庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

カマヤマショウブ

2019年04月30日 | 庭の花たち

LED懐中電灯の照明下のカマヤマショウブ 
色の濃いカマヤマショウブの花の色はデジカメでは思うように出ないので、夜間にLED懐中電灯下で撮ってみました。まだ不満ではあるが、見た目の感じに少しは近づいたような。


アヤメとカマヤマショウブ
右側の咲いている花とさらに背が高い蕾がカマヤマショウブ。左端はアヤメです。
アヤメの2倍以上の背丈があります。カマヤマショウブの蕾は地上高約80cmです。


カマヤマショウブの花の色は濃く、開花時期はアヤメより若干早いです。

これはアヤメの蕾です。


カマヤマショウブの葉は若干ですが捻じれています。

これはアヤメの葉です。


カマヤマショウブの花弁の幅はアヤメより広いです。


カマヤマショウブの文目模様です。

カマヤマショウブの花径が首振りをすることについては、
2016年9月4日の「ナガサキギボウシの分枝と首振り運動」でブログがあります。





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庭のテンナンショウ ムサシアブミ アオマムシグサ ムラサキオオハンゲ オオハンゲ 小型のテンナンショウ ナンゴクウラシマソウ ヒメウラシマソウ ウラシマソウ

2019年04月26日 | 庭の花たち

色黒のムサシアブミ

色白のムサシアブミ


アオマムシグサ
マムシグサは苞が茶褐色であるがこれは緑色です。テンナンショウは種類が多く判別しにくいので名前には不安があります。


ムラサキオオハンゲ


オオハンゲ 
オオハンゲは他のテンナンショウよりやや遅れて出てきました。ムラサキオオハンゲはクンシランとともに冬季は屋内にいたので早かったです。


小型のテンナンショウ 名前は不明です。
全長が10cmくらいです。

小型のテンナンショウ 苞はほとんど緑色ですが、一部に色がついています。また同じ色で苞の縁取りもあります。

小型のテンナンショウ こん棒が長いようです。


左ナンゴクウラシマソウと右ヒメウラシマソウ
ナンゴクウラシマソウは葉の形がユニークです。比較的小型のウラシマソウです。


ヒメウラシマソウ
さらに小型のウラシマソウです。苞の模様も独特ですが、まだよく見えません。


アオマムシグサ2本と右側のウラシマソウ
ウラシマソウはかなり大きくなるのですが、今年は小さくて花も咲きません。
不思議に思うことは、庭には地元の植物と同族の各地の植物がありますが、この地元のウラシマソウが元気が無くて、自生地が遠く離れたナンゴクウラシマソウなどのほうが元気なことがしばしばあります。
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ニホンムラサキ(ムラサキ)の生育状況

2019年04月25日 | 庭の花たち


第一群
この2個の四角鉢は1月初めに播種して、1月いっぱいは屋外の気温の低い場所において、低温処理をして、
2月1日に鉢にガラス板を載せて日当たりの良い場所に置いて発芽を促したものです。


発芽本数も多く、少し成長したので3月1日に3株だけ別の小丸鉢に移植しました。

4月25日現在移植後も順調に成長して現在の姿は上のとおりです。




第二群
こちらの2個の大丸鉢は1月初めにチルド室に入れて、1月いっぱい氷温状態を保って低温処理をしたもので、
2月1日に鉢に播種して透明のビニル板を載せて日当たりの良い場所に置いて発芽をうながしたものです。
3月1日に下の鉢から3株を別の小丸鉢に移植しました。

3月1日発芽したばかりの小さな苗を3株を移植時です。

4月25日現在移植後の成長がやや遅れています。



第三群
この植木鉢は1月初めにチルド室に入れて、1月いっぱい氷温状態を保って低温処理をしたもので、
2月4日に植木鉢に播種したが、保温はせずに日当たりの良い場所に置いたものです。
発芽までの日数が不ぞろいで、これからも発芽してくるかもしれない。


