SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

やっぱり京王6000系

2010-02-23 | 鉄道・バス
やっぱり京王6000系はいつ見てもイイ。
イイものはイイ。
本線にはあと2編成しか居ないので、なかなか会えないのが残念だ。


いつも見ていたい車両というのがある。
正面の顔の部分と車体側面の構成、屋根上のクーラーのデザインと配置、
車体下の機器の配置、そして台車の機能美、格好良さ。
そしてカラーリング。
これらが全体として美しい車両というものが存在するのだ。
さらに加えて性能が素晴らしく、エポックメイキングであれば、
歴史に残る名車となるのだ。
いつか時間があったら、採点表のようなものを作ってみたい。


ぱっと思いつく“私の好きな”名車は次のようなものだ。
(国鉄、有料特急車、吊り掛け車を除く1960年以降の電車)
あくまで個人的趣味だ。


西武101系(幼い頃見た運転室の開放感に対する衝撃、黄色という衝撃、バスみたい。)

東急7200(全面の稲妻デザインは秀逸)、8000系(シンプル is bestであり美しい。)

小田急2600、5000系(2900mmの幅広、全面デザイン、色。最近の車両はどうしたんだ)

京浜急行1000系(永遠の名車)、2100系(性能、デザイン、音。通勤電車の最高峰)

京王5000(隅から隅まで素晴らしいデザイン、優美)、6000系(カクカクデザインもうまい。魅力的な箱。)

阪急 高性能車ほぼ全て(車両も運転も会社も乗客も品格が違う。内装は最高峰)

阪神5001形、5131形等のジェットカー系列(立てないほどの加減速パワーとデザイン)

京阪3000系(こんなによくできた全面のデザインは無い。惚れ惚れする。)

南海7100系(まとまりのよいデザイン、緑濃淡時代の色、すこし野暮ったいのが魅力)  

近鉄8000、2610、8600、5800(通勤車の鑑。ワイルドでたくましい。台車の魅力。野武士)








車歴が長くても、ちっともくたびれた感じがしないのが京王だ。
大切にきちっと整備しているのだろう。
残念なのは車体が大きく、地方私鉄に中古売却できないことだ。
(5000系は6000系より小型であったため、地方私鉄で大活躍している。)








側面5ドアという異色の車両が、まだ残っている。
ちなみに5ドアの元祖は京阪5000系。









残念なのだが、JR東日本E231系の後、東急5000系と相鉄10000系が、E231系と
共通設計でデビューし、コストを大幅に削減した。
東急車輛が共通設計で、車両を供給し始めたのだ。
これに乗って、日本鉄道車両工業会が標準仕様ガイドラインを作ってしまった。
その後の関東私鉄は各社、この仕様を採用してしまった。
製造費は大幅に安くなったのだが、車両の側面はどれも同じようなものに
なってしまった。
東急車輛5000系スタイルと言ってよいものだ。
関西は近畿車輛、日立等の東急車輛以外が製造することが多く、まだ独自路線であるが、
むかしから東急車輛に製造をお願いしている南海は標準仕様になってしまった。

最も残念だったのは、小田急が標準仕様を採用する際、車体幅2900mmを東急5000系と
同様の2800mm弱にしてしまったことだ。
わざわざ定員を減らしてもコストを優先してしまった。
この流れに沿って、日立製作所も標準化を始めた。
鉄道会社は車両を大幅に安く買うことができるが、車両製造会社のコストも
大幅に削減できて、言わばウイン ウインになっているのだ。
しかしながら、鉄道には夢が欲しいものだ。
通勤車両の共通化は企業経営を考えれば致し方ないが、その分、優等車両では夢のある
独自なものを作り続けて欲しいと願うばかりだ。



SONY α900、AF35mm/F2.0

コメント (12)
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