庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

勅なればいともかしこし鶯の宿はと問はばいかが答えむ 鶯宿 花香美 翁 淋子梅

2020年02月22日 | 水戸の梅
 鶯宿
私の盆栽の師匠の店で鶯宿を見せていただきました。梅に鶯は古くから言われることです。実際はメジロをよく見かけますが、なぜか梅といえば鶯が伝統的です。
それは、大鏡にある紀貫之の娘の歌によるところが大きいのでしょう。
勅なればいともかしこし鶯の宿はと問はばいかが答えむ
 鶯宿の後ろ姿
ネットの説明などから概要をまとめると以下のようになると思います。
 村上天皇の時清涼殿前の梅が枯れて、天皇は代わりの梅を探すよう命じた。勅は天皇の命令。若い者では、木の良し悪しがわからないだろうからと考えて私夏山茂樹に命じた。私は京の町中を探して見つけられなかった。やっと西のほうで見事な梅を見つけ梅を持ち帰るとき家主がこれを結んで欲しいと言い、何かわけがあるのかなと結んだまま持ち帰った。
 鶯宿のまさに開かんとする蕾
 天皇が結びに気づいて、開いて見ると「勅なればいともかしこしうぐひすの宿はと問はばいかが答へむ」と書いてあった。
「天皇の命令だから畏れ多くも光栄なことです。でもこの梅に来ていたうぐいすが、わたしの宿はどこに?と聞いたら私はどう答えたらよいでしょうか」という意味です。

 天皇がこの歌を読んだ家主を調べさせたところ紀貫之の娘とわかった。
天皇は恥ずかしくなり、さらに、このことをしてしまった私は褒美までもらってしまいなお気まずく辛かったというようなことが大鏡に書いてあるそうです。
 天皇は、娘にいたく感心して、梅に鴬宿梅と名づけて返し、娘に紅梅内侍の名を賜ったと言われています。このことは文部省唱歌の「三才女」の1番の歌詞で歌われています。
 色香も深き紅梅の 枝に結びて 勅なれば いともかしこし うぐいすの 問わば如何にと
 雲井まで 聞こえ上げたる 言の葉は 幾世の春か かおるらん 


花香美
 天皇が梅に名をつけたという梅はもうひとつ花香美がよく知られています。後水尾天皇より「花も香りもよく果実も佳なりとの意にて命じ給いしもの」と図鑑に説明されていました。花香実とも花香美、花香味とも言われます。花も良し、香りも良し、さらには味もよい梅ということでしょうか。偕楽園では田鶴鳴梅林で見ることができます。
 翁
花香美は御成門近くの翁の隣にもあるのですが名札はなくなってしまいました。御成門近くに花香美が植えられているのは花香美が天皇家に由来する梅であり、御成門が明治天皇の美子(はるこ)皇后を偕楽園にお迎えするために歓迎するために急遽造営された門であることと関係があるのではないかと思います。
 翁の新葉
翁の花は一重の普通の梅の花ですが、翁は芽吹きと新葉の時期を見逃せません。芽吹き時は真っ白ですこし赤味がかっていて、白い斑入りの葉を展開する珍しい梅です。斑入り葉の梅には塒出錦などもあります。これらはまた新梢にも斑が見られます。花が早めに終える気配の今シーズンは新葉が展開する時期も楽しみです。

 淋子梅
 竹林から西梅林への入口に淋子梅があります。今シーズンはもうほとんど散ってしまいましたがとても美しい花を咲かせます。なのにどうして淋・寂しいの字があてられているのかと不思議に思いました。日本語の意味は寂しいですが、中国ではみずみずしいというような意味があるようです。みずみずしいはまさにこの花にぴったりだと思い納得しました。しかし、これはまた綸旨(りんじ)の意味で、綸旨とは蔵人所が天皇の意を受けて発給する命令文書のことで、りんしはりんじが変化したもので、花果美=淋子梅であるとの説があります。
初春の梅の花を探す探梅の良さにも匹敵する、古典的な珍しい梅の木を探す探梅もまた楽しいことです。
 珍しいといえば、最近本園内に植えられ園の雪、塒出の鷹、朱鷺の舞などが来シーズンは花をつけることが期待されます。
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今年は梅の開花が異常に早い 3月中旬過ぎに咲く品種ももう開花

