庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

コオニユリを探しに自転車散策

2016年07月29日 | 野草を訪ねて
昔であった谷地のコオニユリに急に会いたくなって出かけました。花を見たのは10年以上前でした。その後は何度か行ったのですが目印もなくて、このあたりかとみて回ってもであっていません。不安と絶望。でももしかすると出会えるかもと出かけました。
途中で耕作放棄した沼地の水田跡でヒメガマの群生に出会いました。
1607270032ヒメガマ1607270032ヒメガマ posted by (C)雑草
1607270033ヒメガマ1607270033ヒメガマ posted by (C)雑草
目的地に近づくとコバギボウシがたくさん咲いていました。
1607270037コバギボウシ1607270037コバギボウシ posted by (C)雑草
そうです。コオニユリが咲いていた時もコバギボウシがいっぱい咲いていました。
1607270036コバギボウシ1607270036コバギボウシ posted by (C)雑草
たくさんのコバギボウシの花を見て、なんだか今日はコオニユリに出会えそうな気分になりました。
ノカンゾウも咲いていました。
1607270039ノカンゾウ1607270039ノカンゾウ posted by (C)雑草
コオニユリに出会ったあの時とおなじです。
期待にこころ膨らませて谷地の道を自転車でゆっくりと進みました。
クズの花が咲いていました。
1607270041クズ1607270041クズ posted by (C)雑草
・・・・ということはまもなくこの谷地はおわりです。やっぱりコオニユリは姿が見えなくなったのでしょうか。センニンソウ、イヌザンショウとも見覚えのある花で、もう終点が近いです。
1607270047センニンソウ1607270047センニンソウ posted by (C)雑草
1607270051イヌザンショウ1607270051イヌザンショウ posted by (C)雑草
ヤマユリがさいていました。ついに谷地のおわりです。
1607270052ヤマユリ1607270052ヤマユリ posted by (C)雑草
1607270044ヤマユリ1607270044ヤマユリ posted by (C)雑草
しかたがないのでいったん丘の上に登りました。カラスウリのような実を見つけました。葉が枯れてしまったのか?それとも近くにある葉なのでしょうか? もしそうであればカラスウリでもなく、キカラスウリでもなさそうです。実の色合いがカラスウリとはちょっと違うようです。
1607270054カラスウリ?1607270054カラスウリ? posted by (C)雑草
ついにコオニユリには出会えませんでした。あきらめきれずにまだ行ったことのない似たような谷地に行って見ることにしました。しばらく丘の上の道をゆき、これぞと思われる谷地に下ってみました。田んぼのわき道を進み始めて間もなくです。なんとありました。え。まさか。こんなところに。
しかも大きな株です。
1607270057コオニユリa群1607270057コオニユリa群 posted by (C)雑草
一箇所に何本もありました。
1607270062コオニユリa群1607270062コオニユリa群 posted by (C)雑草
まだ蕾の株もありました。
1607270058コオニユリa群1607270058コオニユリa群 posted by (C)雑草
1607270063コオニユリa群1607270063コオニユリa群 posted by (C)雑草
ヌマトラノオも一緒に咲いていました。
1607270059コオニユリa群1607270059コオニユリa群 posted by (C)雑草
10年くらい前に見たコオニユリの小さな花が咲かない株には茎の天辺にムカゴがついていました。でもここには今回小さな花の咲かない株はありませんでした。
新潟ではコオニユリの花穂にもムカゴができていたという報告がありましたので、個々のはどうかと観察してみました。
1607270081コオニユリa群1607270081コオニユリa群 posted by (C)雑草
1607270082コオニユリa群1607270082コオニユリa群 posted by (C)雑草
やはりムカゴは無いようです。茎の天辺のムカゴについては庭でも確認しているし、群馬のスキー場のコオニユリにムカゴがついているのをみたことがありますが、花穂についた実物はまだ見ていません。
この場所からさらに30~40m離れた場所でもうひとかぶのコオニユリを見つけました。
1607270074コオニユリb1607270074コオニユリb posted by (C)雑草
1607270069コオニユリb1607270069コオニユリb posted by (C)雑草
ここのコオニユリは他の場所よりも、葉が細長いように思われます。
1607270076コオニユリb1607270076コオニユリb posted by (C)雑草
1607270096コオニユリが自生する谷地1607270096コオニユリが自生する谷地 posted by (C)雑草
この日の自転車走行距離はおおよそ40kmでした。
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7月下旬に庭で咲いている花たち

