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Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

映画 『ザ・センチネル 陰謀の星条旗』

2006-10-12 07:46:24 | 映画 「あ段」
『ザ・センチネル 陰謀の星条旗』  2006年
原題 : THE SENTINEL
監督 : Clark Johnson

マイケル・ダグラスって前に大統領役やってましたよね。
ジャック・バウワーの名前の方が売れているキーファー・サザーランドとの競演。

その為に書かれたかのようなストーリーだったけど、
原作あったんですね。

単純で分かり易いので、アクションに集中できました。

こういう映画に構成だなんだと言うのは野暮ですよね。

ハラハラ・ドキドキもあったし、飽きなかったし、さっぱりと楽しかったですよ。

ヒロインも(名前知りませんが...)魅力的なフェロモン出してました ←重要です(笑)
逆にキム・ベイシンガーがちょっと地味になっちゃってたかな(残念です...)

もういい歳なのに、マイケル・ダグラスもよく走ります!
キーファーもそろそろ息切れのお歳ですよね(笑)

あっぱれです!

映画 『アダム -神の使い 悪魔の子-』

2006-10-08 10:09:12 | 映画 「あ段」
ロバート・デ・ニーロのファンとしては、
やっぱり初日に行っておくワケです。

『アダム -神の使い 悪魔の子-』  2004年

本国では2004年に公開しているし、
他の国もほとんど2004年に公開。
っつーことは日本はこのままビデオストレートなのかなぁ、
などと心配していたのですが、
良かった、公開してくれて、スクリーンで観れて。

ホラーは苦手ですがね、
そんなに怖くなかったですね。
ストーリーを予め熟読して、怖そうな所を予測していたので、
なんとか乗り切りました。

内容はおもしろかったですよ。
緊迫する場面も所々に散りばめられ。

何より、デ・ニーロの不気味さとキャメロン君の変幻がスゴッ!

ここに出てるキャメロン君は
『記憶の棘』や『サンキュー・スモーキング』、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の頃より前の撮影なので、まだ可愛気も残っちょります(笑)

そして、何て行ってもロバート・デ・ニーロですよ。
カッコ良い。それしか言葉が無い!(笑)

もちろんレベッカ・ローミン・ステイモスも美しかったです...

映画 『アタゴオルは猫の森』

2006-10-04 10:53:21 | 映画 「あ段」
試写会で観たのです。

『アタゴオルは猫の森』  2006年
原作 : ますむらひろし
監督 : 西久保瑞穂

『銀河鉄道の夜』は大嫌いですが、
これはとても良かった。

人に気を使ったり、嫌われるのを怖がったりしないヒデヨシ。
好き勝手に、自分の欲求に正直に...
なんてイイ奴なんだ。
我がままなイイ奴。

なぜか、そのビデヨシを "父上" と勘違い(?)するヒデコ。
そして、なぜかそのヒデコのことだけは体を張って(?)大切にするヒデヨシ。
そんなヒデヨシの愛情がたまらなくイイ。

何も求めていない。
好き勝手に、ヒデコを大切にするヒデヨシ。

そんな愛情がとてつもなく羨ましい。

映画 『アルティメット』

2006-09-26 07:49:56 | 映画 「あ段」
公開当時、観たくて観れなかった作品。
DVDにて鑑賞。

『アルティメット』  2004年
原題 : Banlieue 13 (13th District)
監督 : Pierre Morel

フランスみたいに歴史のある国は、
本物にこだわるみたいで、
CGもスタントもワイヤーも無しッ!てのが売りだった。

元々スタント出身の人だから、それってどうなの?
とかはあんまり考えずに...(笑)

単純にアクション楽しめましたよ。
ストーリーもいちお少しひねってあって飽きなかったし。

あんなに体が自由に動かせたら、
何でもできちゃうような気がするよな。

ちょっと鍛えてみるか?
どうせ三日坊主だけど(笑)

映画 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』

2006-09-24 13:54:40 | 映画 「あ段」
2003年にシャンテ・シネで観ました。

『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』  2003年
原題 : THE LIFE OF DAVID GALE
監督 : Alan Parker

とにかく、衝撃的だった。

人間は絶対じゃない。
"冤罪が存在してしまう以上、死刑は廃止すべきだ....."
そういうことを訴えていた、と自分は解釈した。

自分を死刑にするための完全犯罪ならぬ完全工作。

しかし、彼が犯人ではないということが、
死刑執行後に判明する。

いつものケイト・ウィンスレットじゃないケイト・ウィンスレットがそこにいて、熱演でした。

そして、ケヴィン・スペイシーも暗いばかりのこんな役を重たくじっとり演じていた。
名優。

映画 『マイアミ・バイス』

2006-09-22 07:57:22 | 映画 「あ段」
コン・リーはあんまり好きじゃないんですが、
今回初めて、"この人ちょっといいかも" と思いました。

『マイアミ・バイス』  2006年
原題 : MIAMI VICE
監督 : Michael Mann

Naomie Harrisって人もケッコー綺麗な方でしたね。

Ciarán Hindsはかなり好きな役者ですがね、
今回もかなりカッコ良かったですね。
この人は天才ですよ、まったく。

今回のColin Farrellはかなりムサ苦しく、
エロ男全開でしたが、これもやっぱり役者魂ですかね(笑)

