函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

忠犬アベ公

2019年09月08日 08時48分18秒 | えいこう語る

▼昔、飼い主が亡くなったにもかかわらず、毎日渋谷駅に迎えに行った犬がいた。「恩を忘れない犬」ということで、忠犬ハチ公と国民は称えた。戦争や軍国主義の時代と相まって、教育に利用されたと言われる。
  
▼時は過ぎ、令和元年。ロシアのプーチン大統領に飼われているのは、日本から贈られたハチと同じ秋田犬だ。「ゆめ」という名前だそうだが、犬好きの大統領は、もちろん「ハチ公」の大フアンに違いない。

▼実は「ゆめ」というのは日本向けの名で、家では「忠犬アベ公」と呼んでいるらしい。アベ公は「北方領土」という言葉が大好きだ。

▼大統領が「北方領土」といえば、いつまでも「お手」を差し伸べる。「領土返還」と言えば、いつまでも「待て」の姿勢を崩さない。だから「忠犬アベ公」と呼んでいるらしい。

▼そこで、日本に向けて「ゆめ」と名付けたのは、領土返還は「夢のまた夢」というメッセージらしい。

▼北海道千歳基地で、オーストラリア空軍と空自が、初の共同訓練を行うという。道内では米軍との共同訓練はおなじみだが、豪軍まで参加となれば隣のロシアは、北方領土は「お手」と「待て」を繰り返すだろう。

▼「北方領土は戦争で取り戻せ」という国会議員もいる。もしかして、日本は本気でそう考えているのではないかと疑われそうな、日・米・豪の北海道での軍事訓練だ。

▼それに新内閣の防衛大臣には、韓国に「無礼ではないか」と恫喝した、河野太郎の声が上がっている。さらに日豪の訓練の名称は【武士道ガーディアン】という。

▼ガーディアンとは守護霊という意味だ。「主にある特定の人物が現世での使命を果たす手助けをする。他にも守護対象に生命存続の危険性が迫った際には、警告夢を見せて守護対象が無事に寿命を全うするように働きかける」。

▼【武士道+守護霊】これをプーチン大統領は、どう解釈するだろうか。「北方領土は絶対返さない。戦争をしても守る」と決意しているのではないか。

▼私が心配なのは「忠犬アベ公」が、虐待されるのではないかだ。そのうち劇薬を飲まされて命を絶たれるかもしれないというような、妄想まで浮かんできそうな気がしている。