庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

タマムラサキを14年ぶりに植え替え ネナシカズラに超弱い幅広

2024年02月21日 | 庭の花たち

鉢から取り出し、雑草と分離したタマムラサキ
2009年12月に植えた鉢(プラスチックのダストボックス)に芝のような雑草が繁茂してしまったので、14年と2か月ぶりに植え替えてみました。
 当時の写真が出てきましたのでアップしてみます。


2009年12月23日に送っていただいたタマムラサキ

2009年12月24日に鉢(プラスチックのダストボックス)に植えた状態。
はるばると長崎から送っていただいたのでした。やはり寒さが気になりましたが、屋外に置いたのでした。

2010年2月21日のタマムラサキ
こちらに来て初めての冬にびっくりしたのでしょうか。葉を紫色にして寒さに耐え抜きました。

2011年11月には花を咲かせました。

葉幅が広い 8.2mm

葉幅が狭い 5.95mm
2013年にも送っていただいたと思います。
その時に葉幅がかなり違ったのでノギスで計ったものです。

葉幅の広いタマムラサキの花穂

葉幅の狭いタマムラサキの花穂
葉幅の違いだけではなく、花穂の大きさもだいぶちがいました。
3倍体とかがあるのかもしれません。

2017年4月 葉幅の広いタマムラサキはとても元気で、葉幅は10.9mmです。
この葉幅の広いタマムラサキが瀕死の状態なるという事件が起きました。

2021年5月9日ネナシカズラに絡みつかれた広葉のタマムラサキ
幅広の葉にネナシカズラが絡みついてすでに枯れています。まだネナシカズラに絡まれてせいぜい1~2週間です。他の種々の草木にネナシカズラが絡みついたのを見てきましたが、この幅広のタマムラサキほど急激なダメージを受けた草木は初めてです。

2021年5月12日 ネナシカズラに絡まれ、枯れた葉を切り取ったのですが、さらにダメージが広がっています。近くの狭い葉のタマムラサキにも影響があるかどうか、人工的にネナシカズラを絡ませて様子を見たのですが、ダメージは軽度でした。

2021年5月22日
幅広はさらにダメージが広がって、3株ならんでいて、右側の1枚の葉だけにネナシカズラが絡みついただけなのに、3株とも影響がありました。特に直接絡まれた右側はひどく、その隣の中央の株と左の株も弱ってしまいました。

2021年6月14日 2株は危篤状態でこの後枯れてしまいました。けれども左側の株はミドリの葉が出て来て持ち直しました。

2023年11月13日 花が咲く

2024年2月20日 1本だけ生き残った幅広タマムラサキ
ようやく元気な姿になりました。


2024年2月20日 タマムラサキ3鉢
右 植替えたタマムラサキ  左 実生苗のタマムラサキ  手前 幅広のタマムラサキ
植え替えたタマムラサキは元の鉢のほかに寒竹の鉢へも一部を植えこみました。
今年も花を楽しませてただきます。
これからの10年はどのような事があるでしょうか。






コメント (4)
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庭の梅 朱鷺の舞が咲き始めました。

2024年02月11日 | 庭の花たち

庭の梅の若木 朱鷺の舞が咲き始めました。
 朱鷺の舞は偕楽園が世田谷区公園事務所のご厚意により羽根木公園の成木の枝を接木用の穂木としていたがいたことによります。
そのきっかけとなったのは、府中郷土の森公園での大坪孝之先生の梅散歩で、羽根木公園のボランテアさんと知り合いになり、ボランテアさんたちと偕楽園との交流が始まった時に、ボランテアの小嶋哲郎さんらの学習成果発表資料「梅まつりの学習」にあった、朱鷺の舞の花の写真に魅せられた当時の偕楽園の梅管理者の根本実嗣さんが偕楽園への導入を検討されたのでした。

羽根木公園頂上の北の広場には数本の朱鷺の舞が植栽されていました。

頂いてきた朱鷺の舞の枝

接木をしたときの舞@偕楽園

接ぎ木苗の芽が膨らむ@偕楽園

伸びてきた枝。接ぎ木部の乾燥を防ぐための袋掛け@偕楽園
このように接ぎ木を大事に大事にして苗木を作ったのですが、一部はこのことが徒となって、梅雨明け時の高温多湿のために失敗もありましたが、最終的にはたくさんの接ぎ木苗ができました。

接木した翌年2019年に接ぎ木に咲いた花@偕楽園


同年4月には苗木畑に植えこまれました。@偕楽園
この接ぎ木苗の1本をいただいたのが庭の朱鷺の苗です。

庭の朱鷺の舞

庭の朱鷺の舞

庭の朱鷺の舞
朱鷺の舞は後ろ姿もきれいな花です。
朱鷺はかつてはほぼ日本全国で見られた鳥ですが、日本産がぜつめつしてしまい、中国からいただき、大切に保護されてかなり復活することができました。その朱鷺の羽根色を思わせる朱鷺の舞の花です。

この他現在咲いている庭の梅の木です。

紅冬至

緋の司

佐橋紅

白加賀
まだ咲いていない梅の木

書屋の蝶 昨年の花

豊後 昨年の花





コメント (2)
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