湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

問の句

2022-04-29 21:17:50 | 文学

昨日の句会で選に入った「問」の句です。
春愁や問えど声なき妻といる
料峭の弔問の声響きけり
茶の席の問答を聞く燕子花
質問の腕まっすぐにヒヤシンス
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来月の湘南句会

2022-04-28 20:53:20 | 文学
今日の4月例会で、来月の予定を次のように決めました。
日時 5月27日(金)15:00~
場所 逗子市民交流センター1階
兼題 浮 薄暑 *「浮」の句には夏の季語を入れてください。

市民交流センターのある逗子文化プラザの花壇に咲いているこの花、なんでしょうか? 
他にネモフィラも満開でした。
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小田原牧野信一生家跡

2022-04-27 21:12:37 | 文学
コロナ下のマイクロツーリズムで湘南を記録する会の小田原ツアーに参加。

小田原駅とその周辺が、しばらく見ない内にきれいになってました。

駅前(東口)のこのあたりに牧野信一の生家があったそうです。
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湘南文芸来月の予定

2022-04-25 19:40:39 | 文学
亀岡八幡宮境内の植木市で野菜の苗を買いました。

今日の4月例会で、来月の湘南文芸の予定が下記の通り決定。
日時  5月25日(水)14:00~
場所  逗子市民交流センター1階
テーマ 固い・硬い ブレーキ 浮く
提出締切 5月22日(日)

テーマという種や苗からどんな実がなるか、楽しみです。
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封の詩パート6

2022-04-23 09:20:33 | オリジナル
共通テーマ「封」でAが書いた詩を投稿します。

封印

この世界に怯え
封をするように顔を伏せて
のぼってくる君に
小さな声でおはようと言う

君を損なうのをおそれ
高い声を出せなくなった
強く抱き締められなくなった
声はかすれ 
言葉はとぎれる

現世ではあり得ない顔つきで
嘘のように親しげに接してきた
ゆうべの夢の中の人

もう来ないで
もう来ないで
つぶやきは
次第に君の声になる

小さな声でおやすみと言って
君はくだっていく
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骨の詩パート6

2022-04-21 13:42:55 | オリジナル
共通テーマ「骨」でAが書いた詩を投稿します。

パレイドリア

リトグラフを
反対側の壁に移した
斜め前のスタンドを点けて本を読む
 
目を上げると
絵の中で画家が
すべての骨を曲げ膝を抱えている

壁に色濃く滲みる配色
以前は見えていなかった強い陰
元の位置では
墨色も含め明るく見えた
画家から直接譲り受けた時には
抽象柄は踊っていた

息をつくため窓を開ければ
深夜の雨でにじむ外灯が
アブストラクトな黄泉の月に
姿を変えている
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骨の詩パート5

2022-04-19 10:57:42 | オリジナル
Zが書いた詩を投稿します。神武寺のツツジの写真もZの撮影です。

あの世とこの世 

その昔 深い 深い 穴掘って 
何本もの綱でぶら下げて
小さないとこを葬った
あそこに行けば 繪ちゃんに
会える気がした

いつ頃からか お上のお達しで
父母の焼殻は 白い珊瑚に成り代わり
短い箒でかき集めて 壺の中
お浄めの最中 一服しながら
眺めていた 立ち上る父母の煙

あそこに行っても 
天空高く舞い立ったあの人たちに
会える気しない 彼岸の日
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割るの詩パート3

2022-04-18 19:48:44 | オリジナル
共通テーマ「割る」でZが書いた詩を投稿します。

今年も巡ってきた スプリング 

ひび割れたアスファルトの隙間から
沢水滴る 苔むした石陰から
所構わず 飛び出してくる春
春が 誘った観察会

この花わかる このタンポポの特徴は
盛り上がる マスク越しのお喋り
そんなことどうでもいいよ
言いたくても言えない忖度の心

土手割り出てきたヨモギを摘まんでこすり
これ草餅にすると 旨いんだと呟くと
そう 売っているものと違って匂いがいいの
応えてくれた言葉のせいで                              
私の埃積もった記憶から                          
忽ち蘇る母が作った草餅の香り
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封の詩パート5

2022-04-17 17:58:50 | オリジナル
共通テーマ「封」でZが書いた詩を投稿します。鷹取のホタルカズラの写真もZの撮影です。

本当の事を言ったら 
 
よく言われたっけ
先生は 腰が抜ける程飲んでも
本当の事を 言わないから
本心と名付けるものなど 
俺は 持ち合わせていないよと
ワケのわからない返答をしていた。

よく言われたっけ
先生のプレゼンは 難解な言葉遣いで
なんだか欺されている 気がすると
おっしゃる通り 一生懸命忖度して作ったんだよ

嫌いな奴に 言われたっけ
お前のアタマの中を覗いてみたいよと
どうぞ 俺のアタマをかち割って覗いてみてよ
貯まりに貯まった 本心が
冷蔵庫の中のショウガのように 干からびて
コロ コロ転がっているのが見える筈
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骨の詩パート4

2022-04-16 10:28:21 | オリジナル
共通テーマ「骨」でEが書いた詩を投稿します。

骨格

街を歩く
地方の町にも若い人がいる
みなスラリと背が高い
男女とも骨格が正しいのだ

骨格の矯正には
何世代もかかるはずだった
それが高度成長一世代で
変化が顔にも現れてきた

普通に美男美女の若者たち
それを楽しみ街を歩く
揶揄されてきた日本人だが
白いがどうした と気が晴れる
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