ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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放射線-身のまわりの放射線 | 解説書 | 原子力、放射線、エネルギーと環境のことが学べるあとみん というページにリンクしていた。(2011.07.20 山梨県甲斐市、校庭放射線量測定結果を掲載 からもリンク設定した、教育関係者なら馴染みのサイトだと思ったからだ)
ちょっと確認したいことがあり、久しぶりにアクセスしてみたらページが表示できない。関連情報をメモしておく。

a. [ドメイン名]  : ATOMIN.GO.JP
f. [組織名]  : 文部科学省研究開発局開発企画課立地地域対策室
m. [登録担当者]  : TS19365JP   文部科学省研究開発局開発企画課立地地域対策室
n. [技術連絡担当者] : KK19264JP   日立ビジネスソリューション株式会社 パッケージソリューション事業部
p. [ネームサーバ]  : ns1.atomin.go.jp
p. [ネームサーバ]  : ns120.ecc-idc.jp (日立系列のデータセンターらしい)

ページが開けない理由として、1.WWWサーバーにアクセスできるがサイトは消えている場合、2.インターネットに登録されていないので、ネット上では存在しない状態になっている場合、3.サーバーが消滅している場合。
1.の場合は、www.atomin.go.jp でアクセスできてもページは表示されない。
2.の場合は、「Internet Explorer ではこのページは表示できません」 とか 「www.atomin.go.jp という名前のサーバが見つかりませんでした。」 となる。
3.203.212.59.248 というような IP アドレスで直接アクセスできる場合もあるので、試みても無駄であった。
念の為に滅多に使わない方法で確認、Ping request could not find host atomin.go.jp. Please check the name and try again. ということで、「あとみん」 は消滅したと理解した。

何かあると思って検索した結果、ズバリ的中の記事がこれ・・・・・
◇ Feb 11, 2012 原子力教育支援情報提供サイト「あとみん」(文部科学省委託事業→制作:財団法人日本原子力文化振興財団)が2012年3月31日で閉鎖
2011年2月6日付けの「お知らせ」に閉鎖予告文が掲載されていたとのこと。まさか 3.11 を予感していたわけではあるまい。

あとみんにリンクしている

小学校総合学習の支援ポータル|原子力教育情報ポータル: 小学校総合アーカイブ は閉鎖予告から1年以上経過している今もリンク設定してある。【図】
文部科学省内部で「あとみん」を検索してみると複数のページが出てくるが、例えば、
原子力の研究開発、利用 で、「あとみん(原子力・エネルギー教育支援情報サイト)(※あとみんホームページへリンク) 」
原子力・放射線安全確保 | 原子力に関する情報提供サイト で、「あとみん-原子力・エネルギー教育支援情報提供サイト- 原子力に関する用語集や、教育を支援するデータや映像ソフトなどを公開している。 原子力百科事典 ATOMICA(あとみん内) 」
【お知らせ】平成22年度「原子力・エネルギー教育支援事業」の実施内容が決まりました。 という項目から、『また、これまでの原子力・エネルギー教育の実践事例や授業等に活用できる映像、写真、イラスト、各種支援事業は、あとみん-原子力・エネルギー教育支援情報提供サイト(※あとみん-原子力・エネルギー教育支援情報提供ホームページへリンク)で紹介しています。 これらも御活用いただき、指導の一助としていただければと思います。』

過去の記事を修正するのは大変なので、こういう場合は、「あとみん」のホームページ(トップページ)だけは残して、そこにサイト閉鎖のお知らせを書いておけばよい。後継サイトがあるなら、そちらを案内することもできる。
この程度の頭が回らない連中が 「教育」 を語るのはおこがましいにもほどがある。

「あとみん」が未だ生きていた時に、綿密にアクセスした方のブログがヒットした・・・2011-10-02 「放射線等のことが学べる「あとみん」」:財団法人 日本原子力文化振興財団

「あとみん」 を消滅させる一方で、文部科学省が企んだのは「青少年にとって有害な図書」の制作と全国配付だ。
◇ 平成23年10月14日 放射線等に関する副読本の作成について
放射線等に関する副読本 | 保護者、学校関係者の皆様へ 平成二十三年十一月 文部科学大臣 中川  正春
放射線等に関する副読本掲載データ
私が確認した情報では、山梨県甲府市でも既に小学生に配付されたらしい。オカミ目線で青少年保護育成に熱心な甲府市でも各所に設置されていると思うが、「有害図書追放用のゴミ箱」 に投げ入れて子供たちの目に触れないようにした方がよい。
『指導上の留意点-100ミリシーベルト以下の低い放射線量と病気との関係については、明確な証拠はないことを理解できるようにする。』(高校教師用) この一点だけで有害図書だと分かる人なら、手元に残しておいてもよい。
しかし、この悪書を子供たちに配付した教育関係者はサイトは消せば良いとしか考えない文部科学省のバカ共と一心同体ということだ。恥を知りたまえ! 良書だと信じているなら「説明責任」がある。今次大戦の中にいる教育者として問題箇所は「墨塗り」にして子供たちに渡したのなら、その点も説明すべきだ。



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