函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

日本会議内閣

2019年09月13日 05時59分09秒 | えいこう語る

▼第4次アベ再改造内閣が発表された。アベシンゾウ以下、右翼団体「日本会議」に属する顔ぶれが並ぶ。開催まで1年を切った東京五輪を頂点に、戦後民主主義の解体を目論む、ずばり「憲法改正内閣」を強烈に前面に出した布陣だ。

▼全員が軍服を着て、皇居への就任式に臨む。軍靴の音が響いてきたところで、夢から覚めたのだ。内閣改造の朝刊を見ているうち、二度寝をしたため、こんな恐ろしい夢を見てしまったのだ。

▼「日本会議」はアベ総理の支援団体だ。日本の政治をリードし、アベ総理の理想とする国家「美しい国へ」と、国民を誘う政治思想団体だ。この実態を知るため、青木理・菅野完・山崎雅弘、三氏の本を読み比べている。

▼私は日本人だが「国家」が私を守ってくれるのか「国民」が国家を守るのか判断に迷う。我が国は民主国家だから、国家より国民が主役ということになる。

▼デモクラシーとは、元々「国民の権力」という意味だというので、国家より国民の方が上だということになる。だが国防を考える時、国家に頼らざるを得ないような気がする。

▼「国防」は国民の安全を守るので、大切だと思う。しかし、最近は「国防と防災」が、まぜっこになっているような気がする。両方に自衛隊の存在意義は欠かせないからだ。

▼だが、まぜっこが曲者なのだ。真実を曖昧にしてしまうからだ。最近も、まぜっこにさせる政策がある。消費増税の還元などはそのいい例だ。それが「アベノミックス」だったのかと、今になって思ったりもする。

▼さて横道にそれてしまったが、今日の組閣の顔ぶれは、マジに改憲を狙う目つきをした顔ぶれだ。そろそろメディアも【日本会議】について国民に説明してほしいものだ。

▼私が愛読する北海道新聞の新組閣についての社説も、切れが悪すぎる。新閣僚の批判だけだ。汚点を並べただけで、さてどうする。アベ総理はメディもこの程度のレベルだと、高笑いしているに違いない。

▼【日本会議と新内閣の顔ぶれ】という、北朝鮮のミサイル並みの攻撃を仕掛けてほしかった。私が支払う月額3925円の購読料は、アベ政権に「憲法第9条」を改正させないための、資金援助なのだ。

▼今日の社説のタイトルは「改造内閣・何のための安定と挑戦」だ。総理が「安定と挑戦の内閣」と言ったことに反論したものだろうが、ネコナデパンチをくらわしたような程度の気合の足りないものだ。

▼【日本会議】の特集は、北海道新聞が先鞭をつけてほしいと思う。美しい北海道の紅葉の中で【日本会議】の実体をじっくり読ませてほしいものだ。

※実はこのブログ、昨日(12日)書いたものだが、UPするのを忘れていました。