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ZEVEX~行動する自動車環境問題NGO~

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

ERK Cup Japan第3戦(電動レーシングカートのシリーズ戦)

2014年09月06日 12時14分42秒 | ZEVEXの活動

先の日記でお伝えした「ジャパンEVラリー白馬2014」中のプログラムとして、フェスティカ栃木を中心に行われている電動レーシングカートのシリーズ戦「ERK Cup Japan」の第3戦が行われました。

(パドック兼ピットにはお馴染みの面々が・・・。「あれ!?ZEVEXさんは出ないの?」「今回はスタッフですわ」ってな会話が交わされました。)
白馬47の駐車場を利用した特設競技エリアで行われた競技は「ERKパシュート」、2台でオーバルコース(32mx18m)を1周する速さを競う速度競技で、スタート地点が丁度180度反対側からな為、レースの様な「絡み」は無いのでタイムアタック競技に近いかと思います。スケートでお馴染みの競技なのでくどい説明は不要ですね。

(アウト側からスタートし、ゴールはイン側パイロンの間。この光電管を切るとランプが光る)

(ランプが先に光った方が勝ち)
競技はEVラリーのゴール締切を待って開始された「夜会」中のアトラクションとして、薄暗くなってからの開始となりました。
特別レギュで取り付けが義務化された光り物とスポットライトで競技車両が照らし出される中での競技は、特別な雰囲気が有りました。

(スタートの合図は東自大の森先生。右は記録係を務めたZEVEX隊員の鈴木嘉孝)
このレースを勝利したのは、クラス1はエナーシスチーム、クラス2はチームパレットでした。短距離加速勝負のこのパシュートでは、極低速のトルクが強い直流直巻モーター搭載車両の方が誘導モーター搭載車両よりも良い様子でしたが、練習会の時はオーバルがもう少し大きかったので誘導もまずまず行けたそうです。

(翌7日・日曜日には全車両で、フィギュア的なデモ走行を披露しました。写真:ERK Cup Japan 事務局)

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ジャパンEVラリー白馬2014スタッフ

2014年09月06日 11時50分56秒 | その他


(緑TシャツがZEVEXからの協力スタッフ、オレンジのジャンパーが日本EVクラブの舘内代表)

ZEVEXは日本EVクラブのお手伝いをする時は京都支部を名乗る。去る9月6日・7日の週末に、その日本EVクラブが主催する「白馬EV/PHVワンダーランド2014」というイベントが開催され、その中のジャパンEVラリー白馬2014というブランチイベントのスタッフとして、ZEVEXから5名の隊員が参加した。
20年前にコンバートEVを中心に立ち上がった日本EVクラブだが、今回のイベントの主要参加車種は市販EV、いわゆる「吊るし」のEVだ。全国各地から白馬47スキー場特設会場を目指して多くのEVが集まり、電気自動車の集中度が高くなるとどんな問題が発生するのか?それは近い将来EVの本格的普及が進んだ時に発生する問題でもあるので、シミュレーション的にそれを炙り出そう、というのが、このイベントの隠れた目的と意義である・・・と私は個人的に感じていた。

ZEVEXの主な役務は、早朝に到着する可能性があるラリー車両を徹夜で待ち受けることと電動レーシングカートのシリーズ戦「ERK Cup Japan」第3戦の運営補助。徹夜なので勢い会場で野営となるが、ボルネオのジャングルでも代々木公園でも凍った2月のロシア間宮海峡でも野宿して来たZEVEXには打って付けの役務と言えた。

(運動会テントが使えるので、雷雨の中でも野営は楽々。この下でコットに蚊帳ポップアップで熟睡。)

発生が予想されたトラブルの中で一番気を使ったのは、当然の如く充電の問題だった。幸い会場はスキー場で、ゴンドラを動かす用の大きなキュービクルも有り、そこからチャデモ式の急速充電器を2機、単相200Vの充電口を15口特設して対応した。

(特設された急速充電器。設置工事はディーラーの仕事も請け負う企業だったらしいが、正直作業の出来はイマイチ。一応使えたが優良可で言えばギリギリの可ってところ。キュービクルからの配線は38スケだったようだが、無駄に長かったり、交流にもかかわらず途中にコイル状に丸めて置いてあったりとケチ臭い仕上げ。京都の職人である私には許せない出来栄えだった)

会場では、各メーカーが試乗を行っていたり、2014のパイクスピークを走った増岡浩選手が国内初デモとなる「i-MiVE EVOLUTION Ⅲ」を走らせたりと色々なアトラクションが催され、早めに会場に到着した参加者達が退屈しないようなホスピタリティーが用意されていた。
長くなるので「ERK Cup Japan」第3戦の様子は別日記で。

