高知市の繁華街・帯屋町にある。63の店が軒を連ねる集約型市場。
地場の農産物や鮮魚介類、精肉、惣菜、生花、お酒類、衣料、アクセサリー小物、何でもある。
が、お客の目的は、何といっても飲食店。広いスペースに材木荒削りのテーブルと長椅子が並び、そのまわりを、かつての新宿ゴールデン街のような小さな店舗が所狭しと囲む。居酒屋からイタメシまで種々雑多の食い物屋。夫々経営が異なる謂わば専門店。気に入った店にオーダーして、中央の(公共の)テーブルで飲み食いする。
ホッピーの賑やかな若者たちの隣で年金暮らしの爺様たちがおでんを突っつく。
鯨肉を頬張る出張組みに店のかみさんが解説をするといった具合。
あっちでもこっちでも。グループで、個人で、家族で。猥雑と喧騒と百味が交錯する。素晴らしい庶民のダイニング。
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