湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

離れるの詩パート6

2017-05-31 00:51:33 | オリジナル
共通テーマ「離れる」でAが書いた詩を投稿します。

蛍に狩られる

不定形の楕円
不規則な点滅

川端に集う人々は
ランダムな光に
感嘆した後飽きて
現今の暮らしの
くさぐさを喋り出す

それでも光は
明滅を繰り返し
不意な速度で求愛する

ふと愛された錯覚をして
それをきっかけに
隘路を歩み出す
川床から梢に不意に昇る光
人々は沈むように
河を離れる
狩られる前に
蛍に夜を
明け渡すのだ

季節に 他者に
添いながら離れていく
わたしたちこそ
不規則な明滅


「離れる」「雨」の詩の提出締切は6月2日(金)です。未提出のメンバーさん、よろしくお願いします。
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駆け込み詣

2017-05-30 12:57:59 | イベント
28日日曜日は三浦半島二大霊場大開帳の最終日。いつもは閑散としている六代御前にも参拝客が入れ代わり立ち代わり訪れていました。
 三浦不動尊霊場第26番札所 六代御前不動院
下の写真は平日に撮ったものなので空いてますけど、一昨日は神武寺も混雑していたみたいですね。
 
三浦薬師如来霊場第1番札所 醫王山神武寺 薬師堂

そして昨日は、まんだら堂やぐら群春の限定公開最終日。次は秋。10月21日~12月11日の土・日・月・祝10:00~16:00です。

こちらもひっきりなしにハイカーが訪れていました。Aもひとり吟行に行きました。

晴嵐(あおあらし)やぐらの眼窩掻き削る
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離れるの詩パート5

2017-05-29 08:33:02 | オリジナル
共通テーマ「離れる」でSが書いた詩を投稿します。

ビンのフタ

テーブルから物が落ちる
さわがしい!
私は隣人がいない
となりは引っ越して雨戸が閉まっている
ところがさわがしいのだ
たおれたビンは持ち去られたが
ビンのフタはころがりつづけている
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離れるの詩パート4

2017-05-28 01:59:11 | オリジナル
共通テーマ「離れる」でSが書いた詩を投稿します。

男と女

離れろ 来るな
と男
は閉じこもって泣いた
が女は彼をつかまえた
ではコマーシャル
とテレビが言った

それから50年
の歳月が落ちて男
は骨壺の中へ
あれほど願った海
へは返してもらえない

男は壺の中
で涸れてしまうのだ
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雨の詩パート14

2017-05-27 00:09:35 | オリジナル
昨夜の逗子海岸花火大会は第60回記念だったのに前後に微妙に雨降っちゃって、打ち上げ中は海岸側にかなり煙が立ち込めちゃって。
でもまあ、楽しく見させていただきました。

では、共通テーマ「雨」でSが書いた詩を投稿します。

雨に匿われている
で アタマはいかが と訊かれ
「三角です」と答えた
旅だからタクトはやはり
男が振りたがる
片道キップをにぎりしめるホータイまいた指
雨にみんなと同じように
匿われている
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雨の詩パート12

2017-05-26 00:00:34 | オリジナル
天候がちょっと心配ですが今日の逗子海岸花火大会の準備が前日から着々と進められています。

では、共通テーマ「雨」でTが書いた詩を投稿します。



運河は
突如ざわついて
すっかり雨の匂いがたちこめた
大きなバニアンツリーの下へかけ込んだ
Tシャツがピタッと体に張りついて
二人 くちづけをした

休むことなく ビショ濡れになって
走っている人達がいる
空は半分明るい
一瞬幼い日に出会った風が吹いて
雲は移動し
再び運河の波はキラキラし始める

移って行った雲のあるあたりの空に
大きな虹が出た
鮮やかに透明だ
虹は運河の記憶のなかにはいつもあるのだ
二人の記念の旅の記録にもとじこめられてしまった
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雨の詩パート11

2017-05-25 00:00:35 | オリジナル
共通テーマ「雨」でIが書いた詩を投稿します。

ある一日

雨の降る日はおっくうで
外に出る気がしない

雨音をきいて
雨音をかき消す為
CDでもかけて

本でも読んで家に居る

雨の降る日はめんどうで
外に出かける気がしない

雨音をきいて
雨音をかき消す為
ギターでもひいて

楽譜を開いてみる
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雨の詩パート10

2017-05-24 00:00:17 | オリジナル
共通テーマ「雨」でSが書いた詩を投稿します。
 神武寺地蔵堂
ささやく雨

降りやまぬわたくしの
赤い雨が
一日中ささやく
   ひとのことで悩むな
   さびしくないひとは無口だ

ささやかれるのは
苦手だ
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離れるの詩パート3

2017-05-23 00:30:45 | オリジナル
共通テーマ「離れる」でSが書いた詩を投稿します。

メイン州の一室

雨が落ちるように
この3人のなかの
だれかが死ぬだろう
考える時間がありすぎる
もうすぐ発狂するだろう
母か長男か次男か

メイン州の美しすぎる風景のなかの
美しすぎる家の一室
だれも見ていないカーテンに
しがみついたゴキブリ
次男を母親に返すべく
日本から来た私は
明日 ここを離れる 飛行機で
乾杯する未来のない
小さい悪の絵を置き去りにするつもり

アフガニスタンのシャツ脱ぎの刑などから
おぞましいものを離れてきて引きこもりつづける元兵士は長男
次男はウィスキーを抱きしめ
母は聖書を食べ
ゴキブリだけが生きているような

私はリスクをすこしふやしても
善の小さい絵を画きたい
それが私の理性だが……
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離れるの詩パート3

2017-05-23 00:00:09 | オリジナル
三浦不動尊霊場第28番札所黄雲山延命寺(逗子市逗子)。12年ぶりの酉年大開帳は今度の日曜日まで。

では、共通テーマ「離れる」でSが書いた詩を投稿します。

離れて

離れて棲む
それでも 自分から
離れられず
目が覚めて すでに
演技の手足だよ
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