この東海寺は大同2年(807)、空海が嵯峨天皇の勅願により創建してと伝えられます。平将
門の乱の際、本尊の弁財天を松の木の上に避難して難を逃れた事から、松光院とも称されま
す。この楼門は、文化7年(1810)の建立で、間口約6m、奥行き3.9m2階建てです。1階部分
は漆喰で白く塗り固められて、竜宮城の門のような形をしています。現在はコンクリートに替えられ
ています。千葉県指定有形文化財です。
布施観音像 我ら衆生の暮らしを見渡して、救いの手を差し伸べてくださる観音様は、人々の
家内安穏、夫婦和合、心身健全、病気平癒を希い、常に身近にいます。やわらかく優しい面ざし
に、願いをかけてください。三重塔は、お釈迦さまの遺骨(仏舎利)を祀るために造られました。
布施弁天では、昭和48年(1973)に38代秀淳大僧正が建立しました。(写真Mr麹町)