2016年07月26日 | 庭の花たち
7月20日以降に庭で咲いた花たち。
カラスウリ1607200075aカラスウリ1607200075a posted by (C)雑草
カラスウリは夜しか開かないので、LED懐中電灯で照らして撮りました。
カラスウリ1607200079aカラスウリ1607200079a posted by (C)雑草
スマホでは難しいようです。
コモチシダ1607210004コモチシダ1607210004 posted by (C)雑草
コモチシダの葉に子供ができました。
コモチシダ1607210005コモチシダ1607210005 posted by (C)雑草
ハチジョウカグマにも似ていますが、ハチジョウカグマは小葉がもっと細長いようです。そして茨城にはまだないかも。
ノシラン1607210007ノシラン1607210007 posted by (C)雑草
ノシランの花穂が出てきました。昨年実をならせた株はやや遅れて花穂が出るようです。
ナミアゲハ1607240029eナミアゲハ1607240029e posted by (C)雑草
アキチョウジ(セキヤノアキチョウジ?)でお休みのナミアゲハ。
1607240024ダイミョウセセリ1607240024ダイミョウセセリ posted by (C)雑草
イワガネの葉でくつろぐダイミョウセセリ。
1607240026ナツエビネ1607240026ナツエビネ posted by (C)雑草
蕾がふくらんできたナツエビネ。
1607240032カボチャ1607240032カボチャ posted by (C)雑草
人工授粉で実が大きくなってきたカボチャ。受粉の手助けをしなかった花は子房が枯れてしまいました。
オトギリソウ1607250005オトギリソウ1607250005 posted by (C)雑草
咲き始めたオトギリソウ。
ヌマトラノオ1607250007ヌマトラノオ1607250007 posted by (C)雑草
ヌマトラノオも咲き始めました。
ホソバウンラン1607250008ホソバウンラン1607250008 posted by (C)雑草
ホソバウンラン
マツムシソウ2番花1607250001マツムシソウ2番花1607250001 posted by (C)雑草
マツムシソウの2番花です。
マツムシソウ1・2・3番花1607250004マツムシソウ1・2・3番花1607250004 posted by (C)雑草
中央の1番花は花弁がしおれました。上の2番花が咲き始めています。下の3番花の花弁がふくらんできています。
マツムシソウ別株1番花1607250006マツムシソウ別株1番花1607250006 posted by (C)雑草
別株のマツムシソウも開き始めました。

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いのちよりも大切なもの ユーオーディア賛美の夕べに

2016年07月24日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日7月23日に東京オペラシティコンサートホールで開催された 第23回ユーオディア賛美の夕べ~星野富弘の世界を歌う~を堪能してきました。星野富弘さんの詩とエッセイによる合唱組曲を土井康司さんが作曲されたものです。
この写真は開演前の様子です。
DSCF7458bDSCF7458b posted by (C)雑草
1607240034b1607240034b posted by (C)雑草
今年は富弘美術館開館25周年にあたり、星野富弘さんの詩とエッセイに土井康司さんが作曲された合唱組曲「いのちより大切なもの」が主要演目でした。
ユーオーディア管弦楽団と合唱団いずれも60名以上、あわせておよそ130名あまりの楽器と合唱が響き渡りました。
1607240035b1607240035b posted by (C)雑草
星野富弘さんが「死の淵をさまよい、障害のゆえにできなくなったこともたくさんあります。でも、いのちより大切なものに気づくことができました。」という詩とエッセイは言葉だけでも心を打つ素晴らしいものですが、土井康司さんにより合唱組曲となり、130名の方の楽器と合唱が響き渡ると、心の琴線を大いに震わせるものがありました。
今年11月5日(土)6日(日)にPBAのライフラインでテレビ放送されるそうです。
北海道、青森、福島、群馬、埼玉、千葉、神奈川、新潟、静岡、滋賀、京都、大阪、兵庫、沖縄では見ることができるようです。詳しくはwww.pba-net.comでご確認を。

