タラのハス蒸し桜餅風、初物のタケノコはパセリ炒めで♪

先日の連休のこと。
売っている桜餅を見て、ピン！！ひらめきました～。
そして今夜、そのアイデアを実際に作ってみることに♪
思いついた瞬間からゾクゾクわくわくしてたこの料理、いかがでしょう？

＜タラの蓮蒸し桜餅風・たけのこのパセリ炒め・わらび入りお稲荷さん・アボカドのチーズ和え＞
　　　　　　　　　

●たらのハス蒸し桜餅風
優しい桜色と絶妙なつぶつぶ感。
パッと見は桜餅でしょ？
でも、これは道明寺粉ではなくレンコンのすりおろし、そしてその下はタラなのです～。
もちろん甘くありません！

大のレンコン好きのわが家。
はす蒸しは大好きで寒い季節を中心によく作ります。
加熱することによって、すり下ろした蓮根が自前のでんぷん質でもっちりとした食感に～。
適度な弾力を持つ餅のような蒸しあがりになるのを利用して、
小太郎にしては珍しく、見栄え重視の料理にしてみました♪
なのに、とっても簡単。
　　　　　　　　
まずタラは軽く酒と塩をふりかけて下味をつけて置きます。

レンコンは粗めにすりおろし、ごく軽く汁を切ったら（水分が少なければそのまま）
今日は桜色に染める為に、食紅を少々。
ごく少量でも派手に染まるので、耳かきの１/３程度でまずは色を見てみてください。

キッチンペーパーでタラの汁けを拭き取ったら、
ちょっと深さのある皿にクッキングシートを敷いてタラをのせます。
その上に、着色したすりおろしレンコンと桜の花の塩漬けをのせ、
湯気の立った蒸し器に入れます。
今日のタラは小さめなので、蒸す時間は５分強ってところ。
魚のサイズ、レンコンの盛りに合わせて蒸し時間は調整してください。

　※使った桜の塩漬け、作り方はこちら　→　『春の恒例、八重桜の塩漬け』
　　　　　　　　

道明寺粉を使ってもよいのですが、
ごはんモノは別にいただきたいので、この料理だけでまんぷくになるわけにはいきません。

ひらめいた時から、「きっと春らしいきれいな料理になるぞ！」と確信していましたが
見栄えも桜の香りのアクセントも思ってた以上。
「お店に出せるんじゃないん？」「レンコンで作ったとは思えんよねぇ。」
満足感と自画自賛。
お腹だけでなく、胸もいっぱいになってしまった小太郎です。
昨年の桜とろろ蒸しと共に、春のおもてなし料理としても使えそう♪


●たけのこと豚肉のパセリ炒め
今年はたけのこが早いですね～♪
よく採れる年ならば、黙っててもどこからかおすそ分けでいただけます。
タケノコの下ゆで作業をしている小太郎を見たオットが、「最初はアレで食べたいなぁ。」
「もちろん、最初はアレよ。」と小太郎。
　　　　　　　　
タケノコの旬の到来は早かったけれど、木の芽はまだ追いついてない様子。
実家の山椒の木も、採るにはかわいそうなくらいに小さな芽なので
第一弾は木の芽の代わりにパセリで。

　　※小太郎オススメ、タケノコ料理いろいろ　→　テーマ別特集号　『たけのこ特集』


●ワラビ入りお稲荷さん
ダシと醤油で煮たワラビを刻んで汁けを切り、白飯に混ぜて
甘辛く煮た油揚げに詰めました。

お稲荷さんと言えば中は具だくさんの酢飯が定番ですが、
わが家の場合は、刻んだ漬けものやひじきの煮ものの残りなどを混ぜ込んで詰めることが多いかな。
ゼロから作らないので、とっても簡単です♪
　　　　　　　　


●アボカドのクリームチーズ和え
アボカドにレモン汁をまぶし、常温で柔らかくしたクリームチーズで和えます。
器に盛ったらかつお節をのせて、ワサビ醤油をかけていただきます～。
　　　　　　　　



石川県のデリカテッセン　レ・アールのシェフに、桜の塩漬けを送りました。
今の春で３回目。

桜が咲き始めたというのに、今年はうっかりしていましたが
ギリギリセーフ？で思いだしたので、ようやく発送となりました。
シェフのお店の春の商品、あるいは来客への桜湯サービスにまだ間に合うでしょうか。

一個人として八重桜の塩漬けを作って楽しむのは１３年来のことですが、
こんな風に、シェフを通して見知らぬ人たちに振舞っていただけるのもなんだか嬉しい♪
花をいただくのでたくさんは作れませんが、
これからもささやかな春の恒例として続けられるといいなぁ。