恥ずかしくて、ONTAKE100mile振り返りに着手せずにいたが・・・久々にOSJのONTAKEのHP見ると、あ、リザルト。
2017年の100mileは・・・59人/159人の完走。完走率37%。昨年は48%
・・37%
で、私は第1関門をなんと4分オーバー・・
出走するのが間違いであったことは確かだが、100km進めなかったのは大反省。
第2ループをトボトボ約5km歩いて降りているときは???であったが、
52km、8時間4分。大会終了後、筋肉痛も無くすぐにロードの練習を再開し、振り返っていたが、
あ、なるほど。通過できないわけだ・・・と心の整理ができたので、グタグタまとめます。
原因は
:誤ったペース設定
24時間という制限時間。後半まで粘るには前半体力温存と考え
全体平均ペース 24h/160km 9分/km
第1関門 8h/52km 9分13秒/km
ということで第1関門は9分ちょっと切るくらいで入って、体力温存でぎりぎりペースを狙う
としたが、これが、大錯覚。体力の余裕があってこその戦術であり、関門通過しなければ
退場、という当たり前のことを忘れていた・・
:ピーキングに失敗していた。
7月2日のお山練習で軽い熱中症。芯が疲れていることを実感し、ロード練習に切り替えて
体力回復モードに移行したが・・・普通のジョグですぐに意気が上がって気力も上がらず
心技体ばらばら。回復実感ないまま会場入り。
:ザックのフィット感の調整が必要なのにずぼらして、右肩が痛いまま走り続け、上半身の
パワーをつかえないままやり過ごしてしまった・・
:ハイドラパックにジェルを薄めて緩めずに使ったので吸引に苦労。吸出しが悪く、無理して
握ったら吸い口がとれてあふれたジェルが漏洩して手がべとべと。
気色悪くて、流れを見つけて手を洗う羽目に・・・2分ほどロス。
:ループに入ると真夜中の単独走る。集団だと抜きつ抜かれつでペースにこだわれるが
単独だと自分に甘くなり楽な方にペースを持って行っていた。
:そして、これが最大の敗因。
なんとしても次に進むぞ!!
という気概がまったく出てこなかった。
と、まぁ、ここまでで既にグタグタですが、オヤジの失敗談として興味があれば読み進んでください。
(個人的には振り返らないとTDSに進めない!!)
では・・・・・
会場入りの道中、
中津川過ぎて南木曽手前あたりの
三国屋山口店で
がっつり台湾ラーメンセット。
中国人の店主さんで、チャーハンが大変おいしい。
のんびり走って二時半過ぎに会場入り。
受付を済ませ、現地受け取りにしておいたTOP SPEEDのウルトラミネラルタブレットとチャレンジャーを受け取り
車で準備。
今年の参加賞はBuffタイプのオリジナルグッズ。
ミネラルタブレットとチャレンジャーはハイドレーションの水1Lに溶かしてチビチビ飲むことにする。
会社に若手君が先に入っていて攻め方の意見交換。この人は100kmを12時間台で昨年走っているので、
やる気満々。それでも第2関門までで1時間ほどの貯金をつくる安全策で臨むそう。
私は第1関門は9分ちょっと切るくらいで入って、体力温存でぎりぎりペースを狙う戦略。
2時間ほどうたた寝してから準備。
まず夕食。
シンガポール風ヌードルとトムヤンクンヌードル。
これにお餅を入れてお腹満腹。
グリーンダカラを一本飲んで座骨神経痛対策でロキソニンを流し込む。
19:00 スタートエリアに入る。
入れ替えのジェルと栄養品と履き替える予定のウルトラカーディアックⅡをデポバックに入れて
預ける。
ブリーフィングを聞いていたが何やら後半コースが岐阜県側に入ったとか、距離が短い、などの情報提供・・・
お祓いをして
20:00 スタート
青が2016年の100kmコース
赤が2017年100mileのコース 第1関門52km 黒丸内側のループ1で距離を稼ぐコース。
いつも通り、市街地に入って
ひたすら登っていく。
案の定、体調が今一つですぐに意気があがり、すぐにポールを使いだす。
去年よりも早く、ボーイスカウト走法に切り替える。
無題にエネルギー浪費しないよう集団の最後方に位置取る。
ところが・・楽するつもりのペースなのに息が上がる。
ここ1週間の心技体バラバラの状態は改善していない。大丈夫か!!!
