鯵のナムルと鶏と生姜のかさね蒸し

明日あさってと連続で若干？記念日仕様の食卓になります。
なので今日は穏やか～で胃袋にも優しい料理を並べて、晩酌も控え気味に♪

＜鯵のナムル・鶏挽き肉と生姜の重ね蒸し・塩豆腐・おにぎり＞
　　　　　　　　　

●あじのナムル
きれいな生食用の鯵があったので、今日は新生姜たっぷりのナムルでいただきます。
　　　　　　　　
秋には死ぬほどたくさん秋刀魚で作ったナムルですが、
この時期たくさん出回る鯵で作ったナムル、
程よい身のハリと青魚の割にはたんぱくなお味を楽しめます。

三枚にさばいた鯵は骨抜きで小骨を抜き、腹骨は削ぎます。
頭の側から皮をはぎ、細切りにします。
千切りにした生姜・ネギの小口切り・塩ひとつまみ・ごま油で和えれば出来上がり。

食べる直前に和えるよりは、まぜて５分ほど置くと生姜やネギが軽くしんなりして食べやすいです。


●鶏挽き肉と生姜の重ね蒸し
鯵のナムルでもたっぷりと生姜を生で使いましたが、こちらは加熱料理でいただきます。
生姜は生で使えば殺菌効果、加熱料理に使えば体を温める効果。
単に「体を温める」というイメージでしたが、加熱するか否かで効果が違うとは知らんかった～。
　　　　　　　　　　
今日は簡単に、この良くある簡易蒸し器を使います。
※一人分ごとにクッキングシート（オーブンシート）を敷いて置くと取り出しやすいです♪

生姜は皮ごと縦に大きく薄切りにします。
まずは薄切り生姜→ネギ・酒と練り合わせた鶏挽き肉→ワカメ→挽き肉→生姜・・・と何層か重ねます。

湯気の立った蒸し器で蒸すこと１０分強（素材のボリュームによって加減）。
重ね蒸しを皿に取り出したら、鍋に残った湯に醤油と水溶き片栗粉を加えて醤油あんを作ります。
とろみがついたら、重ね蒸しにたっぷりかけてできあがり。

　　　　　　　　
注意した点は、
重ねる時にワカメと生姜はひっつきにくそうなので、鶏挽き肉を接着剤代わりにはさみました。

なかなかさっぱりとして美味しい～♪
昨日から一転して今日は一日しっかりと雨降りで、温かい料理が恋しかったところ。
たっぷりの湯気で温まった料理は胃袋にも優しい。
蒸したプチトマトの酸味も料理の良いアクセントとなりました。


●塩豆腐
「ちょっと久しぶりやねぇ。」とオット。
寒い季節にはもっぱら煮ものや鍋に使っていた豆腐ですが、
冷奴が出ずっぱりになる季節の前には重宝する豆腐料理です～。
　　　　　　　　
固めの木綿豆腐を食べやすいサイズに切り、しっかり水切りします。
（豆腐を水から温め、芯まで温まったらザルに上げてそのまま冷ますと、しっかり水切り出来ます）

表面の水気を拭き取り、両面に塩をすり込んだら
薄く油を引いたフライパンで焼けば出来あがり。

焼のり・味付け海苔ではさんでいただきます。

　

慌ただしく過ぎた土日。
金曜朝から元同僚らと京都奈良方面に行っていた小太郎父を空港まで迎えに行ったら休日が終わります。

金曜日の夜、
「テツがどんよりしてご飯も食べんのよ～。」と小太郎母が心配な様子。
これは父不在のせいか？
今足を痛めている小太郎母の代わりに、
父の留守中はお隣のおじちゃんがテツを散歩に連れて行ってくれたというのもテツにとっては不審の種。
テツの小さな脳みそは「父ちゃんどこ？」と不安で埋め尽くされてた様子で、
三日間、母と目が合えば実に恨めしそうな表情をしてたらしい。

そして昨晩。
父の帰宅を知らせるチャイムと同時に裏から庭に放たれたテツは猛ダッシュで父に駆け寄り、
「もう片時も離れません！」の熱い視線とジャンプ＆アタック♪
「そっか～。テツはそんなに父が好きなのか～。」

先代ワンコの亡きあと、
「どうしても最後にもう一度犬を飼いたい。」という父の願いで飼い始めたテツも４歳。
誰よりもテツを求めていたのは父であり、
今ではお互いになくてはならない存在の様子。
小太郎父も今年の秋には８０。
二人のかたいかたい絆を目の当たりにして「テツの為にも長生きしてくれんと困るよ。」と
元気に旅から戻った父を見て思ったのでした。