花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

晴れて取材対応!

2015年09月26日 | 研究
8月下旬に大阪で行われた観光プランコンテスト。
チームの2年生は初出場ながら文部科学大臣賞を受賞しました。
今も岩手県民から激励のお手紙や
岩手県庁の出先機関から問い合わせがきています。
「賞状は後日送付します」といわれ、待っていましたが
作成に時間がかかっているようで、なかなか届きません。
いろいろなところから取材のオファーがきますが
賞状がないのでどうにも対応できません!
そんなチームのもとに、とうとう賞状が届きました。
賞状は文部科学省という透かし入り。
これでみなさんに信じてもらえるはずです。
昨日、2つの新聞社の取材も受けましたが
もう今日の朝刊に掲載されてました。
機会があったらぜひご覧下さい!
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トマトなのにオレンジ?

2015年09月26日 | 環境システム科
裏ごししたトマトを煮詰めること1時間30分。
やっとトマトピューレが完成しました。
大きなビニール袋にたくさん入っていたトマトですが
ピューレにすると200ml瓶でわずか7本だけ。
いかにトマトが凝縮されているかがわかると思います!
でもよく見ると右の4本と左の3本の色が違うのにお気づきですか。
これが名農オリジナルトマトピューレのセールスポイント。
実は使ったトマトの品種が違うのです。
右の赤いピューレは「桃太郎EX」。
甘さと酸味が適度な美味しいトマトです。
左は赤というよりはオレンジ色。
トマトなのにオレンジ色とはおかしな表現ですが
とてもきれいな色をしています。
品種名は「桃太郎ゴールド」!
育種したタキイさんはオレンジではなくゴールドと表現しています。
さてトマトといえば健康維持機能成分であるリコピンが有名ですが
この桃太郎ゴールドの色素はリコピンの中でもシス型リコピンというタイプ。
なんでも赤系のリコピンよりも体に吸収されやすいのだそうです。
カゴメもデルモンテも残念ながら品種別ピューレやケチャップは作っていません。
しかし名農オリジナルピューレでは品種で選ぶことが出来ます。
作る料理によって色を選択する、機能性を選べるなど
消費者に選択する楽しさも提供しようと考えたところがポイントです。
しかし1回の製造でできるのは10本にもなりません。
この超数量限定品を明日、八戸のはっちで行われる
名農ファーマーズマーケットで試験的に提供する予定です。
色が違えば料理での使いかたも当然かわるはず。
みなさんならオレンジ色のピューレ、どう使いますか?
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ムーランはお持ちですか?

2015年09月26日 | 環境システム科
この大型のコーヒーミルのような器具は何かおわかりですか。
風車のようにぐるぐると回っている器具の中にあるのは
コーヒーではなく、なんとトマト。
もうおわかりですね。これは野菜用の裏ごし器なのです。
調理器具の名前は「ムーラン・ア・レギューム」。
一般にはムーランという名前で流通しています。
こんな裏ごし器、見たことがないと驚かれるのも当然。
これはフランスなどヨーロッパで用いられる器具なのです!
パリで有名な「ムーランルージュ」というキャバレーのシンボルは赤い風車。
実はムーランとは「風車」の意味なのです。
ぐるぐる回して使うからこんな名前になったのではないでしょうか。
日本の裏ごし器とはずいぶん形も使い方も違うようですが
フランスではどこの家庭にもある調理器具らしく
自家製トマトピューレはもちろん、
ジャガイモなどをすりつぶして料理に使っているそうです。
このムーランを使って作っているのは名農オリジナルトマトピューレ。
環境システム科2年生がマーケティングを学ぶ題材として
毎年この時期に数量限定で作っています。
さて今年はいったいどんなピューレができるか楽しみです。
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