おまけにエンデュランスベストのバランス調整が悪く右肩が痛い。下ろして調整しなおそうと思ったが、めんどくさい
ので、そのうち慣れるだろう、と判断しそのまま進む。
ぜーぜー
ループチェックポイント。登って下ってここに出てくるのか・・・
鈴ケ沢林道 20:56 げげ、案の定、去年より16分も遅い。まぁいいか・・・
がれた林道を登っていき
だんだん前後のランナーがまばらに・・・
余りおなかが空いていないが、補給開始しようとジェルの入ったハイドラパック300mlを
噛んで吸うが出てこない。噛んで吸いながら握って押し出そうとしたが、噛んで引っ張る形になってしまって
なんとバイトキャップが外れて手にジェルがあふれてべとべと。
もったいない~~、というのと気持ち悪い~~というので意気消沈
ハイドレの水で洗い流すが手はべとべと。少し薄めれば・・と大反省。
しばらく走っていくと路肩に少量の流れが出てきて、そこでハイドラパックと手を洗い、さっぱり。
本番で使い慣れないものを使うな!!の鉄則を無視したつけです。
その後、一気に吸い出せないので30分おきにチビチビ吸う羽目に・・・ただでさえ息が上がりぎみなのに
余計疲れる・・とほほ。
それでも・・ 登りいっぺんとうで9分切るくらいのペース。
10km地点 21:28 8'48"/㎞
もうすぐ下り開始。まだ余裕。
ループを廻って登り返すと30kmということか・・・
だ~~と下っていくが、数人抜いたら完全単独走り。
ライトの照らす方向は路面と闇。引っ張ってくれたり、追い上げてくれたりする人がいないので
ズボラのオヤジの頭の中でさぼりの囁き・・・下りだし、そんな頑張らなくてもいいよ~~
うん、うん、と下りなのに息が上がるとすぐにペースダウン。
先行が見えてくると追いついたりして頑張るがアドレナリンは全く出ず・・・
おまけにザックのバランスが改善されず、右肩が痛いまま・・・うまく左右の腕ふりバランスがとれない。
だらだらした下りしばらく数むと誘導!左にいけ!
お、ループの始まり。
ループ林道はなだらかな下りが続き走りやすい。
快調にタンタンと進んで
20km地点 22:44 8'12"/㎞
さすがに下り。ペースは速くなったが、ここからしばらくしたら登りかえし・
20kmも走ればさすがにハイドラパックの水は少なくなって心もとない。
と思っていたら、お、天然エイド!
美味しい山水飲んで、水を補給。リフレッシュして再開。
23:28 第1ループ通過。
ナンバーカードにチェックが入る。
また、えんえんと登って行って
そろそろ100kmトップ集団が来るころ・・
と思っていたら、誘導車がやってきて、「100kmトップ集団来ます~~ 」
あれよあれよと急坂をものすごいスピードで駆け抜けるランナーさんたちが私を抜いていく・・・
速い!!