第四群
この丸小鉢は低温処理をしない種を2月14日に蒔いて、日当たりの良い場所においただけで保温はしなかったもの。
発芽本数がすくなく、発芽時期もまちまちである。これからもはつがするかもしれない。

結論としては
1 低温処理をしたほうがよい。低温処理しないと発芽率が落ちる。
2 低温処理はチルド室より屋外放置(当地の1月木陰)のほうがよかった。
3 播種後に保温して発芽促進して、一斉に発芽させるのがよい。保温しないと発芽時期がバラバラになる。 
4 移植はある程度大きくなってからのほうがダメージが少ない。
  (氷結しなくなってからがよさそう。)
5 播種時期については今回の1月播種低温処理、2月保温で発芽促進がよいと思う。
6 苗床はポットとして(今回は鉢であった)、そのまま畑への移植するのがよさそう。
7 畑への移植は4月末くらいがよさそう。


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ホタルカズラが咲きました。ムベもキエビネも。 オオツワとツルナの実生苗

2019年04月24日 | 庭の花たち

ホタルカズラ
この花が咲くと草むらに蛍がいるような。実際は蛍は夜しか見えないが。


ムベ
花は咲けども実はほとんどならない。


キエビネ
エビネの中では真っ先に咲き始める。今年はジエビネの花が少ない。


オオツワの実生苗

ツルナの実生苗


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最後の梅の花 虎の尾と泰平 江南所無は枝が枯れやすい。

2019年04月23日 | 水戸の梅

今咲いている虎の尾です。
ミスター偕楽園さんから梅が咲いているとご連絡をいただき、見てきました。いつもありがとうございます。

場所は東門から近いです。ちょうど目の高さです。


もう1本花が咲いています。2本目は泰平です。

場所は好文亭料金所の手前です。


3本目は六角形の柵の中の六名木の江南所無です。
江南所無はよく見るとドライフラワー状態です。
というわけで、現在花が咲いているのは虎の尾と泰平の2本です。


もう少し詳しくそれぞれの花を見てみます。

虎の尾の後ろ側を見ると、緑色の大きな萼です。まるで葉っぱのようです。


昨年10月から11月にかけて、開花季節外に咲いた花も萼が葉っぱのようでした。
今回の虎の尾は昨年のよりもさらに萼が大きく季節外に咲く花の特徴を表しています。いわゆる狂い咲きですね。


泰平の花の後ろ側です。萼の濃い赤色は泰平の花の特徴です。萼の大きさも正規の花と変わりがないようです。
この泰平は季節外開花というよりも、開花時期が続いていると言えそうです。ただし、泰平という品種全般がこのように遅い時期まで咲いているわけではありません。この木はヤニがでやすいので、遅く咲く原因が次の江南所無と似ているのかもしれません。


ドライフラワーになってしまった江南所無です。
遅い花がまだあるときに、寒さで花が枯れたのと、枝からの水分補給が途絶えてしまったのでドライフラワーになったのでしょうか。


見上げるとほとんどの枝が枯れたか、枯れかかっているかで、葉を出していません。昨シーズンはこれほどではなかったのですが、やはり葉を出さなかった枝がありました。今年は4月に入っても寒い朝がありました。



葉を出していない枝には、きらりと光るものが見えます。

光るものを手にしてみると、透明の接着剤が固まったようなものです。
おそらく枝から出てきた透明のヤニが乾燥して固まったものでしょう。

終盤の花がまだ咲いているときに、ヤニを出して枝が枯れてしまった。あるいは枯れそうになったということのように思われます。
梅の木は最も寒い寒中でも枝は枯れません。なのに、かなり寒さが和らいできてから枝が枯れるのはなぜか。

ここから先は雑草の飛躍した考えです。

終盤の花が咲く時期は、もうすぐ芽吹きの時期です。そのため枝には大量の樹液が流れるようになります。
寒中には樹液が少なく寒さに耐えられた枝なのですが、樹液が多くなってから寒中のような寒さに曝されると寒さに耐えられない枝が現れる。
江南所無は暖かい地方の木なので、その影響が顕著なのでしょう。
寒中のような寒さで樹皮の弱い部分から樹液が滲みだしてしまう。人間の霜焼やかかとのひび割れみたいなものでしょう。
その結果、枝に十分な樹液が行かなくなり、枝が枯れ始め、咲きだした花も開花途中のままとまってしまう。
さらに樹液が少なくなり、枝が枯れ、花も開花途中のまま枯れてドライフラワーになってしまった。

