処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

羊と鋼の森

2018-05-05 08:09:03 | 

著者 宮下奈都

出版 文春文庫

頁 274頁

定価 409円(アマゾン)

 

   

2016年本屋大賞受賞。

瑞々しい感受性に溢れた本。

地方都市の楽器店で調律師をつとめる青年の音探しの物語。登場する人物たちは10人を満たない。皆優しくて思慮深くて繊細。それらとの空間の雰囲気と会話が印象的。音探しが自分探し。

調律という音の世界を活字で表現した筆力は相当なものだと思う。来世、就く職業の選択肢の一つは、調律師にしよう。

 



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