超小型水耕栽培装置

土肥実験室にとても小型の水耕栽培装置を発見しました。
生物生産科の野菜研究チームのものですが
60cm水槽ぐらいの大きさしかありません。
しかし照明も空調のファンもついています。
中には何やら種子が播かれているようです。
チームがフローラ（草花）と
フォトニクス（光工学）の研究を始めたのは５年前！
当時はこのような装置はなく、
初代男子メンバーが手作りして作ったものです。
ところが今では安価で販売されるようになり、
LEDを使った栽培は珍しいものではなくなりました。
現在は光を活用して何をするのかという目的が大切となっているようです。
そのためには植物生理についてきちんと知らなければなりません。
知れば知るほど不思議な植物の世界。
この超小型装置はそんな知的好奇心にこたえる優れものです。

白いクリスマスローズ

これがこの冬、チームに新しく加わった
真っ白いクリスマスローズ。
とはいってもクリスマスに咲く原種のニゲルではありません。
春先に咲くオリエンタリスの仲間です。
このまま自家受粉させるとおそらく白花の種子ができます！
しかし他の有色系の花と交配させると
どんな色の花になるのでしょうか。
かつて２色の異なる花色を交配させたところ、
優性、劣性の関係に左右されるだけではなく、
２つの色を持った花が誕生することもありました。
これもちょっとした実験。
楽しみながら交配したいと思います。