そして...
マイケル・マンと言えばやっぱり銃撃戦なワケで、
今回もかなり迫力ありましたね。
音がね、いいんですよ、効果的で。
乾いた拳銃の音と人が倒れた瞬間の無音と機関銃音と...
たまらんですよ。はいり込んじまいます。


久々映画館に行けたのでね、それはそれで満足ですよ。

映画 『バスを待ちながら』

2006-09-18 12:28:31 | 映画 「あ段」
これは、あの三軒茶屋中央劇場で、一昨日記事を書いた『マッリの種』と二本立てだったのですよ。
キューバ好きの自分としては、元々はこの映画が目当てだったんです。

『バスを待ちながら』  2000年
原題 : Lista De Espera (THE WAITING LIST)
監督 : Juan Carlos Tabío

最近のキューバ映画にほとんど出演しているVladimir Cruzが主演です。

一言で説明するのは難しいんですが、
キューバは社会主義国で、
けっこう上手く行くはずだったのですが、
あのアメリカ合衆国のせいで、
いろんなことが、
特に経済状況が厳しくなってしまったのですね。

交通手段を考えると
車なんて新車なんてなかなか入ってこなくて、
かといって古い車も修理する部品が無いって感じ。
だからみんなバスとかを利用するんだけど、
バスも同じく、新車なんて導入されないワケで、
やはり修理する部品もなかなか無い。

だから、時刻表通りに運行されるなんてことはあり得なくて、
出発した後も、途中で故障とかもアリアリなんですな。
(ここ最近は観光客向けの場所ではこんなことないです)

前置き長くなりましたが、
そんなバスを待つ人たちの人間模様みたいな映画がこれです。

社会主義の不便さを皮肉りつつ楽しませてくれる、
バス待合所でのおもしろおかしいラテンな笑い。

バスは待ってもなかなか来ない。
でも、各々に予定がある。
バスの待合所に到着した人は大声で
"最後の人誰~?!" と叫ぶ。
"俺~!!" と叫び返す人の顔を覚えて順番が決まる。
って感じですが、
障害者とかは優先されたりもするもので、
障害者の振りをして早くバスに乗ろうとする人が現れたり。
バスが来たけど故障して動かないとか、
それを修理する部品をみんなで探したりとか、
そんな中でちょっと色恋があったりとか...

日頃の不満をただストレートにぶつけるのではなく、
皮肉りながら笑いに持って行き、
最後にほのぼのさせてくれる。
そこが、キューバ映画の良さなんですよね。
良さというか、優しさというか、暖かさというか。

いいんですよ、そこが。

映画 『マッリの種』

2006-09-16 13:17:36 | 映画 「あ段」
最近、何気に仕事が忙しく、なかなか新作が観れてません。
古い映画の紹介ばっかりで、つまらないですかね?

『マッリの種』  1998年
原題 : Malli  (THE TERRORIST MALLI)
監督 : Santosh Sivan

2002年の9月に、あの三軒茶屋中央劇場で観ました。

インド映画ですが、けっしてボリウッド的な映画じゃないですよ。

兄がテロリストとして殉教し英雄として葬られるのを目の当たりにし、自分もテロリストになろうと、山中で訓練を受ける。

その少女の純粋さと目力に圧倒された。
確か、この映画のために選ばれた新人だったはず。
Ayesha Dharker

訓練のあとテロリストに選ばれ、別人になって村でしばらくを過ごす。そこで実際に身体に巻く爆弾の装着の仕方やスイッチを押すタイミングの指導を受け、何度も練習を繰り返す。
人を殺すために、何度も何度も練習をする。
最初は何の迷いも無かった彼女が、隣室の住人や村の人々、道案内をしてくれた少年と時間を共有するうちに、心の隅に迷いが生じる。

自分を案内したが為に殺される少年。
その場から逃げ、
そして別の場所で人を殺そうとしている自分。

迷って当たり前だ。
迷わないなんて人間じゃない。

人は死ぬために生きている。
死に意味を持たせたいが為に、迷いながらも生きている。

人間は弱いんだ。
他の人の死に関わる余裕なんて無い。

映画 『風のダドゥ』

2006-09-10 14:37:35 | 映画 「あ段」
『風のダドゥ』
監督 : 中田新一

随分前に観たんですが、
そろそろ東京でやるみたいですね。

馬乗りとしてはもう一度くらい観ておこうかな、などと。

とにかく泣いたんですわ。
ストーリーがね、泣けるんですよ。

子供たちとか女の子とかは、みんな演技はまだまだだし、
コッテコテのストーリーなんですが、
泣けちゃうんですよね。

残念なのは、
馬の良さがね、いまいち伝わってこないかなぁ、と。
本当の馬だったらあんなことしないよ、とかね。

馬って臆病で無垢だから、一緒にいて癒されるんですよ。
そこがね、伝わるといいんだけど。

映画 『太陽』

2006-08-31 08:46:37 | 映画 「あ段」
『太陽』  2005年
原題 : The SUN   (Solntse)
監督 : Aleksandr Sokurov

