ダン・ブラウン原作 ロン・ハワード監督 トム・ハンクス主演
翻訳ミステリが売れない時代に原作の売り上げが単行本と文庫をあわせて一千万部とは。カンヌ映画祭で初上映されたとき、観客が“失笑”したときいてわたしはむしろ確信した。こりゃあ大ヒットするぞと。結果は予想以上の大入り。だから劇場がもっと空いてから観ようと思っていたのに、まわりの事務職員たちが「観たか?観たか!」とやけに挑発するので仕方なく出かける。
なるほど、これは他人に「どうだった?」と確かめたくなる映画だ。ロン・ハワードとトム・ハンクスが組んで面白くないわけがないのだが、キリスト者ではないわたしにはいまひとつオチの衝撃が……
「アメリ」以来ごひいきのオドレイ・トトゥがものすごく綺麗になっていたのでうれしい。もっとも、彼女が美しくないとカトリック信者はもっと激怒することでしょうが(あ、ちょっとネタバレ)。
ところで、ルーブル美術館のトイレって、やっぱりあんなにしょぼいんですかね?
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