ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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081230a甲府市中心商店街でコリド桜町の角に「風月庵 椿」という甘味処があります。
名前から分かるように老舗の和菓子店「風月堂」の姉妹店です。

後2日で今年も終わるという今日、外出のついでに遅い昼食をとりたいと足を向けました。さすがに歳末30日ともなると車も人も多い街です。
「甘味処」でお昼というのも変ですが、「風月庵 椿」には週替わりのランチ定食があり、私のように日頃は「食事」というより「餌」ですませている身の上にはありがたいものです。

 

今日はお餅入りのうどんでした。
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お餅はとてもなめらか。風月堂店頭でも販売されているものとの事でした。添えられていた茄子の煮つけもとても美味しかったです。


食事をしながら壁にかかっている俳句に気が付きましてお尋ねしたら、風月堂の女主人溝口さと子様の作とのことです。

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「・・・便りなし」と終わる句は何故こうなるのだろうと考え込みました。
これは作者にお会いして解説をお願いしたいと考えておりましたらちょうど溝口様が「椿」においでになりました。「山茶花」には淋しいイメージをお感じになっておられるからとのことです。

確かに花を見ていつも美しい、華やかだと感じるものではありません。私の場合、「くちなしの花」は渡哲也の歌とダブって、「♪いまでは指輪も まわるほど やせてやつれた おまえのうわさ」・・・私の山梨甲府に至った旅路のはてまでついてくるのです。

「桜」と言えばお花見となるでしょうが、「散る桜 残る桜も 散る桜」という言葉も私は感じます。「♪貴様と俺とは同期の桜・・・」、学生時代の愛唱歌。

081202_2溝口様は句会に参加されていて、毎年年末の句会では書道の先生がおいでになり会員の句を筆書きしていただけるのだとのことです。もう1句が風月堂の店頭に貼られているとお聞きして確認しました。

鏡餅をうたった句ですが、これは洒脱な感覚に溢れています(^o^)

ちなみに溝口さと子様は風月堂の伝統を継承されている方ですが、私が甲府に来てネットサーチを繰り返している時に気付いていました。

YaYaYa TVのサイトに 藤谷清六の談話室 があり、その中で風月堂溝口さんのインタビュー動画を視たことがありました。
私がこのサイトを初めて見た時は未だISDNしか使えなかったので、甲府では既にこんなサイトがある、これはインターネットの活用という点からかなり進んだ都市だと感じた事を鮮明に覚えています。

このホームページからお名前を知った藤谷清六さんの脚本・演出なので12月6日に桜座で「基板」という芝居を見物しました。「基板」のテーマはまさにパソコン、インターネット・オタクの私にピッタリでした--YaYaYaTVサイトにページがあります。

この記事のトップに載せた風月庵「椿」の文字は、私も時々おじゃまする癒し系のスナック、「あまんじゃく」のマダムの筆とのことです。「あまんじゃく」さんはメニューも筆書きですから、なるほどと思いました。

甲府異邦人の私が最初はインターネットを通じて知り、リアルの場でもお話をさせていただくようになる方々がどこかで繋がっています。不思議です。



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