枝の、おかれた場所によって、寒さが当たりやすい枝ほど枯れやすい
枝の、樹皮の健全性によって、樹液が滲みだしやすい弱い箇所がある枝ほど枯れやすい

それぞれの枝の状況によって、結果は次のように分けられると思います。
1 枯れてしまった枝。遅く咲いた花はドライフラワー状態に。
2 枯れかかって葉が出にくい状況の枝。温かくなってから葉が出ても正常に戻り切れない枝。遅い花はドライフラワーか。
3 2と同じだが、温かくなってから葉が出るなどややもとに戻る枝。遅い花は散るか開花が一時止まり遅れて咲くかも。・・・泰平はこれかも
4 影響を受けないで、この時期すでに葉を出している枝。花は正常に散る。

江南所無の枝枯れの防止策としては、
大日本史完成の地から、僊湖暮雪碑付近までの南崖の中段で、日当たりがよく、寒風が入りにくい場所に植えるのがよいように思います。
また剪定作業などで枝を痛めないような気配りも必要かと思います。


江南所無と同じくアンズ系の黒田は寒さの影響は少ないようです。


孟宗竹林のタケノコです。
竹林の中でも比較的暖かい場所は早く出て、日当たりの少ない奥のほうでは遅れているようです。
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ニワトコって変わった花

2019年04月19日 | 庭の花たち

ニワトコの花
え、これがニワトコの花? と思わず疑ってしまいそうです。

庭のニワトコの花です。

近づいてよく見ると、赤い柱頭がたくさん見えました。花はどういうつくりになっているのかな。

5本のおしべと5枚の花弁の中心の穴から赤紫色の雌しべの柱頭が顔を出しています。
花を横から見ると最初の写真です。もう一度

花の下に緑色の子房があります。緑色の子房が帽子をかぶっているように見えます。花の時期が終わると、帽子を脱ぎ捨てるように、花弁と雄しべがこのままの形で落ちるそうです。やっぱり変わった花ですね。

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永遠に樹齢10代の美しさを保つ庭の桜・旭山が満開 ゆかりの家族をお招き

2019年04月18日 | 庭の花たち

庭の桜 旭山が満開になりましたので、この桜にゆかりのあるご家族をお招きしました。

お招きしたのは、今は亡き母が一人で我が家に来るときに、たまたま電車の中で知り合ったお方の娘さん夫婦です。

その娘さん夫婦と私どもは50年来の友でした。この娘さんのお母さまと母が知らずに電車で知り合ったわけですが、その後も母が私たちのもとへ来るたびにあちらのお母さまと仲良くしていただきました。そのお母さまがお気に入りだったのがこの桜です。

すでにあちらのお母さまもいませんが、毎年この桜が咲いたときにお招きしています。


この桜は決して大木になることはなくて、幹がこのくらいの太さになると幹の勢いがなくなってきます。その代わりにひこばえのように地面近くから枝が次々に出て来ていつでも若々しい姿です。ということでこの桜は永遠に樹齢10代の美しさを保っていると言えます。


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ナナフシ初見とヤマブキソウ開花 セリバヤマブキソウ ヤエヤマブキ ヤブレガサと実生のヤシオツツジなど

2019年04月16日 | 庭の花たち

ナナフシ初見はなんと室内のパソコンでした。

ナツグミが咲いて、ようやく温かい日が2日続いたので、もしやナツグミにナナフシがいるのではと探しましたが見当たりませんでした。
その足で部屋に入りパソコンを立ち上げると、何とパソコンにナナフシが。

