前回は「ハマユウが14年目に花芽をつけた」でした。その花芽が無事に咲いたので、開花した時の感動を振り返ります。花芽を見つけたのが6月29日でした。
私はハマユウの花は見たことがありますが、花芽がどこから出てくるのかを知りませんでした。どこから出てくるのだろうかと、偽茎の先端を見ていました。でも、もしかしたら、地面から出てくるのかなとも思って、鉢の土を見たりもしました。そして、この日花芽が一番下のほうの葉と偽茎の間から出てきたのを見つけてこれも新発見でした。
花芽の成長は早く、大きな蕾がぐんぐん伸びて、花との出会いが楽しくなりました。7月3日。
花芽はすぐに、葉の天辺迄近づきました。7月4日。花芽を発見してからわずか6日目のことでした。今にも咲きそうな雰囲気です。
7月5日午前9時。ついに総苞がほころびて蕾が見えました。花芽を発見してから7日目です。
7月5日夕方4時。蕾が伸びています。ハマユウは夜咲くと聞いています。もしかして今夜一番花が開花するかもしれない。すでに下の方に白い何かが出ている。初めて、待ちに待ったハマユウの花を目の前で見られるのだと、気持ちが昂りました。
でも、まだ開花には早すぎないだろうか。もう1日待つのだろうか。
7月5日夜7時。夕食の後で暗い庭に出てみてびっくり。ついに14年目に庭でハマユウの花を見ることができました。花芽を発見してから1週間目です。高貴な香りも漂います。懐中電灯で照らして撮影です。
7月6日早朝4時。目が覚めたので暗い庭に出てみる。1輪の初々しいハマユウの花。
総苞は開いて、中央付近にはたくさんの蕾と白く細い紐のようなものが見えます。花の反対側には大きく伸びた蕾が2個あります。
この大きく伸びた蕾は一番花が咲く数時間前の時よりも大きいです。ということは、夜を待たずに咲いてしまうのでしょうか。
7月6日朝7時 夜が明けたときの反対側からの花の様子です。一番花のすぐ下に、下向きの蕾があります。萎れているわけではありません。花の反対側には横向きの蕾が2個あります。
7月6日昼12時 あれッ。一番花が落ちています。どうして落ちたの?・・・・右側の洗濯物が風にあおられて花に当たったために折れてしまったようでした。何という失態。
落ちた花には子房がついています。
落ちた花を観察してみると
花弁が6枚
雄しべが6本 花糸が花弁の内側の溝から出ています。花粉はすでにしおれていてなさそう。
雌しべが1本 花弁の筒の中から出ています。
7月6日夕方5時 大きな蕾が6個あります。すでに1個がほころび始めています。右上の蕾
7月6日夕方5時 ほころび始めた蕾
7月6日夕方6時 4輪開花。咲き始めるのは夕方6時ころでした。一番花も7時に開花していたのを確認しましたが、おそらく6時ころ開花したのでしょう。
明日以降開花予定の蕾がたくさんあります。今度は花を折らないよう注意して、開花した花をじっくり確認するつもりです。