湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

11月の湘南句会

2022-10-31 23:24:17 | 文学
 HAPPY HALLOWEEN!
今日の句会は、市民交流センターの市民活動用パソコンとプリンターで投句一覧を作成してやってみました。
来月の予定は下記の通り決定しました。
日時 11月25日(金)15:00~
兼題 「時雨」「浅い」
 *「浅い」には冬の季語をつけてください。
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11月の湘南文芸

2022-10-30 21:45:34 | 文学

来月の湘南文芸は次のように決定しました。
日時  11月24日(木)15:00~
場所  逗子市民交流センター1階
テーマ 正義 雑 増える
締切  11月21日
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自由題「朝食」

2022-10-29 05:10:27 | オリジナル
Sが自由題で書いた詩を投稿します。

朝食

何処なの
洞窟ではない
平原でもない
海でも、空でもない

風が通り過ぎる
潮のにおいがする
草木のささやきが聞こえる

今日は
白い大きな皿に
山盛りの ブロッコリースプラウト 
ブルーベリー大匙 3杯
大豆ヨーグルト カップ2分の1

フランスパンにブルーチーズと生ハムを挟む

小豆に黒砂糖をかける
抹茶を喫す

何か足りない
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面の詩パート4

2022-10-28 10:17:12 | オリジナル
共通テーマ「面」でSが書いた詩を投稿します。



覚えがあります

大きな月の出た夕方の踏切で
あなたを私は見染めました

11月の最後の日に
京浜急行のあの踏切で
面、面、面、
面、面、面
面、面、面

暖かかったので行き交う人は何人もいたのですが、
探している面構えが見つからなくて
困っていました

やっと見つかったのがあなたでした
踏切の向こうに大きく現れたどら焼きのような
ふくよかな月を
その瞬間に私は誰かさんと喜びたかったのです
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命じるの詩パート4

2022-10-27 10:11:40 | オリジナル
共通テーマ「命じる」でSが書いた詩を投稿します。

命じる

かくして種は護られた
かくして種は滅びた
かくして種は彼の地を後にした
かくして種は彼の地を目指した
かくして種は再び滅びた

かくして残存した種のうちの強きものは再び彼の地を目指した

かくして主は
滅ぶべきを滅ぼした
かくして主は
彼の地に導いた
かくして主は
再び滅ぶべきを滅ぼすこと2000年
主よ
良きものを地上にのこし給え
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面の詩パート3

2022-10-26 15:00:25 | オリジナル
共通テーマ「面」でAが書いた詩を投稿します。

下段の構え

未解決でうなされるくらいなら
上段の構えから素早く振り下ろし面を打つ
そんな爽快な一本をこいつから取る
嫌なこと言う嫌な奴を前に夢想するが
反駁する台詞の貯えがない
貯えようとする気持ちがない
面と向かって放つ勢いがない

強い風を受け流し
流しきれなければ散る
草の花の意気地なき強さ
泣きたくなる清々しさ
一人摺足で野を歩む
下段の構えで
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示すの詩パート2

2022-10-24 20:31:18 | オリジナル
共通テーマ「示す」でEが書いた詩を投稿します。

規範を示す

英国にはすぐれた伝記が多い
少年はパブリックスクールで
それらを学ぶ
示された行路を行くべく
己を鼓舞する

故に英国は世界に
大をなしたか
本朝をかえりみるに
りょうりょうたるを悲しむ
失われた三十年は
五十年百年となるやもしれぬ

否 否
すぐれた先人 伝記はあつのだ
ただ後世に
情熱をもって示すに足る
先生が見あたらないだけ
ひたすら偽善となるをおそれ
矮小な己のからにこもる
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命じるの詩パート3

2022-10-23 09:00:18 | オリジナル
4年ぶりの光の波プロジェクトin ZUSHI。今日も17:00~20:00に開催されます。

では、共通テーマ「命じる」でEが書いた詩を投稿します。
命ずる

なにがむずかしいと云って
己れに命ずる以上の困難はない

たとえ命じえたとしても
完遂できない
大方は三日で終る
これが常人

偉丈夫は
艱難辛苦遂行して
やむことがない
命果てて後終る

その生は絶悽愴
一種の美を帯びさえもする
劇詩は生涯を描いて
普通人を鼓舞しなぐさめる

深夜 詩をひもどくとき
眠りは飛び去って
暁まで戻ることはない
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示すの詩パート1

2022-10-22 09:04:08 | オリジナル
共通テーマ「示す」でZが書いた詩を投稿します。

示す

お一人さまは 忙しい
ヘルパーさんから「今日お伺いしていいですか」の電話
「嫌だ 片づいて居ないから」って言いたかったけど
無理して「いいですよ」と言ってしまった

おはようございますの挨拶のつぎに
床はグズグズ 壁はメモだらけの
居間に案内した
クスリはココ お薬手帳はココ

けどね 違うところを見られているなんてお見通し
見てくれ 見てくれ 私の寂光土
ココでくたばることは 最早必定だから
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命じるの詩パート2

2022-10-21 21:02:27 | オリジナル
共通テーマ「命じる」でZが書いた詩を投稿します。桜山神明社のイヌショウマの写真もZの撮影です。

命令

雨あがりの通園路 
「やめて やめて かわいそう」
「ミミズを いじめないで」
響きわたる 甲高いかわいい叫び声

石持ちぶつけられてきて 傷だらけの私にも
「やめて やめて かわいそう」
「おじいちゃんを いじめないで」って 言って欲しいな
言ってくれたら 傷の痛みも
少しは和らぐと思うけど
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