ナナフシは動作が遅いと思っているが意外と速足です。

キーボードから画面の上のほうへ、さらには裏側へと歩き回ります。
何故室内にナナフシがいたのかふしぎですが、これだけ動き回ることから想像つくことがあります。

暖かい日が2日続いたので、もしやナツグミにナナフシがいるのではないかと探しました。この時におそらくナツグミに帽子やジャンパーの袖や肩が触れたときに、ナナフシが帽子かジャンパーに移ったのでしょう。そのまま部屋のパソコンを立ち上げたときに、今度はナナフシがパソコンに移ったと思われます。
以前、私の庭に来た方の庭にもナナフシが住み着いたことがあります。市街地なのでわざわざナナフシが自力で来ることはないはずなのですが、私の庭でナナフシを見てかえってから、まもなくその方の庭でナナフシを見つけたのでした。この時も我が家からナナフシがその方に移って、車で連れていかれて、庭の草などに移ったように思われます。


ナナフシ初見とあわせてヤマブキソウが咲き始めました。
木本のヤマブキは5弁ですが、草本のヤマブキソウは4弁です。

山では杉森などの他の草が茂らない場所で見かけます。

あるとき一面にヤマブキソウが咲いている杉森に行った時のことです。丹念に花や葉の様子を見てまわりました。その時に見つけたのがこのセリバヤマブキソウです。その場所では1万株に1株くらいでしょうか。葉が細かく切れ込んでいる個体がありました。花は一拍遅れて咲くようです。


こちらは園芸屋さんが持っておられたセリバヤマブキソウです。
花茎の葉は普通のヤマブキソウと同じです。

最初に出てくる根生葉がセリバです。セリバと言っても山にあったセリバほど細かい切れ込みはありません。
ヤマブキソウとセリバヤマブキソウの中間といったところです。

ヤマブキソウにはこの他に、普通のヤマブキソウと似ているのですが、やや小型で、茎が赤味を帯びているものを見たことがあります。



時を同じくして庭のヤエヤマブキも咲き始めました。


ヤブレガサの葉が開き


数年前に蒔いたヤシオツツジの実生苗も葉を出しました。ヤシオツツジの実生苗は成長が非常に遅いです。また背が低く、山では岩地にあるので、土をかぶるのが大嫌いです。

そのためにコケの中に植えておくと枯れません。根元に腐葉土などを置くと枯れてしまうことがあります。




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ニホンムラサキ(ムラサキ)の生育状況 今後の予定

2019年04月16日 | 庭の花たち

ニホンムラサキ(ムラサキ)の苗が大きくなってきました。
ネット友人のうーちゃんから、ムラサキを栽培してみたいと相談があり、種をいただいたので発芽させてみたものです。

発芽させるためには低温処理が必要との能書きがあり、発芽が難しそうであったのでした。

これは1月初めに鉢に種を蒔いたものです。

種を蒔いた鉢を1月の一か月間屋外の極少ない木漏れ日の場所、気温の上がりにくい寒い場所に放置しました。
一か月後の2月の初めに鉢を日当たりの良い場所に移して、なおかつ透明のガラス板で蓋をして鉢の温度が高くなるようにして、
発芽を促したものです。
発芽状況は良好で、4月になって気温が高くなってきたら成長も早くなってきました。

一方冷蔵庫のチルド室で氷温冷蔵で1月いっぱい低温処理をしたものを、2月に鉢に蒔いて透明ガラス板を載せて発芽させました。
発芽状況は、発芽がやや遅れましたが、上記と同じくらいの発芽率と思います。

そのほか低温処理をしないで、2月に蒔いたのですが、これは発芽率が悪く、発芽本数はわずかでした。

以上のことから、発芽には確かに低温処理が必要であることがわかりました。
また低温処理方法は、当地の場合は種を蒔いた状態で1月の外気温に曝すことで充分であることがわかりました。
発芽を促進するためには、蒔いた鉢に透明ガラスを載せて日当たりの良い場所に置くだけでよいことがわかりました。