2020年02月19日 | 水戸の梅
 内裏
 泰平
 烈紅梅
 紅千鳥
偕楽園の梅の開花が今年は異常に早いです。12月に咲く超早咲きの梅の木は例年より遅かったのです。でも、このころ咲く梅は数輪は咲くものの、なかなか花数が増えないものです。ところが今シーズンは1月初めには盛んに咲きだす木もあって、ちょっと変わったシーズンだとは思っていました。
 また梅まつりが近づいても、例年ですと今年は開花が早いのか、遅いのかと気をもむものですが、今年は梅まつりが始まる前からことごとく咲いてしまいました。まつり期間が終わるよりも早く花が散ってしまうのではないかと心配されている関係者が多いですね。
 梓弓2月8日
梓弓が咲き始めるとまもなく梅まつりが始まるというのが例年のことです。ところが、今シーズンは2月8日の梓弓の開花状況ですが、例年の梅まつりが始まった時(2月20日ころ)の咲き具合となっていました。
そして今年の梅まつりが始まった2月15日(今年は梅まつりが早く始まったにもかかわらず)すでに冒頭の写真のように泰平や内裏など、また白牡丹など3月10日~20日ころ咲く品種も咲き始めています。
 例年の梅まつりの初めころはお客様から、「見頃はいつ頃になりますか。」とよく聞かれるのですが、今シーズンは目の前にたくさんの花が咲いているので、見頃の質問は全くありません。
 満月
 難波紅
 満開の酈懸梅
 小花弁のある酈懸梅
 小花弁のある酈懸梅
酈懸梅は温かいと花弁が出やすくなると言われています。西梅林のどちらかというと寒い場所にあるこの酈懸梅には小花弁をつけた花がたくさん見つかります。娘が熱帯など暖かい地方では大きな花が多いので、気温が高くなると花が大きくなるのではないかと言いました。なるほど。
 緋の司
 大湊
 園の雪 
これは新顔ですね。
 好文亭内の簾の内枝垂
 好文亭内の高砂枝垂
 好文亭内の玉垣枝垂
 好文亭内の藤牡丹枝垂
 好文亭内の藤牡丹枝垂
好文亭内の簾の内枝垂と高砂枝垂、玉垣枝垂、藤牡丹枝垂がすてきです。好文亭内入口には白滝枝垂もあります。亭内五枝垂をお楽しみください。
 好文亭内新顔
好文亭三階楽寿楼から見下ろすと新顔の蓬莱、黄金鶴、麝香梅を見ることができます。まだ若木なので蓬莱しか花が見えません。来シーズンにはこれら珍しい花が見られることでしょう。
ただ心配なのは新型コロナウイルスの脅威です。濃厚接触が問題にされていますが、楽寿楼に登るにはまつり期間中は列をなして誰もが手すりにつかまりながら登ります。幸いにもまだ茨城では感染者がいないようですが、海外から、全国からお客様いらっしゃいます。
 秋篠宮妃の紅千鳥
 秋篠宮殿下の紅冬至
 本園の喧騒から逃れて四季の原には秋篠宮殿下と妃殿下のご来園を記念した紅冬至が満開、紅千鳥が咲き始めています。
 猩々梅林の緋梅
猩々梅林の緋梅や六名木サークルの虎の尾、白難波、烈公梅、月影が見事です。
 田鶴鳴梅林の青龍枝垂
 田鶴鳴梅林の藤牡丹枝垂
 田鶴鳴梅林の玉垣枝垂
素晴らしい枝垂梅を間近に見るなら田鶴鳴梅林が一番です。
 蝶の花形
田鶴鳴梅林では蝶の花形をはじめ寿、東錦など珍しくて豪華な花も合わせてみることができます。今シーズンは花の色が白っぽく見えるのが多いようです。気温が温かいためでしょうか。
 大震災の翌年2012年2月上旬に偕楽園で突然テレビカメラの方に 今年の梅はいかがですかと質問されたことを思い出しました。
 とっさに答えた内容は
「今は寂しいんですが、一気に咲くんじゃないかとの期待と、寒さが強いだけに花の色が濃いめに出るかなと期待しています。」

