問題調査会」の荒木和博さん達が8月25日に甲府市を訪れて、山本美保さんの足跡などをたどる現地調査を行った、とのことです。
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