これから、畑に移植して栽培する方法について検討しなければなりません。
暑さにどの程度耐えられるか、栽培場所の土質、乾燥具合、日当たり具合などですがこれから試行錯誤しなければなりません。
当面は、朝日が当たり、午後は木陰になり、冷涼な風の通る場所。
土質は完全に土状態になった腐葉土で、水はけをよくすることなどから始めて、ムラサキがどのような条件の場所を好むのかを
確かめながら、試行錯誤してゆきたいと考えています。



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半常緑のジュウモンジシダ

2019年04月16日 | 庭の花たち

ジュウモンジシダの新しい葉が出てきました。
ジュウモンジシダの葉は通常は冬季は枯れてしまうものですが、この個体はわずかではあるが、枯れずに残っています。

2018とあるものはわずかですが緑色をしています。常緑とまで言い切れるかどうかですが、少なくとも冬を超えてもわずかな緑色を確認でできます。
楽しい自然観察の先生は、ジュウモンジシダはまだ分類が十分されていないとか言われました。

またこの画像の上のほうには枯れたコタニワタリの葉が見えています。コタニワタリは北海道にも自生しているのに、寒さに負けてしまったようです。今冬はそれだけ寒さが厳しかったと言えるのですが、北海道との大きな違いは、積雪が無いことです。
積雪地帯では雪の下にあっては、寒風に当たることが無く、かえって温度が極端に下がらないのに対して、積雪のない地域では寒波が直接葉に当たったり、地面の温度をかなり下げてしまうのではないでしょうか。
そういう意味では水戸は冬は非常に寒く、夏は暑いので、内陸部ほど植物には住みにくいようです。
逆に海岸近くとか、寒風が当たりにくい山、温度が下がりにくい岩山などには希少な植物もあるようです。
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ムサシアブミの白と黒

2019年04月15日 | 庭の花たち

濃色のムサシアブミ
ムサシアブミの本来の色はこのような濃色のものと思います。この写真では濃色が十分表現されていないのが残念。苞や葉柄の色が見た目より市っぽいです。

色がほとんどぬけてしまったムサシアブミ



ムサシアブミの黒と白。どちらも見ごたえがあります。
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カラタチの花が咲いたよ♫

2019年04月13日 | 庭の花たち

カラタチの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ


カラタチのトゲは痛いよ 青い青い針のトゲだよ


カラタチは畑の垣根よ いつもいつもとおる道だよ



からたちも秋はみのるよ まろいまろい金のたまだよ


からたちのそばで泣いたよ みんなみんなやさしかったよ


からたちの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ

からたちの花 
作詞 北原白秋 大正13年(1924)「赤い鳥」7月号発表 
作曲 山田耕筰 大正14年(1925)「女性」5月号発表
歌手 藤原義江 テノール歌手 

水戸城にはカラタチの垣根がありました。カラタチの垣根は城の防御にも用いられるほど容易には突破できません。

現在も旧県庁(三の丸庁舎)正門の両脇にカラタチの垣根があります。(上の写真のふたつの矢印)

偕楽園杉森のカラタチ
偕楽園の西門付近の杉森の中にもカラタチの木が残っています。
今はないのですが、40年ほど前には、二の丸城址(現在水戸三高)の東側(水郡線側)の垣根がカラタチでした。我が家のカラタチはここにあった小さな実生苗を植えたものです。
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シロヤブケマン ムラサキケマン ジロボウエンゴサク

2019年04月12日 | 庭の花たち

シロヤブケマンが庭のあちこちで咲き始めました。

種はホウセンカのように、熟した実に手を触れただけで種が勢いよく飛び散ります。ムラサキケマンの白花種といったところでしょうか。
この花は珍しがられるので、今年も二人の方がお連れしました。

