湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

漱石の詩碑

2024-01-28 23:35:37 | 旅行

修善寺といえば修善寺の大患。夏目漱石はずっと悩まされていた胃病の転地療養のため、修善寺温泉菊屋旅館に滞在中、明治43年8月24日に800グラムの大吐血。一時人事不省に陥りました。

この出来事が後の人生観や創作に影響を与えたといわれています。

快方に向かっていた9月29日に病床で書いた五言絶句が刻まれた詩碑が、修善寺自然公園もみじ林にありました。

仰臥人如唖 黙然看大空 大空雲不動 終日杳相同
(仰臥して人唖の如く、黙然として大空を看る。大空は雲動かず、終日杳として相同じ)

――という「修善寺日記」の一部を自筆したものが刻まれています。

帰京後朝日新聞に連載した「思い出す事など」にも、この時のことが書かれています。

↓現在の菊屋本館。

むちゃくちゃ立派な旅館です。私はもっと庶民的なホテルに泊まりました

漱石が滞在していた旧本館2階部分は修善寺虹の郷に移築され、夏目漱石記念館として公開されています。

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虚子@修善寺

2024-01-26 22:10:30 | 旅行

輪行で修善寺へ。

修善寺駅で地元産椎茸たっぷりのそばで腹ごしらえしてからサイクリング。

修善寺梅林に、ふたつ並んだ高浜虚子の句碑がありました。

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湯河原だけどRYOKAN TOKYO

2019-04-11 21:09:56 | 旅行
さまざまな文学者が好んで逗留した湯河原にちなんで原稿執筆パック、積ん読解消パックなどのユニークなプランがあるTHE RYOKAN TOKYO(湯河原町宮上742)を見学。

インバウンドのお客様を意識したちょっとキッチュな外観。
中に入ると早速本棚。そして、そこから本をとって読んだりできるYogibo席が

客室にもYogiboが備えてあります。この旅館、一体いくつYogiboが?
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蘇峰と日本平

2019-01-02 23:35:38 | 旅行
国宝・久能山東照宮へ、弾丸初詣ツアー。

久能山へのロープウェイ乗車を日本平で待つ間、日本平夢テラスで静岡パノラマビューを楽しみました。

隈研吾建築都市設計事務所設計の昨年11月に完成したばかりの施設。
1階展示エリアに、逗子ゆかりのジャーナリスト徳富蘇峰のパネルが。
「日本平」の名を広めたのが蘇峰なのだそうです。
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室生犀星馬込東の家

2018-12-30 21:42:56 | 旅行
今日も馬込ポタリング記。
犀星は家を建てるため、早速土地さがしをはじめ、馬込東三丁目七六三の蕪畑を百五十坪借りた。うしろは禅刹万福寺、前は藪地であった。ここらは字名を久保といった。ここなら土地は高いし、空気も澄み、子どもたちの健康にはもってこいの場所に思えた。近くに小林古径のアトリエがあり、放しがいにした孔雀がクウクウと鳴くのが、のどかな田園の気分を深めていた。(近藤富枝「馬込文学地図」より)
室生犀星が昭和7年に新築移転した場所を捜してみると、そこには赤っぽい外壁のマンションが建っていました。

↓マンション前に建てられた案内板。

近くの万福寺には、室生家の広い庭にあった庭石を使った句碑が、2基設置されています。


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逗子老龍庵扁額

2018-12-29 22:05:43 | 旅行
明治29年、徳富蘇峰は逗子に両親のための別荘「老龍庵」を建てました。
その名前を書いた額が、先日訪れた大田区立山王草堂記念館「蘇峰と勝海舟」コーナーに展示されていました。

交流のあった勝海舟に頼んで書いてもらったのだとか。真中にある扁額がそれです。達筆すぎてよくよく見ないと読めないっす。

勝海舟の他にも錚々たる知己の書や書簡が展示されています。
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徳富蘇峰と尾崎士郎

2018-12-27 17:49:32 | 旅行
都内ポタリングで大田区立の2つの記念館に行きました。どちらも旧居跡に建っています。

山王草堂とは徳富蘇峰が大正時代に大森に建てた家のこと。蘇峰公園内の山王草堂記念館の中に、草堂の二階部分がすっぽり収まり保存されています。
徳富蘇峰と尾崎士郎は、昭和初期の大森山王でご近所さんだったんですね。行くならハシゴせざるを得ないこの距離!

尾崎士郎記念館にはツーショット写真が展示されていました。

2人の年齢差は36歳。徳富蘇峰91歳、尾崎士郎55歳頃ということになりますね。
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山本周五郎住居跡

2018-11-26 23:23:12 | 旅行
作家の足跡を求めて都内ポタリング@馬込文士村。

山本周五郎住居跡の案内板。近くに編集者として彼と親交のあった今井達夫のことを記した案内板もありました。

山本周五郎が散歩したという万福寺には、馬込だけに馬の像が。

鎌倉時代の武将梶原景時の子梶原景季に、源頼朝が与えた磨墨(するすみ)という馬だそうです。本当に馬込産の馬らしいです。
で、下の写真は鎌倉霊園の山本周五郎の墓。

馬込と鎌倉がつながりましたね。
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池上本門寺

2018-09-09 20:13:23 | 旅行
今日もお寺に行きました。池上本門寺です。

目的は幸田露伴掃苔。

境内の五重塔は重要文化財。徳川二代将軍秀忠の乳母、岡部局の発願で慶長13年(1608年)に完成したもので、関東に現存する幕末以前の五重塔としては最古だそうです。その五重塔を望む幸田家墓所に幸田露伴の墓がありました。代表作「五重塔」(明治25年1892年発表)とのシンクロ具合が絶妙ですね。
池上本門寺には力道山の墓もありましたよ。
コメント (2)
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朔太郎@北沢川

2018-08-27 21:43:04 | 旅行
昨日は又々、世田谷の北沢川緑道をポタリング。萩原家の巻です。

↓風景資産61号鉄塔

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