昨年のユーオーディア賛美の夕べに演じられた「いのちより大切なもの」がCDになっていましたので購入しました。
1607240037b1607240037b posted by (C)雑草
1607240036b1607240036b posted by (C)雑草

来年はどのような賛美がささげられるのでしょか。次回は2017年7月29日(土)です。
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森のジガバチ

2016年07月21日 | 偕楽園
今日も偕楽園好文亭のマヤランを見てきました。花はほとんど盛りを過ぎていました。森に入り七曲りの坂道でジガバチが獲物を運んでいるのを見つけました。
ジガバチ1607200026a
ジガバチ1607200026a posted by (C)雑草
ジガバチは自分よりはるかに大きい獲物・芋虫を運んでいました。
ジガバチ1607200033a
ジガバチ1607200033a posted by (C)雑草
垂直の壁を乗り越えようとしています。ジガバチは獲物に針を刺して、毒液で獲物の神経を麻痺させて動けなくしてしまうそうです。
ジガバチ1607200036a
ジガバチ1607200036a posted by (C)雑草
ようやく乗り越えることができました。
ジガバチ1607200037a
ジガバチ1607200037a posted by (C)雑草
土の斜面を登ってゆきます。
ジガバチ1607200041a
ジガバチ1607200041a posted by (C)雑草
だんだん険しくなります。土が崩れて運びにくそうです。
ジガバチ1607200046a
ジガバチ1607200046a posted by (C)雑草
垂直の上りは重そうです。獲物が動かないのでどうにかすこしずつ登ります。
ジガバチの名前は、その羽音によるそうです。ジガバチは土を固めた巣の中に、麻痺した獲物を閉じ込めそこに産卵し、幼虫が獲物を食べてから、サナギになり、そののち成虫になって巣から出てきます。
ジガバチが獲物を巣に入れるときに、似我似我(自分に似よ)と獲物に言い聞かせて閉じ込め、やがて獲物が蜂の姿に変わって出てくると考えられて似我蜂と言われるそうです。
ジガバチ1607200047a
ジガバチ1607200047a posted by (C)雑草
かなり重そうでここは少しずつ登っています。
ジガバチ1607200050a
ジガバチ1607200050a posted by (C)雑草
垂直の壁を登り切ったところで見失いました。近くに穴があったのでこの中にはいいたのでしょうか。
ジガバチは巣に獲物を閉じ込めてそこに卵を産んで蓋をしてしまいます。卵から孵った幼虫は生きて麻痺している獲物を食べますが、最後まで獲物が死なないように、命に係わる獲物の部位は最後に食べるようです。こうして、獲物が途中で腐らないようにしているとか。
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103本のムクゲ並木が花盛りです。

2016年07月19日 | 偕楽園
偕楽園公園の拡張部 桜川右岸の窈窕橋から田鶴鳴橋の間に103本のムクゲの並木があります。ちょうど花の時期をむかえています。
ムクゲ1607180081alムクゲ1607180081al posted by (C)雑草
これは幼鳥橋のほうから見たムクゲの並木です。103本のうちおよそ半分が見えます。
ムクゲ1607180059aムクゲ1607180059a posted by (C)雑草
中間点までのおもなムクゲの花です。
ムクゲ1607180060bムクゲ1607180060b posted by (C)雑草
これらのムクゲは岡山の大学からいただいた苗と思われます。
ムクゲ1607180061cムクゲ1607180061c posted by (C)雑草
2011年の大震災まで、偕楽園の梅林を50年以上も管理されておられた方がおりました。
ムクゲ1607180062dムクゲ1607180062d posted by (C)雑草
その方のお父様も同じ仕事をされていたそうです。親子2代にわたって梅林を管理されていたのです。
ムクゲ1607180063eムクゲ1607180063e posted by (C)雑草
その方からムクゲの苗を岡山の大学からいただいたということを聞いたことがありました。
ムクゲ1607180064fムクゲ1607180064f posted by (C)雑草
当時は偕楽園本園の表門近くの苗木畑にたくさんのムクゲが植えられていました。
ムクゲ1607180065gムクゲ1607180065g posted by (C)雑草
この桜川右岸にムクゲの並木ができたのは大震災後のことと思います。
ムクゲ1607180066hムクゲ1607180066h posted by (C)雑草
苗木畑のムクゲが移植されたのだと思います。
ムクゲ1607180067iムクゲ1607180067i posted by (C)雑草
残念ながらムクゲの品種名は表示されていません。苗木畑にあるときは名札のついているものもあったのですが。
ムクゲ1607180071jムクゲ1607180071j posted by (C)雑草
名前がわからなくてもとてもきれいな花です。
ムクゲ1607180072kムクゲ1607180072k posted by (C)雑草
これらの花を撮った時刻はすでに夕方でしたので、午前中はさらに美しかったと思います。ムクゲは翌日にはしぼんでしまいます。
ムクゲ1607180083alllムクゲ1607180083alll posted by (C)雑草
中間地点の三叉路です。これは花を見てきた窈窕橋のほうを振り返っています。ムクゲ並木は写真の右手のほうに折れ曲がっています。てまえは月池橋から千波湖のバス駐車場に向かいます。
オニグルミ月池橋1607180085bオニグルミ月池橋1607180085b posted by (C)雑草
月池橋からムクゲ並木の中間点を見ています。月池橋の向こうを左へゆくと窈窕橋へ、右へ行くと田鶴鳴橋です。
月池橋の右側の木はオニグルミで実がなっています。
オニグルミ1607180084aオニグルミ1607180084a posted by (C)雑草
オニグルミは9月になると食べられます。
ムクゲ1607180082blムクゲ1607180082bl posted by (C)雑草
中間地点からムクゲ並木は田鶴鳴橋へと向かっています。
大きな木はエノキです。このエノキには大きなヤドリギがあって、毎年実をならせています。
ムクゲ1607180074mムクゲ1607180074m posted by (C)雑草
ムクゲはどの花もきれいですね。
ムクゲ1607180076nムクゲ1607180076n posted by (C)雑草
ムクゲは枝を切り詰めても次々と新梢を出して花を咲かせます。
ムクゲ1607180077oムクゲ1607180077o posted by (C)雑草
ムクゲは韓国の国花だそうです。かつて韓国の方とムクゲのお話をしたことがありました。力強く説明してくださったのを思い出します。
ムクゲ1607180078pムクゲ1607180078p posted by (C)雑草
花言葉は繊細美、尊敬、信念だそうです。
ムクゲ1607180079qムクゲ1607180079q posted by (C)雑草
ムクゲは花期が長く、10月ころまで楽しめるようです。
ムクゲ1607180080zzムクゲ1607180080zz posted by (C)雑草
ムクゲ並木の終点は田鶴鳴橋です。103本のムクゲでした。
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好文亭から丸山へ マヤラン ノカンゾウ ヤマユリ ムクゲ ヤブカンゾウ

2016年07月19日 | 偕楽園
今日は出かけるのが遅くなり、好文亭はすでに閉まっていました。それでもお客様がいらっしゃったりします。お聞きすると北海道からいらっしゃったとのことです。この時期は本園にはほとんど花もなく好文亭を見学する以外はほとんど見るべきところがありません。お気の毒に思い、マヤランという珍しい花を見ることができるとお話したところ、ご覧になりたいとのことで、好文亭の裏手にご案内し、マヤランを見ていただきました。
マヤランe1607180010aマヤランe1607180010a posted by (C)雑草
これは待合の裏手のマヤランを垣根の外から望遠で見たものです。このマヤランは垣根の外からでは、物陰のすきまからになるために、見つけにくい場所ですが、位置がわかると見やすいです。
さらに望遠で引き付けて見ます。
マヤランe1607180009aマヤランe1607180009a posted by (C)雑草

もうひとつのマヤランは見やすい位置にありますが、花が盛りを過ぎたのと、コントラストがいまいちで、視力の弱った雑草はあらかじめ分かっていたので望遠で見ることができました。お客様も指差す方向を見つめて確認されました。
マヤランf1607180006aマヤランf1607180006a posted by (C)雑草

お客様とは偕楽園の梅林や桜のお話をしましたところ、梅の季節に来ていただけるということで、ご案内をさせていただく約束をしました。
いらっしゃるときにはご紹介したこのGooブログかフォト蔵にコメントいただきたいと思います。日時を合わせていただき梅林100種3000本をご案内させていただきたいと願います。

好文亭の下、南門近くにはノカンゾウが咲いています。
ノカンゾウ1607180014ノカンゾウ1607180014 posted by (C)雑草
よく似た八重咲きのヤブカンゾウは公園センター丸山橋近くに咲いています。
ヤブカンゾウ1607180042aヤブカンゾウ1607180042a posted by (C)雑草
近年、茨城では一重のノカンゾウが減って、八重のヤブカンゾウが増えているそうです。偕楽園でもやはりヤブカンゾウのほうが元気そうです。
ヤブカンゾウ1607180043aヤブカンゾウ1607180043a posted by (C)雑草

公園センター裏手の丸山には山百合が咲いています。
ヤマユリ1607180019aヤマユリ1607180019a posted by (C)雑草
震災の年から偕楽園の緑の相談をされた前の担当者はユリの栽培には造詣の深い方でして、偕楽園の杉森、徳川博物館の杉森とこの丸山などにヤマユリを植えられたようです。山百合の環境としてはこの丸山が最もよさそうです。徳川博物館の杉森は下草刈りを徹底すればさらに元気になると思われます。偕楽園の杉森は日が差し込まないので難しいようです。
ヤマユリ1607180021aヤマユリ1607180021a posted by (C)雑草
ヤマユリ1607180017aヤマユリ1607180017a posted by (C)雑草
ヤマユリ1607180018aヤマユリ1607180018a posted by (C)雑草

丸山橋近くの旧桜川のほとりにはきれいな花のムクゲが4~5本あり、盛んに花を咲かせています。
ムクゲ1607180032aムクゲ1607180032a posted by (C)雑草
大震災の時まで梅林を管理されていた方によると、岡山の大学からムクゲをいただいたということで、当時表門近くの苗木畑にたくさんのムクゲがありました。このムクゲがそれかどうかは定かではありませんが、この丸山近辺のムクゲは特に美しい花をさかせています。
ムクゲ1607180034aムクゲ1607180034a posted by (C)雑草
ムクゲ1607180037aムクゲ1607180037a posted by (C)雑草
ムクゲ1607180040aムクゲ1607180040a posted by (C)雑草
ムクゲ1607180047aムクゲ1607180047a posted by (C)雑草
ムクゲは新桜川右岸には窈窕橋から田鶴鳴橋にかけて103本もの並木があります。この並木のムクゲは岡山の大学からいただいたムクゲと思われます。
103本のムクゲ並木については次回ブログしたいと思います。
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好文亭内のマヤラン追加発見 もみじ谷のカモメズルとオシャグジデンダ

2016年07月16日 | 偕楽園
今日は楽しい自然観察の一学期の最後の授業でした。授業の後で先生を偕楽園好文亭内のマヤランにご案内しました。4カ所(abcd)は先にブログで紹介済です。
DSCF6940マヤランaDSCF6940マヤランa posted by (C)雑草
DSCF6939マヤランbDSCF6939マヤランb posted by (C)雑草
植え込みの中のa地点とb地点です。料金所を入って突き当りのすぐ手前の右側です。通路から離れていますがお客様に見ていただける場所です。
DSCF6943マヤランcDSCF6943マヤランc posted by (C)雑草
待合の建物のすぐ手前のc地点です。通路の端ですから間近で見ていただくことができます。
DSCF6948マヤランdDSCF6948マヤランd posted by (C)雑草
好文亭の内庭の隠れた場所のd地点です。この場所は通路もなく見ることはできません。

今日あらためて丹念に周辺を捜したところ、先生が新しく2カ所にあるのを見つけてくださいました。
DSCF6951マヤランeDSCF6951マヤランe posted by (C)雑草
本日新たに先生が見つけられたe地点。待合の建物の裏側です。
偕楽園で最初にマヤランを確認した年には右側のヤブコウジの茂みにたくさん生えていた場所なので期待していた場所ではあったが、道に生えているとは驚きました。
DSCF6950マヤランeDSCF6950マヤランe posted by (C)雑草
ここは一般のお客様は立ち入りできない場所ですが、通路に生えていたので、保護していただきました。
DSCF6952マヤランeDSCF6952マヤランe posted by (C)雑草

次も本日先生が見つけてくださったf地点です。
DSCF6953マヤランfDSCF6953マヤランf posted by (C)雑草
C地点の竹垣の裏側です。C地点が竹垣で分割されています。
DSCF6954マヤランfDSCF6954マヤランf posted by (C)雑草
竹垣の向こう側がC地点です。このあたりも最初に発見された年には生えていた場所です。
このように待合の建物を中心とした半径10m位がマヤランの生えやすい場所です。好文亭の垣根の外側も含めてこの自然が壊れないように管理していただきたいゾーンです。

このあともみじ谷のカモメズルを見に行きました。
DSCF6958カモメズルDSCF6958カモメズル posted by (C)雑草
カモメズルといえばこのようにこげ茶色の花が多いものですが、数年前にこの場所で白い花というか緑色の花もあることがわかりました。その品種名についてさらに詳しく検討されるということでした。
DSCF6961カモメズルwDSCF6961カモメズルw posted by (C)雑草
DSCF6962カモメズルwDSCF6962カモメズルw posted by (C)雑草
本日は緑色の花は見つかりませんでしたが、かなり薄い色の花を咲かせているカモメズルがありました。
DSCF6964カモメズル自生地DSCF6964カモメズル自生地 posted by (C)雑草
カモメズルが生えている場所はもみじ谷の上流で護国神社側の森の入り口付近です。
このように草が生い茂っている場所は草刈りされてしまうことが多いのですが、ここは刈られずにススキとセイタカアワダチソウの茂みになっていてすばらしいです。カモメズルなどのつる植物や次の写真のフジカンゾウやヌスビトハギなど自然の状態が残された貴重な場所です。
DSCF6963フジカンゾウDSCF6963フジカンゾウ posted by (C)雑草
この茂みはぜひとも自然な状態で残していただきたいものです。

最後はもみじ谷への途中の東屋の屋根に着生している珍しいシダです。
DSCF6971オシャグジデンダDSCF6971オシャグジデンダ posted by (C)雑草
Polypodium fauriei H.Christ
オシャグジデンダ。お釈寺?でしょうか。
茨城県では2012年に 絶滅危惧ⅠB類に指定されていています。分布は全国的ではあっても深山の樹幹や岩上に着生し、自生地は少ないのでしょうか。茨城では最高峰の八溝山などに生育するそうです。なぜ、もみじ谷のしかも東屋の屋根にあるのでしょうか。屋根の葺き替えでたちまち消滅してしまいかねません。何とか残したいものです。
DSCF6968オシャグジデンダDSCF6968オシャグジデンダ posted by (C)雑草
ノキシノブの手前に生えているのがオシャグジデンダです。
DSCF6970オシャグジデンダxxDSCF6970オシャグジデンダxx posted by (C)雑草
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シロミノコムラサキとコムラサキとムラサキシキブ  ヒメキンミズヒキ

2016年07月14日 | 庭の花たち
シロミノコムラサキが咲いています。
シロミノコムラサキ1607130026シロミノコムラサキ1607130026 posted by (C)雑草
名前の中に白と紫が入っているが花を見る限り白一色で、紫は全くありません。なぜかというと、これは紫色の花と実をつけるコムラサキの白バージョンということで、白い花で白い実がなるコムラサキということでシロミノコムラサキです。
コムラサキの花は下のように紫色の花です。
コムラサキ1607130028コムラサキ1607130028 posted by (C)雑草
枝や花の色は違いますが、姿形はコムラサキによく似ています。
ムラサキシキブにもよく似ています。下はムラサキシキブです。すでに花が終わって緑色の実がついています。
ムラサキシキブ1607130035ムラサキシキブ1607130035 posted by (C)雑草
ムラサキシキブも紫色の花と実をつけます。そして、ムラサキシキブの白バージョンもあって、ソロシキブと言いますが、シロシキブは庭になく手持ちの写真もありません。コムラサキ、シロミノコムラサキ、ムラサキシキブ、シロシキブと似たものが4種類もあってややこしいですね。
もう一度シロミノコムラサキを見てみます。
シロミノコムラサキ1607130031シロミノコムラサキ1607130031 posted by (C)雑草
上の写真がシロミノコムラサキです。
シロミノコムラサキ、コムラサキとムラサキシキブ、ソロシキブこの4者の違いがお分かりになりましたでしょうか。私もよくわかりませんでした。
コムラサキとムラサキシキブの違いがわかれば、シロミノコムラサキとシロシキブの違いも色違いだけですからすぐみわかるようになるはずです。
よく説明されているのは葉のつく位置と花のつく位置が離れているのがコムラサキ(シロミノコムラサキも)で、くっついているのがムラサキシキブ(シロシキブも)です。そのような観点で上の写真を見てみるとなるほど納得です。でもムラサキシキブでも徒長枝のように伸びた枝では葉と花の位置が離れている場合がありますので決定打にはならないことがあります。