この年は寒くて早咲きが遅れていました。それで、中咲と一緒に咲くことを期待し、色が濃く出ることも期待していました。
 ところが今年は暖かくて中咲が早く咲き、早咲きと一緒に花を楽しめるのです。気のせいか色が薄めの品種もありますが、寒さに負ける花が無く全体としては生き生きとした花を楽しむことができます。8年前とは逆ですが、一気に咲いて見頃を迎えています。
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梅まつり 2月15日から ご注意:御成門閉鎖中なのにマップではなぜ無表示

2020年02月14日 | 水戸の梅
 鹿児島紅
水戸の梅まつり 今年は2月15日から3月29日までです。今シーズンの開花は、12月ころの咲き始めは遅かったのですが、暖冬と湿り気が多く例年よりかなり早いです。
偕楽園の開花状況は14日現在37%と発表されました。弘道館はさらに咲き進んでいて、53%です。
表門から梅林に入り、東門・椚門から南門を通り公園センタまで歩いてみました。
 一重緋梅
表門に近い西梅林 六名木の江南所無の近くで、ひときわ赤色が際立っている一重緋梅が満開です。
 一重緋梅
 酈懸梅
近くの酈懸梅も咲き始めました。
 虎の尾
梅林中央付近の6角形の柵に囲われた六名木のひとつ虎の尾も咲いています。

隣りの水心鏡です。
 大盃
濃い赤色の大盃
 芳流閣

 一重寒紅
 月影
椚門下の月影 

 月宮殿
子規の句碑の南門側にこれぞ月宮殿と雑草が思っている月宮殿があります。月宮殿は八重の白花です。でも赤花が混じるるものです。本園内では赤花をほとんどの月宮殿で見ることができません。これぞまさに月宮殿と思います。
 月宮殿の赤花
これは同じ月宮殿の株に咲いている赤花です。
 藤牡丹枝垂
 藤牡丹枝垂
南門料金所では藤牡丹枝垂が満開です。
 藤牡丹枝垂
入場料のことが気になって、料金所手前の美しい花を見逃しがちです。
 唐梅
吐玉泉下の池のほとりでは唐梅が咲き始めています。咲き進むと花の外側が白っぽくなる白覆輪の名花です。
エレベータ近くで西門の方角に土産物屋さんがあります。ここから西門の方角を見ると桃の花が満開かと見まごう程の紅加賀です。

 白滝枝垂
公園センターの白滝枝垂が咲きました。
 公園センターの白滝枝垂と呉服枝垂
公園センターの大きな建屋にも決してひけを取らない大きなしだれ梅は見事です。

ご注意 偕楽園が有料化と同時に御成門が閉鎖されましたが、バリアフリーマップでは閉鎖の案内無しです。
非常に残念なことなのですが、偕楽園の公式ホームページなのに。いまだに訂正されていません。正確には有料化前の予告?のマップでは閉鎖中だったのに、有料化後に新しく掲載されたマップでは閉鎖の表示が消えています。それも「偕楽園のバリアフリーマップ」がです。
近くには身障者・マイクロバス駐車場があります。知らずに御成門から入場しようとされるお客様がいらっしゃるかもしれません。
 バリアフリーマップ
それとも身障者の方だけは開門して通してくれるのでしょうかね。だったら素晴らしいおもてなし。
 一般向けのマップは閉鎖中の表示があります。
このことはだいぶ前に話したのに、梅まつりが始まってしまいました。



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偕楽園の梅開花情報410本 一流、酈懸梅、関の守も咲きました。

2020年02月08日 | 水戸の梅
 一流
 子規の句碑と一流
偕楽園発表の梅の開花情報は、2月7日現在410本です。上の写真は正岡子規の句碑と一流です。一流の俳人の句碑に梅の一流が花を添えています。
以下偕楽園本園内の珍しい梅で、2月8日に花を確認したものです。
 南崖の麝香梅
果たして麝香の香りを確認できるでしょうか。子規の句碑からまもなく、椚門から南崖の園路に降りたところの若木です。好文亭内にも植栽されて、今年は楽寿楼から花を見ることができるはずです。
 南崖の道知辺
南崖園路が大きく張り出しているところの若木です。
 南崖の塒出錦
南崖園路から登る僊湖暮雪碑前です。枝に模様があるのも注目です。
 洞窟の 関の守
南崖の洞窟に向かって左側斜面で咲き始めました。底紅と言って、花を正面から見ると、花の中心が真っ赤です。
 洞窟前の里見紅
南崖洞窟前で線路側を向いて見上げると咲いています。
 酈懸梅
南崖の洞窟脇の階段を登り、東門へ向かうもう一つの階段の手前にあります。花弁が無いか、有っても非常に小さく見えない花が多いです。茶筅梅とも言います。
 酈懸梅
園内には酈懸梅が10本以上ありますが、この木だけが毎年早く咲きます。東門からはこの写真の右側の階段を下りてくると見ることができます。
 東門の梓弓
この梓弓が咲き始めると春が来て梅まつりがまもなく始まります。今年の咲き具合は少し早いのでしょうか。もうたくさん咲いていました。弓は春、入るに通じます。
 梓弓
東門の見晴し亭前です。枝ぶりも見ごたえがあります。
 月影
六名木のひとつの月影です。萼が緑色の端正な花です。梅の萼は通常茶色がほとんどで、緑色をしているのは、月影、月の桂、緑萼、大輪緑萼など青軸といわれいずれもよい花が咲くので好まれます。これらには赤色成分を作る遺伝子が無いとか。
 月影と月の桂
月の桂は左側でまだ咲いていませんでした。右側・写真中央手前の木が月影です。月影と月の桂は非常によく似ていて、区別がつきにくい花です。専門家でも同じものとするほどです。このブログにも両者の違いを試みたことがあります。このことにご興味がおありの方は、
2018年3月4日の「月影と月の桂の違いは何か」をご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/zassougoo/e/4c86d9161282898aa5ad7e3c2290e034

 柳川枝垂
六名木のひとつで、六角形の柵の中の柳川枝垂です。六名木の始まりは、昭和8年に弘道館と偕楽園のすべての梅の木の調査が行われ、その結果が翌年昭和9年に発表されました。その時によい花が咲き、風格も立派な梅の木が選ばれて、最終的には6本に絞り、6名木としたのが始まりです。ですから、六名木は最初は6本の梅の木だったのです。今ではその選ばれた木の中では弘道館の江南所無だけが残っていると言われます。現在の六名木はその時の6本の梅の木の品種を六名木と言います。柳川枝垂、月影、虎の尾、白難波、烈公梅、江南所無で、偕楽園本園内では六角形の柵で囲った梅の木があります。また猩々梅林では一か所でまとめて六名木を見ることができます。
 満月
花が大きく、個々の花弁も丸く大きくてあたかも満月のようです。御成門の両脇にも満月があります。御成門は明治23年(1890)、昭憲皇太后行啓に際して造られました。おそらく両側の満月はこの時に植栽されたのではないかと思われます。さらに御成門から好文亭へのルートにご興味のおありの方は、2018年3月8日の「水戸の偕楽園から生中継 6日のNHK昼ブラ 殿様気分で新ルート」をご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/zassougoo/e/bee796588b7499cb2b69659e037f9546

 虎の尾
東門大通りの虎の尾が咲き始めました。吐玉泉下、鐘楼前広場の虎の尾は満開です。一般的に同じ品種では、若い木のほうが開花が早い傾向があるようですが、虎の尾はそれが顕著です。以前は御成門の虎の尾の開花が早かったのです。
 見晴し広場の八重寒紅
かつては、この写真のように早咲き梅の向こう側に見晴し広場、その先に好文亭が見えるという、絶好の人気撮影スポットだったのです。
大震災以降木が衰えて一番先には咲かなくなってしまいましたので、探梅時期に、ここで構図を考えているカメラマンの方は少なくなりました。樹勢も回復してきましたので、また本園内で一番花を咲かせる木になり、カメラマンの人気スポットになってもらいたいものです。
 黒田
遅咲きの黒田の蕾が大きくなってきました。黒田の中では吐玉泉下の料金所裏の黒田が今年も一番先に咲きそうです。花弁数が非常に多く、咲く直前の蕾はバラの蕾のようです。
 唐梅
同じく吐玉泉下の料金所裏で唐梅が咲き始めました。花弁の外側が開花が進むほどに白っぽくなる白覆輪のきれいな花です。
ここの黒田と唐梅は無料区間なので料金は不用でしょう。
この他田鶴鳴梅林では筑紫紅や翁が咲き始め、御所紅の蕾も大きくなってきました。
 今はお客様の少ない梅まつり前で、新鮮な珍しい梅の花をゆっくり観賞するのにちょうどよい時です。

ウィルスメールが頻繁に来ているようです。どなたもお気を付けください。
送り主は  △△△△〇〇(アルファベットと数字)@ 〇〇〇〇(数字).com
ウィルス名は  VBS/Downloader 
メール本文中にウィルスがありますので、もしセキュリテイをすり抜けてきたら即削除。
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セツブンソウ 今年は黄花が先に咲きました 暖冬と異常気象

2020年02月05日 | 庭の花たち
 キバナセツブンソウ
今年は洋種のキバナセツブンソウが先に咲きました。在来種の白花のセツブンソウが見当たりません。
 キバナセツブンソウとセツブンソウ
左上がキバナセツブンソウのエリアです。右下のセメント瓦でかこまれた部分がセツブンソウのエリアです。キバナセツブンソウが越境しています。キバナセツブンソウはまばらにしか生えないのですが、領域を広げています。逆にセツブンソウはほとんど領域を広げませんが密生します。
 今年はどうしたことかセツブンソウが見当たりません。もう立春も過ぎたので出てくるはずと目を凝らしてみていたらありました。
 セツブンソウ
中央の草の葉の斜め右下と斜め左上です。地面と同系色の葉なのでわかりずらいです。
 セツブンソウ
草の斜め右下のセツブンソウを接写しましたら、何と4本確認できました。
 セツブンソウ
草の斜め左上のセツブンソウを接写しましたら、こちらももう1本確認できました。
この分だとこれからもたくさん出てくるような予感がします。一安心。
 クリスマスローズ白花
このクリスマスローズはかつては12月には咲いていたのですが、今シーズンは2月になってようやく蕾が出てきました。異常に遅いと思います。
 クリスマスローズ
遅咲きのクリスマスローズ(レンテンローズ)の蕾も出てきましたが、こちらは例年より蕾が少なく元気がありません。
 ノシラン
ノシランが今年はとてもきれいな色に仕上がりました。
 テリハツルウメモドキ
半落葉のテリハツルウメモドキの葉がまだ残っています。例年では半落葉とは言っても、水戸では大寒にはすべて落葉していました。
 シマカンギク
シマカンギク花もまだ咲いています。
 半常緑のジュウモンジシダ
半常緑のジュウモンジシダも例年ならかなり寒さで傷んでしまうのに、今シーズンはまだまだ元気です。
今シーズンは今のところ、-5℃~-7℃のような極端に寒い朝がまだ一度もなく、暖冬のために、暖地の植物にとっては居心地の良いシーズンなのかもしれません。
 でも、梅の一番花の開花が遅れ、造園屋さんもいつになくおかしな咲き始めと感じたように、晩秋から初冬にかけては寒い日が多かったり、梅雨のような雨天が多かったりと、冬期に咲く草花は何時開花したものか戸惑いがあって遅くれたように思われます。
 庭の植物たちが温暖化と異常気象に困惑しているように思われます。



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