河口湖畔の北岸の美術館から、ホテル秀峰閣湖月の手前までの散策コースに七福神が配置され
て祀られています。これは2008年に、漫談家として有名な綾小路きみまろ氏が、富士河口湖町に寄
付したものだそうです。一時は町議会で物議を交わしたそうですが、河口湖の新名所になりつつある
とのことです。この写真はそのうちの弁財天です。
この銅像は梶原林作翁です。翁は愛郷の念深く、郷土の文化と繁栄の為、天下に名高い河口湖の
シンボル像「源泉」の建立をはじめとして、事あるごとに環境の整備、教育、福祉の向上等に私財を
投入されました。その実績は枚挙にいとまがないといわれます。昭和61年(1986)名誉市民第
一号に推戴されました。(写真Mr麹町)
河口湖は富士五湖の一つに数えられる相模川水系の湖です。富士五湖の中で最も長い湖岸
線を持ち、最大水深は精進湖とならび3番目の15.2mの深さです。2013年6月22日には、
「富士山信仰の対象と 芸術の源泉」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されていま
す。素晴らしいことですね。
河口湖のシンボル像「源泉」です。このブロンズ像は日本彫刻界の巨匠、北村西望翁の最後の
力作です。西望翁101歳のときここを訪れ、四囲の景観と神秘的な湖に心をうたれ、2年有余の
歳月をかけて完成したものです。知恵・希望・生命・五穀豊穣の泉、即ち万物の生命を醸す根源
を意味し、また、壺に戯れる2体の女像は、左側は「正」右は「反」を意味し、これら永遠の異なる
ドラマは「源泉」に「合」して流れ、生命の尽きることのない流出と回帰を象徴している・・・と解説さ
れています。(写真Mr麹町)