この不二洞は今から約1200年前、大福寿山あたりに住みついていた猿に、村人が近づい
て発見された鍾乳洞です。発見から400年過ぎた頃、洞窟のある大福寿山の名をとり大福寿
穴と呼ばれるようになり、洞内の探検を志す人が立ち入るようになりました。そして約400前に
藤原山吉祥寺の僧、中興開山上人が初めて最奥部まで足を踏み入れ、修行の場として利用さ
れるなりました。現在でも洞内45か所には仏にちなんだ名称が付けられています。
昭和40年代には、不二穴(ふじあな)と呼ばれていた不二洞は「不二穴に入ると風が吹く」な
どと言われ、穴に入ることが控えられていましたが、村では重要な観光資源とされて、昭和43
年には空穴(からあな)螺旋階段と、周辺に自然公園が整備されて多くの観光客が訪れるよう
になりました。(写真Mr麹町)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます