翌朝、5時起床。
シャワーを浴び、夕べ買い込んであったジャムとクリームのコッペパン二本とバナナを食べ、コーヒーを飲み、ポカリスェットを一本飲んで、レースウェアを着込む。アンダーはファイントラック。6時半にホテルをチェックアウト。
外に出ると雨。肌寒い。コンビニで買った高岡市指定ごみ袋を被って保温。傘をさして高岡古城公園に進む。
前田利長が造ったお城跡。
立派な公園です。
ところが公園の地形を確認せず突っ切ろうとしたらできない。同じく迷ってしまったランナーさんと一緒にさ迷い、結局来た道を引き返して
雨の降る中、集合地点にたどり着いて、手荷物を預ける。
ウォーミングアップとなったので良しとし、小降りとなったのでBブロックでストレッチしながら待機。
開会挨拶が始まり、ゲスト、招待選手の紹介。藤原新、野尻あずさ、山崎勇喜(50km競歩日本記録保持者)、金哲彦、そして有森裕子、と豪華。金さんはフル走るそう。山崎選手はなんと競歩。
有森裕子さんから新湊大橋はダラダラ登るので脚を使い過ぎないように念押しのアドバイス。
登りはトレイルランナーの端くれでもあり、苦手とはしないが、問題は下り。だらだら登るということはだらだら下るということ。いまの脚力でペース挽回できるかしら···(^^;
シューズは今年の姫路から使いだしたAdizero japan boost3。ソール前足部が全面コンチネンタルラバーのウェーブブロックパターン化で路面を掻くというよりは掴む感じで蹴って走れない私向き。
ペース思案してふと前を見たら、ランナーポリス!
何か速そう···
コースはここ高岡市役所前をスタートして高岡駅に上がって行って、うねうね海岸に降りていき、新湊大橋をよっこらしょ、と登って降りていき、うねうね田園地帯を進んで碧水公園を目指してフィニッシュ。
この1ヶ月、30km走も20km走もまともにできない状態でここに立っているので悩んでも仕方がない。キロ5'05"くらいで進んで橋に入る辺りで5'00"くらいに持っていき、橋を降りてからがんばれるところまで頑張ってみよう。35kmまで走れたら自分を誉めよう。
ところで昨日から練習不足を補おうと食い続けたので、む、胸焼けが···ジェルは10kmで1個にしておこう。ゲップ··
主催者側から注意連絡。昨年、スタートしてすぐの高岡大仏前で撮影ランナーが渋滞を巻き起こし大変だったので走行中撮影は禁止です! ···夕べ見学しておいてよかった··(^^;
寒くてトイレに行きたいが夕べの散策で2km過ぎたところの重要伝統的建造物群保存地区に選定されている山町筋にトイレを確認しているので、そこに飛び込むことにする。
そうこうして9時スタート。ロスタイムは30秒ほど。
(以下、MZ500の記録)
高岡古城公園を回って、高岡大仏前を通過し2km過ぎてトイレに飛び込む。空いていてロスはわずか。Bブロックメンバーは走力が揃っているのか気がつけば4'55"位の集団にすぐになってしまうので自重してペースを押さえ込むが山町筋を抜けて新高岡駅への登り基調でもペースは5分切っていて駅を過ぎてからの下りでまたペースが上がってしまう。JRを高架で渡る県道を登って降りてまっすぐ進んで5km。ここでごみ袋を脱いで給水場で捨てる。雨は小雨。
1 05'05"40
2 04'53"36
3 05'21"40 トイレ
4 04'51"43
5 04'54"48
25'07"27
ありゃ。ちょっと速いぞ···
少し進んで折り返し、市街地を進み、再びJRを高架で渡る県道を渡って荘川向かって進んで河川敷堤防側道に出て10km。
応援も多く気合いが入ってしまう。
6 05'00"48
7 04'53"42
8 05'01"39
9 04'58"39
10 04'57"49
24'52"37
う~ん。まだ速い。足持たないぞ。
この荘川の河川敷の側道、意外に応援が多く感激。特に中学生の男の子が土手に上がって物凄い大声で声援を送ってくれて感激。
8号線の高新大橋を潜って登って進んで、また県道の橋を潜って登ってどんどん海に向かって進み新荘川橋を渡って15km。
何とかペースをキロ5分に落ち着かせ思案。これから橋に向かうので少し心拍数落として橋に入らないと息切れするぞ···。
11 05'01"41
12 05'03"42
13 04'59"42
14 05'01"44
15 04'59"42
25'06"31
415号を少し進んで伏木富山港に入る。雨がまた降り出しさすがに海岸線で肌寒い。ペースを落とし過ぎて冷えると脚が痙攣してくるのは経験則なのでほどほどにしておく。
