幕末の劇的な時代を生き抜いた、十四代将軍徳川家茂公正室 皇女和宮さまゆかりの茶室です。
貞恭(ていきょう)とは和宮様の法号から名付けられています。四畳半二間の茶室からなる建物で、昭
和55年(1980)に移築・改修し、一般にも利用されるようになりました。増上寺では、和宮さまの遺品と
伝えられている袈裟、琴、手紙、漢詩の書掛軸なと゛を所蔵しています。
菩薩像 敷地内には愛らしい菩薩像が並んでいます。他のお寺ではあまり見ないような菩薩像の配
列ですが、なかなか見ごたえある仏像です。もとはここより北西の地蔵山に安置されていました。西向き
の観音像に対し東向きでした。正嘉2年(1258)の作と伝えられる古い像です。
「普賢菩薩」「地蔵菩薩」「虚空蔵菩薩」「文殊菩薩」の4体です。増上寺ができる前からあるもので、鎌
倉時代に造られた物と伝えられています。(写真Mr麹町)
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