日本人が描けない題材をよくぞ描いてくれたものだ。
日本人が作っていたら、家に火をつけられそうだ。

それも、日本人的には描きにくい視点から、
慎重に、丁寧に描かれている。

彼が人間であるという当たり前の真実。
イッセー尾形は名優だね。

桃井かおりも最後の最後、ワンシーンだけの芝居なのに、
あの存在感はすごい。

けっこう笑ったなぁ。
久々におもしろい映画を観た。


彼はロウソクの灯を消すのが好きみたいだった。
だったら最初から点けなければいいのに。
「私が命じたワケではない」
そう言うのかね。

映画 『ハッスル&フロウ』

2006-08-25 08:03:08 | 映画 「あ段」
『ハッスル&フロウ』  2005年
原題 : HUSTLE & FLOW
監督 : Craig Brewer

テレンス・ハワードのファンなもので、
レイトショーを観に行ったワケですよ。

彼の演技はどちらかというと大袈裟なんですよね。

コッテコテのストーリーにコッテコテの演技。

大袈裟な芝居はやっぱりワキにいて輝くもので、
主演とかじゃない気がするんだが。

なんでアカデミー主演男優賞なんかにノミネートされたのか。
ちょい不思議ですな。

やっぱり彼は脇役向きだと思われます。
そういうワキにいる彼の芝居が好きなのだなぁと、
この映画のおかげで認識しましたとさ。

映画 『ハイジ』

2006-08-08 07:55:11 | 映画 「あ段」
ヨーゼフがいないんだよ。

『ハイジ』 2005年
原題 : HEIDI
監督 : Paul Marcus

自分のことを大事に思ってくれる...
みたいなシーンになると、
突然に涙腺がゆるむ習性をもっているようです、ワタクシは。

クララの婆さんが本をくれたシーンとか、
おんじが、帰ってきたハイジを冷たく突き放したにも関わらず、気になって納屋に飛んで行くシーンとか、
ハイジが "おじいさんを傷つけたのは自分だ" と告白するシーンとか、
村の人たちが、おんじとハイジを温かく迎えたシーンとか、
ドクターが、ハイジが一人になってしまった時には自分たちが面倒を見ようと言ったシーンとか・・・・・

あっちもこっちも、人が人を気遣うシーンで満ちていて、
涙腺ゆるみっぱなしで参っちゃうワケですよ。
ギロロ伍長(←って知ってますかね?笑)じゃないけれど、
"目をくいしばれ~ッ!" っつー感じでしたな。

しかし、
ロッテンマイヤーさんが寂しげで、ちと可哀そうで...

映画 『真夜中のピアニスト』

2006-08-02 08:01:23 | 映画 「あ段」
ストレートに表を歩いて生きてきた人々と、
どうにも上手く接することができなかった時、
凹む代わりに、以前に観た映画を思い出したりする。

『真夜中のピアニスト』  2005年
原題 : De battre mon coeur s'est arrêté
監督 : Jacques Audiard

去年の10月に鑑賞。

家族というものに縁の薄い自分としては、
かなりズドンッと来るのですよ、こういうストーリー。

映画のエネルギーを感じましたな。

正しいか、間違っているかはこの際置いておいて、
何かに向かうときに、誰かの助けを求めていて、
でも、一体どんな助けを求めているのか、
自分でさえ良くわからずに...

家族のようで家族ではなく、
友人のようで友人ではない。
わからない誰かの助けを求めている。

そして、近すぎて見えなかったものが見えた時、
自分もその誰かを救っていたりする。

人と人の間には、常にやわらかなエネルギーが波打っているようだ。

映画 『ガーダ パレスチナの詩』

2006-07-28 08:14:51 | 映画 「あ段」
『ガーダ パレスチナの詩』
2005年
監督 : 古居みずえ

ドキュメンタリーは苦手だな。
すぐに飽きちゃうんだよ。

パレスチナ人の言い分にだけ光を当てたストーリー。

家を失った女性が言う。
「同じ思いをイスラエル人にさせてやりたい」

これじゃダメなんだよな。

こればっかりは想像力を働かしても、
彼らの気持ちが解る、
なんてエラそうに言えないな。

映画 『サイドウェイ』

2006-07-20 07:41:05 | 映画 「あ段」
いい歳してても、なかなか上手くいかないことは多いんだな。

↓そんな映画。 去年の3月鑑賞。

『サイドウェイ』  2004年
原題 : SIDEWAYS
監督 : Alexander Payne

失敗して、凹んで、ヤケになる。

人間ってヤツは40年や50年生きたくらいで "悟り" はひらけないんだな、ってことを悟らせてくれた映画だね(笑)

そんな人生でも、やっぱり最後に笑顔になれるヤツらがいる。

旅もいいやね。