戦災で焼失した旧徳川家霊廟は、現在の大殿の左右に立ち並ぶ壮麗なものであったそうです。ここに
埋葬されているのは、二代秀忠、五代将軍兄弟の綱重、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶
十四代家茂、の六人の他、女性では将軍正室として二代秀忠夫人崇源院以下五人、将軍の側室として
は三代家光の桂昌院など五人、その他将軍の子女を含む38人です。
鋳抜門
正面右側に二代秀忠公の墓所があります。焼失前の宝塔は霊廟室内に祀られ、大変大きなもので
あったといわれています。しかし木造のため、戦災で焼失して現在は、内室崇源院と共に合祀されてい
ます。(写真Mr麹町)