(ナンバーの無い車両は特設会場内で試走。私がコースを作りました。パイロンの設置撤収の繰り返しで大変でした。デミオのシリーズハイブリッドは一般試乗に供するのは初とのことでした。私も乗せて頂きましたが、ロータリーの発電機が静かなので驚きました。)



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クロカンEV再起動

2014年08月31日 10時02分46秒 | オフロードの電気自動車(EV)

PHEV化して、名目燃費50km/L越えを目標に日本列島を縦断した2007年~2009年の旅を終え、ピュアEVに戻されてZEVEX川崎ピットで保管されていたチームのEVジムニー1号機「SJ2001」。
このブログでもお伝えしているように、2000年9月の起動以来長年の酷使で傷んだ部位を修復され、漸く再起動まで漕ぎ着けた。

(起動テストは馬に載せて。)

(再起動テストの前にコントローラーへのインターフェイスを清掃する織邊賀彦隊員)

現在チームのメイン車両は回生も使えるEVジムニー3号機「ARK-2」号に移っているが、ウインチやチルを使ったクロカンに長けたメンバーならば、回生が使えない四駆EVでも上手くクロカンに使うことが可能なので、今後はその辺りのクロカン技術的な視点かららの問題点洗い出しをやってみたい。
とりあえず再起動の御報告のみ。8月中に再起動ができてほっとした。

(ガレージ外の畦道で足の伸びを確認。閉鎖された敷地内ですので念の為。)

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コムスのバッテリー

2014年07月24日 00時20分47秒 | ZEVEXの活動

インダクション搭載のEVジムニー3号機「ARK-2」号のバージョンアップを進めつつ、そのARK-2で曳くトレーラーの製作を進め、EVジムニー1号機「SJ2001」号の大幅整備が遅れに遅れている中ではありますが、ミニカー登録の電気自動車「コムス」の整備にも着手しました。

(足元の板をめくるとバッテリーが姿を現す。パナソニックのシールド鉛ー酸バッテリーEC-SV1242だ。ARK-2に搭載しているEC-EV1238の仕様違いモデルかと推測される。)

なんやかやでほぼ週末は電気自動車を直しているか乗っている今日この頃。手伝ってくれる仲間が増えることを願いつつ毎週頑張っている。電動レーシングカートのシリーズがちょっとお休みなのが微かな救いではある。そのERKも2号機も1号機も作業待ちなんだよなあ~。

(アイシン製のインバーターはリアの荷物入れの下。四駆クロカンEVなZEVEXとしては、アラコのステッカーが嬉しい。アラコと言えば旧荒川車体。ランドクルーザーを作っていた会社だった。)

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直流直巻モーター分解

2014年07月19日 01時25分18秒 | オフロードの電気自動車(EV)

昨シーズンのZEVEX Racing Teamはマシントラブル連続の1年だった。中でも春の筑波コース1000ではモーターから出火して消防車の出動と相成った。ガソリンを積んでいない電気自動車なので、消防車が到着したのは既に鎮火した後だったが・・・。
燃えたモーターは分解して、使えるパーツだけスペアとして保管しておく為に倉庫に置いてあったのだが、今回モーター内部のカスタムに着手すべく、構造の細部確認を兼ねて分解作業を行った。

(ステータからアーマチャを抜く。獲ったど~~~!!という雰囲気の柿木俊輔隊員。)

(第8次ロシア調査隊に帯同してロシアの川に潜る柿木隊員。この時は獲ったどう~!とはならなかった。)
ここ3~4年で手造りEVの世界でも交流モーターが一般的になって来て、吊るしのEVを買っただけの人は言うに及ばず、自作EVを楽しむ人達の間でも直流直巻のドッカンパワーを知らずにEVを語る人が少なからず目に付く。
確かに「ブラシとコンミュテータ」という宿命的な弱点を抱えてはいるが、私は直流直巻が好きだ。特に四駆のEV、それも極限走破の4WDクロスカントリーを電気自動車で実行している我々ZEVEXの立場からは、直流直巻の太い低速トルクには捨て難い魅力を感じざるを得ない。

(右側がブラシ側。籠型インダクションの回転子も単純だが、直流直巻の回転子も単純な造りだ。)
捨て難い魅力は有るが、一方で回生が使えない(極めて使い難い)という欠点が有って、そこにはクロカン的にはなかなかゲンナリさせられる。もっとも、数年前に交流モーター搭載のEVジムニーを完成させて、直流直巻・交流両方のEVジムニーでクロカンをやってみた経験から言えば、ウインチとチルを駆使すれば、回生が効かない欠点は埋め合わせできると思わないでもないので(この場合マシンよりドライバーの体力が先に限界を迎えるので、評価の論点が車の性能を離れた部分にはみ出す)、国内の箱庭クロカンに限定するなら直流直巻を積んだEV四駆のポテンシャルは低くないと、ここでは語るに留めておこう。

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