花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

オープンラボ

2015年03月09日 | 環境システム科
ここは名農の順化温室。
中が3つのブロックに区切られてるガラス温室です。
今、この場所でいろいろな垣根を越えて共同研究が始まろうとしています。
事のきっかけは県内企業からの研究提案!
社会貢献を目指す企業が環境システム科へ研究支援をすることになりました。
しかしTEAM FLORA PHOTONICS は独自の研究テーマをもっているので
とてもすべてを受け入れるわけにはいきません。
そこで同じ環境システム科の施設園芸チームと連携して行うことになりました。
場所はこの順化温室、今までチームが本拠地として使っていたところです。
来月にはここに施設園芸班を迎え、すべてのブロックを使って
お互いの知識や技術を交換しながら予備実験に取り組む計画です。
学校内の研究班の垣根、学校と企業の垣根を取り払って
取り組むオープンラボは、最近の名農では珍しいケース。
名農のシンクタンクとして、
今後、どのような成果を上げられるか楽しみです。
明日はそんな研究者の卵が挑む高校入試。
頑張ってください。
コメント

幻の植物

2015年03月09日 | 研究
チームが新しく購入したクリスマスローズが蕾をつけたので
久しぶりにNikon Dfで撮影してみました。
名前は以前もご紹介した「ヘレボルス・チベタヌス」。
1869年にフランス人の神父さんが中国四川省で発見しています。
しかしそれ以来、120年余りも生きたチベタヌスが発見されず
幻の植物といわれていました。
ところが1989年、日本人によって再発見され
園芸家の間で大きな話題となりました!
クリスマスローズは何種類も原種がありますが
いずれもヨーロッパ、中央アジア原産。
このチベタヌスだけが唯一、東アジア原産なのです。
今では栽培法も確立され、今後交配親として
新しいクリスマスローズの作出に期待されています。
すでに真っ白な原種であるニゲルと交配した
白とピンクが混ざった「ピンク・アイス」が誕生し話題となっています。
欠点は播種から開花まで5~7年もかかるところ。
気長に楽しむしかありません。
コメント