私は新しい枝を見てコムラサキとムラサキシキブを区別しています。上のコムラサキの枝は紫色をしています。コムラサキは花をつける枝の長さのおおよそ半分以上は木質化しないで、冬になると枝の先端部分、つまり紫色をした部分は草のように枯れてしまいます。シロミノコムラサキも同様に枝の先端部分は木質化しない部分がありますが、紫色にはならず上の写真のように緑色をしていますがこの部分は冬には枯れてしまいます。
ムラサキシキブは新しく伸びた枝は色がつかず木質化して冬でも枯れる部分はありません。コシキブはまだ見たことがありませんがムラサキシキブと同様と推定しています。

葉によってもコムラサキとムラサキシキブの違いがあります。下の写真はその違いが分かりにくいですが、葉の先端側おおよそ半分しか鋸歯がないのがコムラサキです。
ムラサキシキブは葉の付け根近くまで鋸歯があります。
ムラサキシキブ葉1607130037ムラサキシキブ葉1607130037 posted by (C)雑草
上のムラサキシキブの葉は鋸歯を確認しづらいですが、葉の縁に白い点々が見えます。これが鋸歯の先端です。コムラサキよりも葉の付け根側まで鋸歯があることがわかります。

ヒメキンミズヒキの一番花が咲きました。
ヒメキンミズヒキ1607140010ヒメキンミズヒキ1607140010 posted by (C)雑草
ヒメキンミズヒキはキンミズヒキより小さ目の花で、雄しべが5本程度とキンミズヒキよりも少ないです。
ヒメキンミズヒキ1607140011ヒメキンミズヒキ1607140011 posted by (C)雑草
ヒメキンミズヒキは花数もキンミズヒキより少なめでまばらになりがちで、花穂も細め、小葉の数もキンミズヒキより少な目です。
まれにチョウセンキンミズヒキというのがあるそうですがまだ出会っていません。


コメント (2)
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スカシユリとマツムシソウが咲きました。

2016年07月08日 | 庭の花たち
スカシユリが昨日咲きました。
スカシユリ1607060023
スカシユリ1607060023 posted by (C)雑草
スカシユリと言えば花屋さんで花の色がさまざまな球根が売られています。これらはすべて交配種であって、天然のスカシユリは海岸に生えていてこのように赤橙色花を咲かせるものです。
名前の由来は花弁の付け根ふきんがやや細くなっていて、隙間が見えることから透かし百合となったようです。
スカシユリDSCF6535
スカシユリDSCF6535 posted by (C)雑草
花を咲かせる前日の蕾の色づき具合です。

スカシユリ1607060003
スカシユリ1607060003 posted by (C)雑草
スカシユリは海岸の崖などに生えていて、茎は斜上して、蕾が大きく重くなるにしたがってかなり倒れます。それでも花は上向きに咲きます。ヤマユリやオニユリが花を下向きに咲かせるのとは逆方向で上を向いています。
スカシユリ1607060002
スカシユリ1607060002 posted by (C)雑草
スカシユリ1607070056
スカシユリ1607070056 posted by (C)雑草
開花2日目のスカシユリです。花弁の間がすきまがあって透けて見えます。

マツムシソウも今日7日に咲きました。
マツムシソウ1607070060
マツムシソウ1607070060 posted by (C)雑草
このマツムシソウは広島から種を送っていただき、発芽開花し、その種をまた播いて咲かせて、3代目くらいになります。
マツムシソウは2年草と言われます。つまり花が咲いた年の秋に実がなり、播くと秋の内に発芽します。そして翌年秋に花を咲かせるわけです。
ところが、庭に播いたマツムシソウは発芽翌年に必ず咲くとは限らず、2年後3年後、さらには5年後くらいに花を咲かせることが多いようです。
マツムシソウ1607070059
マツムシソウ1607070059 posted by (C)雑草
このマツムシソウは少なくとも発芽3年目以上になります。花を咲かせないマツムシソウは夏でもロゼッタ状です。そして、花を咲かせる年の春に塔が立ってきて花を咲かせ、実をならせると枯れてしまいます。
2年草と言われているものでも、翌年必ずしも花を咲かせなかったのにアケボノソウがありました。5年目くらいにようやく咲きました。
自生地とちがって、花を咲かせて実をならせることが出来そうもない年は花を咲かせないのかなと思います。

