共通テーマ「熱」でAが書いた詩を投稿します。
状態方程式
扉をこじあけるのに
鍵がいるのか
本当に必要なのか
ずっと見つからぬ
鍵はないのか
本当は存在しないのか
金属の物体は苦手だ
あえて探していない
あくびで目玉が曇っている
怠け者の君とわたしの
なんの価値もない熱が
むなしくぶつかり陽炎立つ
気体はあてどなく昇っていく
冷めてしまったら液体になる
楽になったら固体になる
むなしく体温を保つ
それだけのために
わたしたちは食わねばならぬ
互いを食わねばならぬ
楽になるのは死ぬ時だ
楽になったら死に時だ
状態方程式
扉をこじあけるのに
鍵がいるのか
本当に必要なのか
ずっと見つからぬ
鍵はないのか
本当は存在しないのか
金属の物体は苦手だ
あえて探していない
あくびで目玉が曇っている
怠け者の君とわたしの
なんの価値もない熱が
むなしくぶつかり陽炎立つ
気体はあてどなく昇っていく
冷めてしまったら液体になる
楽になったら固体になる
むなしく体温を保つ
それだけのために
わたしたちは食わねばならぬ
互いを食わねばならぬ
楽になるのは死ぬ時だ
楽になったら死に時だ