庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

梅の開花は1月9日現在29本超 還暦記念にシチリアレモンの種を蒔くお手伝い

2020年01月11日 | 公園ご案内
 八重冬至
うーちゃんと久しぶりに偕楽園で梅探索をしました。早咲き梅を見てまわりました。視力の衰えた雑草には、梅の木の天辺のほうに咲いているであろう花を見つけるのが非常に難しくなりました。

そこで、雑草はうーちゃんを早咲き梅の木の下にに連れて行って、この木のこのあたりに咲いているはずと指さすほうをうーちゃんに見ていただいては、咲いている花を見つけていただきました。

そうすると、何とほとんどの木で、指さす方向に咲いていました。
 この時期は3000本中の30本、つまり100本につきわずか1本の木にしか、しかも高い梢にわずか1輪の花を探すわけですから、この木にはもう花があるはずと思って探さないと見つけるのは非常な労力が必要です。

 さらにまた、この木はどの辺に一番花をつけるのかがおおよそわかれば比較的簡単に花を見つけることができますが、これは経験と勘をはたらかせなければなりません。

 こうして花を探し当てた梅の木を数えてみると27本。それに、先日咲いていたが、今回は訪ねなかった2本を加えて、29本の梅の木に花がついているのを確認できました。また虎の尾の開花情報をいただきました。さらには東西梅林の奥のほうの未確認の早咲き梅4~5本にも咲いている可能性があり、全体では30本超の梅の木に花がついていると思われます。
まさに今が梅の花を探しまわる探梅の時期ですね。
 
 レモネード
レモンと言えば強烈な酸味を持つものが多いのですが、このレモンはそれほど酸味がつよいものではないものです。雑草も一切れ味わってみました。マイルドです。シチリア原産のレモンらしいのです。
 今回一緒に偕楽園で探梅を楽しんだうーちゃんが知人からいただいたものです。そして、還暦の記念にこのレモンの種を蒔いてみたいというので雑草もお手伝いさせていただくことになりました。


完熟したレモンの実から取り出した種です。種に付着しているぬるぬるした皮を剥いであります。


ほぼ熟したレモンの実から取り出した種です。さらにこの上に種が見えなくなる程度に赤玉土をかけました。

ガラスで蓋をしました。これは寒さを嫌うための保温と保湿のためです。発芽が楽しみです。

ところで、イタリアではレモンのことをLimoneリモーネというらしいです。
この種はレモネードという名前と聞いていただいたということですが、レモネードはレモンで作った飲み物を言うようですから、本当はリモーネなのかもですね。

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梅の開花状況 2020年1月6日

2020年01月07日 | 公園ご案内
 八重冬至
 八重冬至
南門料金所手前の八重冬至が咲いています。

 冬至梅

南門を南崖に沿って進むと、柿の木の大木の手前で一重の冬至梅が咲いています。おそらく今シーズンも一番先に本格的に咲きだしたのはこの梅の木でしょう。花数が多いのですぐにわかります。見晴し広場から僊湖暮雪碑への下り坂の途中の松の木の間からも見ることができます。
以上の八重冬至と冬至梅の2本は本格的に開花したと言えます。

そのほか1輪か数輪咲いている木がいくつかあります。
 冬至梅
 冬至梅
東門トイレ前の冬至梅です。

 初雁

本園東梅林内の初雁と思われる梅はまもなく咲きそうです。


 八重冬至

吐玉泉下の鐘楼の西門側の八重冬至です。

 八重寒紅
 八重寒紅
桜山第3駐車場奥の田鶴鳴梅林のトイレ前の八重寒紅です。

 水心鏡
 水心鏡
猩々梅林の中央のベンチ近くの水心鏡がまもなく咲きます。

 八重寒紅
 八重寒紅
窈窕梅林中央の水道近くの八重寒紅が咲いています。
 夕刻にざっと見てまわった結果ですから、この他にも咲いている梅の木があるかもしれませんね。
今シーズンの咲き始めは、昨シーズンより遅れているようです。
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水戸市植物公園をご案内 押し花展で押し花体験

2019年09月07日 | 公園ご案内
 チョウマメ
久しぶりに水戸市植物公園へ。今日のお客様はアリゾナからMASTER GARDENERのお方です。
入口の橋の上では色鮮やかなチョウマメが歓迎。

今日は気温が上がり汗ばむほどでした。テラスガーデンの滝の内側はとても爽快です。
 シンテッポウユリ
テラスガーデンにはシンテッポウユリが。花の外側に紫の筋がないので、タカサゴユリというより、シンテッポウユリでしょう。
 フヨウ
フヨウのようです。アメリカフヨウでしょうか。
 池
池にはネッタイスイレン(手前)とアサザがありました
 ネッタイスイレン
水面から高く伸びて咲いているので熱帯スイレンですね。温帯スイレンもあるらしいのですが、花を確認できませんでした。
 エゾミソハギ
池の周りにはミソハギの咲き残りが。萼のようすからエゾミソハギのようです。
 ツマグロヒョウモン
ほとりにはスジグロカバマダラと思ったがツマグロヒョウモンでしょう。虫の苦手なお客様と早々に食堂と売店へ。
 ヤブミョウガ
食堂のガラス越しにはヤブミョウガ。名前はミョウガですが、花弁が三枚で、ツユクサの仲間です。ブルージンジャーもこの植物園にありますが、これもジンジャーではなくツユクサの仲間です。ちなみにレッドジンジャーはジンジャーです。花弁を見比べると違いが判ります。
 セロシア(ノゲイトウ)
売店ではかわいいセロシアの花に一目ぼれ。鉢植えで小さく仕立てるとかわいいですね。地植えでは背が高くなりそう。
 キハダ
樹皮の薬用名は黄柏(オウバク)といい、強い抗菌作用を持つとされ、チフス、コレラ、赤痢などの病原菌に対して効能があるほか、健胃整腸剤などに用いられているようです。
また、染料として用いられ黄蘗色(きはだいろ)という鮮やかな黄色の染料で、黄色に染め上げる外に、赤や緑色の下染めとして、特に紅花特有の鮮紅色を一層引き立てるそうです。
薬用植物園の森を通り抜けて、奥の展示館で開催中の「いやしの押し花展」へ。
 「いやしの押し花展」展示会会場
アトリエ四季の花の綿引啓子先生の教室の皆様の力作です。風景画・動物・山草・ボタニカルなど様々なスタイルの押し花が展示されています。

最初に目に留まったのは、大漁桜の押し花です。桜鯛色の花を咲かせるとってもきれいな桜の花ですが、まるで今咲いている花そのままのような初々しさです。写真では表現できていなかったのが残念です。
大漁桜は角田春彦氏が早咲きの大島桜の種子を熱海市営農場で播種、育成した苗から選抜されました。全ての花に旗弁があり、桜鯛の色と漁の時期に因んでこの名がつけられたそうです。カンザクラとの交配でしょうか。水戸市森林公園下の山根フルーツラインで見ることができます。
先生のお顔が額のガラスにうつって見えています。

 押し花体験
押し花体験をさせていただきました。綿引先生は押し花の奥深さを研究されて、押し花には人をいやす力があると言われ丁寧に教えてくださいました。
 押し花体験作品1
 押し花体験作品2

いやしの押し花展は明日9月8日(日)までです。


コメント (1)
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