漁港の香りに懐かしさを感じながら進むと視界に、
どーん、と本日の難所、新湊大橋。
どうやら巻いて登っていくみたい。
大会HPから転載。当日は雨に煙って立山連邦は全く見えません。
あの橋のピークまで絶対走り続ける決意を固めループを巻いて登り開始。海王丸を見ながら登り出してすぐに20km。
16 04'59"41
17 05'05"44
18 04'59"45
19 05'10"47
20 05'19"43
25'35"40
直線的にまっすぐ登っていく。意外に斜度があり、ペースのわりには心拍数が上がる。
ぜーぜー。
橋の警備は自衛隊員。雨の中、ありがとうございます。
橋のハーフ地点まで我ながら良いペースでやっつけいよいよ下り。4分台で挽回ペースにしたが下り終わったら、あれれ、自然にペースが上がらない。仕方がないので頑張って港エリアを抜けて25km。嫌な予感。
21 05'18"42
22 04'56"39
23 05'09"45
24 05'04"43
25 04'38"44
25'08"33
さぁ、ここからが今日のレースの山場。30kmの壁が出るか出ないか····だが、ここでペース上げて行かないと出走した意味が無い。
と、ビルドアップしていくが田園地帯のコースは概ねフラットとは言えるがうねうねしていて気を抜くとペースが落ちる。
27km近くになると折り返しのトップ集団の走りを見ながら進むが、競歩の山崎選手を見て驚愕。走るように歩いている····(^^;
で、自分はというと4分50秒台前半にペースを持って行けず、必死に脚を回す状態。だんだん脚が重くなってきて30km。
こりゃダメだ···トホホ。
26 04'54"43
27 05'00"44
28 04'54"45
29 04'55"45
30 05'13"46
24'59"43
しかし、ここでやめてはもったいないので35kmまではもがこう、と決め、田園地帯を頑張る。
練習不足を絵にかいたようなラップでペースダウンが始まり、35kmで活動限界。
31 04'47"46
32 05'00"41
33 05'05"46
34 05'14"47
35 05'18"49
25'27"49
脚が棒状態でレースモード終了。
脚が売り切れ状態で無理するとひどい目に合うことは去年の静岡マラソンで経験済みなのでクールダウンに切り替える。
歩いたり走ったりジョグしたりしながら1kmずつやっつけて、せめて3時間45分は切ってフィニッシュすることを目標にする。雨が降り続き、スピード落ちると体が冷えていくので寒い~。
8号線を潜って進むと富山の市街地に入っていき、40km。
あと2km。ふー。
36 06'45"51
37 05'53"51
38 06'08"51
39 06'07"53
40 06'23"52
31'20"18
神通川の橋を渡る最後の登りをやっつけると、スタート地点で見たランニングポリス2名が余裕でたんたんと走っている。がちで走ると速いんだろうな···と考えて橋を下っていくとフィニッシュ地点の市立体育館が見えてくる。
コースは碧水公園を回り込む形で進んでいき、
41 06'14"53
42 05'59"54
で、トホホでフィニッシュ。
ネット 3h42分11秒。
雨の中、移動。
ポカリをもらってそんなに飲めないな、と思って口にしたら一本一気のみしてしまい、自分でびっくり。やはり脱水してるんだ···
記録証はクリアーファイルに入れてくれたので雨に濡れずありがたい。
今日はフィニッシャーズタオルが本当に役に立つ。
メダルをかけてもらい
バナナを食べて
体育館でずぶ濡れの状態から解放される。
雨は強くなってきて、台風の接近が気になる。ネットで調べると案の定サンダーバードが遅延している模様。これはさっさと帰宅せねば!と富山駅からローカル線で金沢まで移動。 金沢駅は金沢マラソンの帰宅者でごったがえしていて家へのお土産買うので精一杯。 仕方がないので駅コンビニで助六買ってしらさぎに飛び乗って、 自宅最寄り駅の王将で一人打ち上げ。 帰宅するととんでもなく降ったということで、富山マラソンが開催された幸運にただ感謝。 雨のなか、給水等で奮闘頂いたボランティアの皆さんに感謝し、沿道の幼稚園、スポ少、高校生、太鼓演奏、ヨサコイ、ブラバン、チアガールの皆さんの熱い応援に感謝します。ありがとうございました。 今度はちゃんと練習してリベンジします!(^_^)