ムラサキケマンのほうが一般的ですが、我が家ではシロヤブケマンのほうが多めです。

ジロボウエンゴサクも咲き始めました。花はムラサキケマンによく似ていますが、草体も細く花径は1本で花数も少ないです。

冬季の乾燥のためか今年は小さめです。




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ニオイアイリス ニオイイリス

2019年04月12日 | 庭の花たち

40年前にこの地に越してくる以前からあったアイリス。ネットで名前を調べるとどうやらニオイアイリスに落ち着きました。

ここから素晴らしい香りが。
ニオイアイリスの香りは花ではなくて乾燥した根に極上の香りがあるそうです。
そうとは知らず、花の香りが素晴らしいので、ニオイアイリスではないかと思い、ネットで調べたところ、花の形がニオイアイリスによく似ているのです。

今年もまた香りを楽しめます。
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23年ぶりの寒い春 梅の咲きそびれが多い

2019年04月12日 | 水戸の梅

4月8日の事ですが、水戸の六名木の虎の尾が咲いていました。虎の尾は比較的早く咲く品種です。すでにすべてが散ってしまったのですが、六角形の柵の中の虎の尾に花が咲いていました。異例なことです。

毎年4月に入ってからも咲いているこの泰平は今年はひと目で咲いているのがわかるほど、この時期としては花が多い。

4月8日に本園内をめぐると、花が咲いている梅の木をあちこちで見かけました。

御所紅はほとんどの木で花を確認しました。

春日野も

大和牡丹も

長谷川絞も

難波紅も

白加賀も

養老も

名前不明・以前品字梅の名札があったもの。

名前不明・無類絞かも・以前蓮久の名札のものなど。

 他にもあちこちでシーズン中に咲きそびれてしまい、4月になってからどうにか開花にこぎつけた花を見かけました。
何故、今年はシーズン中に咲きそびれた花が多いのか。それは今年の気温が開花シーズン終りになっても依然として低い日が続いていることが原因のようです。先日は東京で桜の花に雪が降っているのがニュースになりました。
 そこで、4月上旬の水戸気象台の気温を調べたところ、
1日から10日まで10日間の日ごとの平均気温の平均は9.17度でした。
 過去50年間の同じ期間の日ごとの平均気温の平均が今年を下回ったのは、下記のとおり11回で、大部分は50年間の前半です。
日ごとの平均気温、最高気温、最低気温の10日間の平均値は下記のとおりです。
  2019年(今年)  平均気温 9.17度 最高気温 14.95度 最低気温 3.16度 
  2012年( 7年前) 平均気温 8.87度 最高気温 15.72度 最低気温 1.40度
  1996年(23年前) 平均気温 7.57度 最高気温 13.12度 最低気温 2.26度 
  1993年(26年前) 平均気温 8.54度 最高気温 14.59度 最低気温 2.60度
  1988年(31年前) 平均気温 7.95度 最高気温 12.86度 最低気温 2.94度
  1984年(35年前) 平均気温 6.50度 最高気温 11.28度 最低気温 1.94度
  1981年(38年前) 平均気温 8.99度 最高気温 14.44度 最低気温 3.68度
  1978年(41年前) 平均気温 8.32度 最高気温 14.82度 最低気温 1.81度
  1977年(42年前) 平均気温 7.98度 最高気温 13.97度 最低気温 3.04度
  1976年(43年前) 平均気温 7.13度 最高気温 11.75度 最低気温 2.60度
  1972年(47年前) 平均気温 8.83度 最高気温 13.25度 最低気温 3.56度
  1970年(49年前) 平均気温 9.15度 最高気温 15.17度 最低気温 3.09度
日ごとの平均気温の算出は「 1日4回の主要時刻における気温の通報値を平均して求めています。」ということで世界共通です。
上記のうち2012年と1970年は最高気温の平均が今年を上回っており、朝方の冷え込みはあったものの、日中は気温が高かったものと推定されます。これをのぞいてみると、23年ぶりの寒い春であったと言えそうです。
 このため梅の花はシーズン中に最後の花まで咲ききることができずに咲きそびれる木が続出したのかなと思いました。
今年の春は確かに、私の感覚でも温かいと思う日は続かず、日中でも寒く感じる日数が多かったように思います。庭の草たちの生育も足止めされているようにも思われます。ただし元気な草もありますので、草木の特徴をまたひとつ知るチャンスでもあります。

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