ZEVEX~行動する自動車環境問題NGO~

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

電気自動車(EV)四駆を堪能する鍵、回生ブレーキ

2009年09月15日 11時25分58秒 | オフロードの電気自動車(EV)

ここ最近、4×4電気自動車(EV)3号機の活動で忙しかった。
ギア比など、細部のセッティングを変えたので、オフロードに持ち込んでテストをしてみることになったのだ。


(この斜面で勾配25~30度くらいか?)

一般的な意味でオフロード(OFF ROAD)と言うと、舗装していない道路(ラリーで言うグラベル)を想像する人が、特に自動車関係の方には多いかと思うが、非舗装でも自動車が通ることを前提に整備された道はオンロードだと我々は考えるので、4WD電気自動車冒険チームZEVEXが言うオフロードとは「道ではない場所」を示す。

もっとも、日本には合法的に走れるそんな場所はほとんど存在しないのも事実。勢い、年に1~2回しか行けないロシアのオフロードを想像しながら、有料のコースを利用して色々なテストを実行することになる。

(ロシアのパーツ屋さんで修理部品を購入中の私の愛車。ロシア版オートバックスだ。2008年9月ハバロフスク州にて。)

今回のテストは、主に回生ブレーキを使ったヒルダウンのテスト。
四駆のオフロード走行(クロカンと言う)をしない方には縁の無い話だと思うが、オフロードに於いてスリッピーな下り坂は危険な場所のひとつ。下手にフットブレーキを踏むとマシンが横を向いて斜面を転がり落ちたりする。
故に四駆のオフロードでは、下り坂の基本はエンジンブレーキなのだが、これまでの手造り4×4EV(電気自動車)は直流直巻モーターを積んでいたので、このエンジンブレーキに相当する「回生ブレーキ」が使えなかった。1号機SJ2001号も、2号機ARK-1号も回生は使えなかった。外見だけはカッコイイ四駆EV(電気自動車)レーシングマシンでも、直流直巻モーターを搭載している限り回生ブレーキは無しなので、ヒルクライムには使えてもヒルダウンでは使えないマシンでしかない。

その点、3号機ARK-2号は交流モーターを搭載しているので、回生ブレーキが使える。ヒルダウン時にもフットブレーキに頼らずに坂を下れるようになり、漸くオフロード4WDとして最低限の資質を満たす水準のマシンとなった。
長くなるので、オフローディングの詳細はまた次回。

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