湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

太るの詩パート4

2023-12-23 09:32:57 | イベント
共通テーマ「太る」でZが書いた詩を投稿します。
腹囲 
 
健康診断のたび
巻き尺で腹周りを測られる
年ごと 腹周りは大きくなった
 
俺が大食漢ということではないのだが
きっと腹の中には 今まで消化できてこなかった
希望 絶望 欲望の塊が こびり付いているからなのだ
 
そうして今では躰に同化してしまった
かなわなかった希望 中途半端な絶望 捨てられなかった欲望
そんなもので一段と太くなった腹周り
来年の数値が楽しみだ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

閉じるの詩パート3

2023-09-23 11:10:53 | イベント
共通テーマ「閉じる」でZが書いた詩を投稿します。
閉じる
 
部屋のドアに 鍵掛けて
僕はもう何年も 閉じこもっているんだ
 
そんな僕が 一ヶ月に一度外出するして
お話しする相手と言えば  
八十を過ぎたおじいちゃんとおばあちゃん
おじいちゃん達も 本音を言わないし
僕も 本当の僕の心を言わないんだ
それでも 何か褒めて欲しくて
バスと電車に乗って 
おじいちゃん おばあちゃんに会いに行くんだ
僕は自分が 深い谷間に落ち続けている事ぐらい
充分わかっているのだけれど
また 家に帰ってドアに鍵を掛けてしまう
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白の詩パート3

2023-02-08 06:55:08 | イベント
共通テーマ「白」でAが書いた詩を投稿します。

卵色の車

卵の殻色の車で
雲のような橋を渡る
その空に昇るごとき勾配
前も後ろも見えない
ずり落ちる! 

その瞬間
下りに入り
視界は足元に変わる
ブレーキペダルと
アクセルペダルが
虫のように蠢き
どちらもうまく踏めない

しかし難なく辿り着く
家に乗り入れて降りると
上階に納める術を
廊下で家族が思案している

車体の色はなぜか
この家の壁の色
黒に変わっていた
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小笠原学園祭

2022-09-08 23:16:13 | イベント
コロナ禍で延期になっていた小笠原学園の学園祭。今年は10月8日(土)に開催されることになりました。
当日12:25~の俳句添削への投句を募集中。

13:00~はAによる「日本語表現どっちがいいでSHOW」を開催します。
学園生以外の方も参加できますので、事前の投句や当日の来場をお待ちしています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

離れるの詩パート4

2022-03-14 09:42:07 | イベント
共通テーマ「離れる」でZが書いた詩を投稿します。

いやだ

離れたくない 離れたくない
生まれ育ったこの地から
かと言って
しがみつくもの ありゃしない
そんなこと とうの昔に分かっていたが

離れる事が迫って来ると
だらしないナメクジみたいな俺の底根が
アタマの中で騒ぎ出す
離れたくない 離れたくない
この地から

離れる事を決めるのは この俺なのに
そうだからこそ離れたくない
ナメクジみたいにベトベトした俺の根性
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マスクはおしゃべり

2021-11-05 19:19:02 | イベント
逗子在住の洋画家、佐藤泰生さんの「マスクはおしゃべり展」に行きました。

私たちが今、仕方なく付き合っているマスクを、積極的に捉える展覧会。11月7日まで逗子文化プラザギャラリーで。
7日(日)11:00~12:00は画伯を囲むトークも予定されています。

マスクは冬の季語。ってことで、マスクの名句を渉猟してみました。
マスクするたび耳朶は生え変る 宇多喜代子
マスクして断りの語尾濁しけり 川村紫陽
テーブルに君の丸みのマスクかな 村上健志
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あなたもエッセイスト講座

2021-09-03 17:56:26 | イベント
 逗子マリーナ
Aが講師を務める逗子市社会教育出張講座 あなたもエッセイスト 人を感動させる文章の書き方 が、逗子マリーナに隣接する小坪コミセンで開催されます。
2018年から毎年やっていますが、今年は2~3月に行う予定だったのが新型コロナウイルス感染拡大の影響で9月16・30日(木)10:00~12:00に延期になりました。
とはいってもまだ収束してないよね…ということで、前回までは申込開始日にキャンセル待ちになっていたりしたのですが、今回は申込少なめ。
少人数で間隔をとって受講していただく方がいいかとも思うのですが、珍しくまだ参加の応募ができる状態なので念の為の告知でした。
ご希望の方は、広報ずし9月号12ページ・逗子市ホームページ・逗子市広報掲示板などをご覧の上、逗子市社会教育課にお申し込みください。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

屋外開催

2020-03-16 01:00:44 | イベント
いつもの開催場所が休館中だからといって、湘南文芸・湘南句会をずるずる延期にしてしまっては、みんなの創作モチベーションが下がってしまう~
手を伸ばして相手に届かない程度の距離で屋外で会話するのなら感染リスクほぼなし。なので、日時は変更しません。場所を屋外にします。
湘南文芸 3月20日(金)14:00~ 亀岡八幡宮境内集合。雨天中止。中止になった場合に備え、前もって来月のテーマを決めました。「転ぶ」「花」です。テーマ又は自由題の詩を4月24日までに、Aにメールまたは郵送してください。
湘南句会 3月25日(水)15:00~ 文化プラザ・フェスティバルパーク集合。雨天の場合は文化プラザ軒下で投句のみ行い、次の兼題と日程を決め解散。

こういう時こそ自然や自らの言葉とじっくり向き合う絶好のチャンスです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エッセイ講座

2020-01-31 21:32:15 | イベント
カルチャーセンターさいか屋横須賀の湘南文学散歩ー逗子鎌倉の文学を訪ねるの申込は今日で締め切りました。
同じくAが講師を務める逗子市社会教育出張講座あなたもエッセイストの申込受付が3日(月)から始まります。

今年度の会場は沼間コミセンです。逗子市広報板でチェックしてね。今日までに市内に配布された「広報ずし」2月号にも告知が掲載されています。
受付開始から2~3日で定員に達しキャンセル待ちになる可能性があります。
必ず2月20日と3月5日の開催日に出席できて、その間にエッセイの提出もできる方は、お早めにご応募を!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文学散歩講座

2020-01-20 22:45:49 | イベント
Aが講師を務める3回完結の講座「鎌倉逗子の文学を訪ねる」の詳細をお知らせします。
2月5日(水) 座学@カルチャーセンターさいか屋横須賀
3月4日(水) 新逗子駅集合 逗子文学散歩
4月4日(土) 長谷駅集合 鎌倉文学散歩
いずれも13:30~15:00 3回分の受講料9,240円 テキスト代1,080円

3月の逗子文学散歩は、田越川沿いに逗子湾まで歩き、逗子ゆかりの文学をたどります。

4月の鎌倉文学散歩は、吉屋信子記念館、鎌倉文学館、甘縄神社などを訪れます。
お問い合わせ・お申込みは0120-098-011カルチャーセンターさいか屋横須賀までお願いします。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする