事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

退職事務PART11

2014-02-26 | 学校事務職員

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退職互助部という制度は、むかーしからあると思っていたら、昭和41年に始まったというからそんなに……あ、お若い方々にはやっぱり昔か。一般財団法人化された山形県教職員互助会が胴元になって、主に退職者の医療負担を軽減する目的で設立された。と言ってもわたしもそんな昔の話は知りません。

この制度を使うと、60歳から、後期高齢者医療制度にうつる75歳までの医療費自己負担が、療養補助金という形で返ってくる。だから任意継続であろうと国保であろうと、これに入ってさえいれば医療費で四苦八苦することは少なくなる。

もっとも、任継になってもらえれば互助部の負担は小さくなるので、本音では「みんな任継になれ!」と思っているのかな。

まあそれはともかく、退職互助部に入るには、一般的に35歳のときの選択。これ一回だけ。該当年齢の職員がいると、名簿がやってくるので事務職員が加入するかを確認し、希望した職員だけ入力。給料月額の6/1000を退職まで支払い続ける。

わたしが担当した職員で、この制度に入らなかったのはひとりだけ。

「そんな先のことのために、わけのわかんないものに加入するな、と夫に言われまして……」

確かにそう言いそうな旦那でした(笑)

だからほぼ全員が加入しているものだと思っていたら、説明会ではナマの数字が出てきた。加入率はほぼ9割だと。へー、10人にひとりは入ってなかったんだ!

まあ、考えてみれば自分で医療保険に加入している人は、二重の負担になると判断しても不思議はない。あるいは、あんな事務職員が説明しているんだからうさんくせー組織に違いないと思われたか(笑)。

ただ、これだけは確実に言える。給料額にさえ無頓着な人が多い教員が、毎月の給料明細を見て「退職互助部掛金」なる項目を意識しているはずは絶対にない。だからこの説明会の日まで、自分が加入しているかしていないかすら判然としなかったはず。

てなことを言いながら、もしもわたしが学校事務職員でなかったら、そして毎年互助会の“会員名簿”なるものを見ていなかったら、きっと意識していなかったろうなあ。以下次号

本日の一冊は、ポプラ社の「生協の白石さん 学びと成長」この人はあいかわらず謙虚だなあ。今日うちの学校を訪れた卒業生は、生協経由で申し込んだら自動車学校の料金はものすごく安くなった!と喜んでいた。生協はいいよね、うん。酒田のコープもおつまみが充実しているのでうれしいです。

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価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2012-07-12
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