しばらくしたら、また一人ボッチ。
同じ光景・・・
ぜーぜー、雲が切れ月が出てきた
途中、ヘリテイジのポールが窪みにはまって思いっきり湾曲したが、すぐに元にもどってるので
良い買い物したと実感。軽くて良いです。
お、久々の先行者。
あれれ。追いつけない・・・汗;
30km地点 0:29 8'58"/㎞
あれれ、大失速。20km走るとトレラン回路が働きだし、ここ一番でパワーが出てくるのだが・・・出ない。
ジェルをチビチビしか摂れないのでガス欠か・・
そうだ、ザックの中のチャレンジャーを溶いた飲料がある。
と、ホースを吸うと・・・え、出てこない。
どうもザックの中でホースが曲がって溶液が流れてないよう・・
ここでもザックをおろさず、継続。
シューズは Endurus TR(エンデュラス トレイル) クッションとしなりはよく、厚底だが
それを意識させないので良い感じ。
先ほどのループ誘導は閉鎖。
ここからほぼ下りなのだが・・・元気出ず。
大きな沢に降りたら
40km地点 1:59 8'58"/㎞
下りで全然稼げず、ここから登り返し。タイムは悪化する・・
この辺りで100kmの選手がどんどん合流してくるが皆さん元気いっぱい。
私の後ろにいた100mileの女性が100kmのお仲間とと遭遇し会話。
「余裕だね~~」
「え、これじゃ関門アウトですよ!まずい~~」
・・・あ、登りなのでペースはロスするいっぽうなので、私もヤバい・・・汗;
ぜーぜーと登っていって
50㎞地点 3:37 9'08"/㎞
げ、9分台。第1関門までここから150mくらいひたすら登り。
9'13秒でぎりぎり。下手すれば間に合わない!!
第2ループの合流点を過ぎると先ほどの女性がどんどん追い上げていて抜かれるが
私も頑張って抜き返す。
ところが私のペースは全然上がらず。GPSウォッチMZ500は9’18″前後を示す。
これはダメだ~~~
と思ったら気持ちが切れてしまった。
ところが、抜いた女性が必至の形相で私を抜き返して進んでいく。
8時間の関門通過は厳しそうなペース。さすがに無理だと思う・・・
結局、アドレナリンは最後まで出ずに・・・
52㎞ 第1関門 4:04 9'18"/㎞
係りの人にゼッケンの発信機はずされ、ナンバーに横線で失格を明記される.
ランニング大会で三度目の関門アウト。
1回目は河内長野のハーフ 10kmで座骨神経痛爆発 収容車送り
2回目は5月の彩の国100mile。第2ステージ106kmでタイムアウト
3回目が2017ONTAKE100mile なんと52kmでアウト。
手続きが合わって関門アウトの待機場所で先ほど女性を発見。
やはり間に合わなかったか・・
でも、なんとか突破しようとダッシュする気力は私には全然なかった。
どちらがレースに対して真剣であったか・・・
・・・・・・
収容車待っている時間と第2ループをとぼとぼ下る時間は同じと聞き、クールダウンがてら第2ループを
みんなで降りていく。
夜もすっかり明け幻想的な風景。
収容車にのって第2ループの舗装路下り進んでみると。・・・このくだり長すぎ!!
脚が売り切れてから登り返しとなるので。第1関門突破しても第2関門は相当厳しそう・・・
やはり場違いなレースでした。
ONTAKE100mileの完走率が低い理由を実感・・・
6時過ぎ、会場到着。
コインシャワーを浴びて、朝食。
午後までデポバックが返ってこないので昼寝しようとしたら、会社の若手からメール。
70km第2関門でリタイアしたそう・・
え、なんで???
戻ってきてから合流し、聞くと、「第2ループでこりゃだめだ、100kmとはわけが違う!!完走絶対無理!」
と判断したそう。彼は100kmを12時間台。
「これは100kmの延長で参加したらダメなレースですね。関門厳し過ぎ!!」
と感想。私もそう思います・・・
昼寝したら午後に荷物が返ってきていて会社の若手が届けてくれた。
彼とはここで別れ
道の駅 賤母で昼食
かつ丼と蕎麦をペロリ。
中津川のクアリゾート 湯舟沢で汗を流し
名神の渋滞を避け土岐から東海環状をダーッと下って、伊勢湾岸から東名阪に入って
御在所でカツカレーで夕食。
その日中に帰宅。
運転中冷静になり、第1関門は突破できてたはず、と結論し、悔しさがこみ上げてきたオヤジでした。
( *´д)/(´д`、)
そもそも少なくとも100kmは絶対ノルマという気概が無かったのは猛省です。