マツムシソウ開花寸前1607070055
マツムシソウ開花寸前1607070055 posted by (C)雑草
これは開花直前、開花日の朝のマツムシソウの蕾です。
マツムシソウには地域によってわずかながら差があります。これは広島産の血を濃くひいたものです。大きな特徴は葉に毛がないことで、このマツムシソウも根生葉と茎についている葉はほぼ無毛です。でも花の下の萼のような小さな葉には毛が認められます。これは関東産も庭で咲かせたので交雑にyる野鴨しれません。
コメント (6)
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偕楽園好文亭内でマヤランが咲いています。

2016年07月05日 | 偕楽園
昨年も同じ7月5日に好文亭内のマヤランをブログに書きました。
今日は好文亭さんからマヤランが咲いているとブログにコメントをいただきました。ありがとうございます。さっそく昼過ぎに訪ねますと、好文亭内の待合のすぐ手前に咲いていました。
マヤランDSCF6562
マヤランDSCF6562 posted by (C)雑草
マヤランDSCF6566
マヤランDSCF6566 posted by (C)雑草

マヤランDSCF6568
マヤランDSCF6568 posted by (C)雑草
マヤランDSCF6561
マヤランDSCF6561 posted by (C)雑草
ここに全部で7本も出ていました。去年は井戸の近くの2本だけに比べると花も元気そうです。

マヤランDSCF6560
マヤランDSCF6560 posted by (C)雑草

さらにお話を聞くと、植え込みの中にあったということで、見せていただきました。
マヤランDSCF6570
マヤランDSCF6570 posted by (C)雑草
マヤランDSCF6572
マヤランDSCF6572 posted by (C)雑草
これは虫に食われたようですが背が高いものです。よくみると近くにキノコがはえています。
マヤランの学名は Cymbidium macrorhizon です。これはシンビジウム・シュンランと同じ仲間で、花の形が似ています。
マヤランは花の時だけ地上に姿を現し、花を咲かせ実がなります。
マヤランはいつもは地中にあって根も葉もなく茎だけです。
マヤランは葉がないので自分で栄養を作ることはなく葉緑素は無いかごく少ないようです。
マヤランは栄養を地下茎の中の菌類からもらう腐生植物だそうです。
マヤランの茎の中の菌はDNA解析で、ベニタケ科、イボタケ科、シロキクラゲ科などキノコの仲間らしいです。
キノコは種類ごとに樹木の種類がきまっていますから、マヤランはこの決まった樹木が有る所だけに生えることになります。
分布は南関東以西と言われていますが、茨城でも数か所確認されていて、北限に近いことになりますが、近年いわき市でも確認されています。
好文亭周辺にしか確認されないマヤランにとっては北限の地ですから、決して気象環境が良いとは言えません。そのためかその年によって少なく小さかったり、途中で枯れたりすることがあります。
マヤランDSCF6575
マヤランDSCF6575 posted by (C)雑草
さいわい今年はマヤランが気持ちよく育っているようにも見えます。
いつまでもマヤランが残ってくれるよう願っています。そのためにはキノコの生えるこの森の樹種や環境が同じような状態で残されなければなりません。また下草も多すぎず、除草剤、殺虫剤などは控え目な管理が必要でしょう。
天下の名園として多くのお客様をお迎えするそのすぐ足元を豊かな自然に保つことの難しさはあると思いますが、両立させてこそ名実ともに名園と呼ばれるのにふさわしいのではないでしょうか。
でも、そんなに難しく考えなくても、マヤランは気づかれないほど細々とではあるが生き続けてきたわけですから、これからは存在を意識して、マヤランに悪影響と思われることを控えるなら、毎年変わりなくたくさんのマヤランの花を見られるようになるのではと考えたりします。
コメント (2)
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