庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

イソギクが咲き始めました イソギク ハナイソギク オオツワなど

2018年10月31日 | 庭の花たち

庭のイソギクが咲き始めました。


左側手前からイソギク、ハナイソギク、オオツワ、ツワブキと黄色い菊が並んでいます。


イソギクの葉はとがっているものがほとんどですが、これは葉先が丸いイソギクです。


葉の先がとがっているイソギク(左)とハナイソギク(右)です。ハナイソギクはイソギクと家菊の交雑したもので、小さな花弁があります。
ハナイソギクはすでに盛りをすぎています。

ハナイソギクの花が盛りの時はハチ、ハナアブ、蝶などがたくさん来ていました。


満開のオオツワです。今年は花付きがよいです。


最後は茨城産のツワブキです。花弁の幅がひろくて、短めです。花が開いたばかりの時の花弁は管状に丸まっていて細く見えます。

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ナギイカダ開花 ヒガンバナ結実 カタヒバとイヌカタヒバ 敦煌のアサガオ

2018年10月30日 | 庭の花たち

ナギイカダが咲きました。葉っぱの上に。
葉のような形をしているが、これは葉ではなく枝だそうです。仮葉枝といいます。
筑波実験植物園の植物図鑑の研究者ノートには、この仮葉枝の遺伝子について「茎で働く遺伝子(STM)と葉で働く遺伝子(YABBY)、どちらが働くか調べた研究から、どちらの遺伝子も発現していることがわかってきました.どうやらこの仮葉枝、葉と茎両方の性質をあわせもつ器官のようです.」とあります。


ヒガンバナ(赤花)に実がついていました。ヒガンバナには実が稀につくことがあります。種が熟したら蒔いてみましょう。果たして発芽するでしょうか。以前、シロバナマンジュシャゲの種で発芽したことがあります。


イヌカタヒバの葉先に無性芽ができました。


カタヒバには無性芽ができないそうです。無性芽以外ではよく似ていて区別がしにくいです。


このアサガオはよく見るアサガオですが、どなたかが敦煌から種を持ち帰ったのを栽培したものの子孫です。
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宇宙芋とツクバネ コンテリクラマゴケ・ユリワサビ・アカハナワラビなど

2018年10月28日 | 庭の花たち

小惑星のようなこの芋は、その名の通り宇宙芋です。

反対側から見ると。
宇宙芋はエアーポテトともいわれます。茎と葉はちょっと大型のヤマノイモといったところですが、ムカゴの大きさが半端ではありません。今年は鉢植えで異常気象のためか、大きなムカゴはこれ1個だけでした。

可愛いムカゴもついています。これでもヤマノイモの2倍以上の大きさです。


ツクバネの実が熟してきました。

今年は豊作です。ツクバネは半寄生なので、杉の木などの植えてある鉢に種をまくとその根に寄生して成長します。雌雄異株で花が咲くまで雌雄を見分けられないので、少なくとも5~6本は育ててみないとこの実をならせることができないことがあります。


コンテリクラマゴケ。この色合いがすてきです。

左からユリワサビ、コンテリクラマゴケ、アカハナワラビです。アカハナワラビはこれから寒くなると葉が赤く染まります。
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オオチチッパベンケイソウの不思議

2018年10月27日 | 庭の花たち

何これ!

オオチチッパベンケイソウの茎にでてきたものです。天候異変か葉がほとんど落ちてしまいました。
葉のない茎に小さな赤いものがついていたので、拡大したものが冒頭の写真です。

赤い花かと思ったのですが、よくよくみると葉腋ごとに根のようなものが出てきていました。


やはり根でしょうかね。もし根ならどうして茎の下のほうではなく上のほうまで出てきたのでしょうか。全く不思議な行動です。

オオチチッパベンケイソウはごく限られた地域にしか自生しないというか、自生できないので、かなり気象条件には敏感な植物ではないかと思われます。各地で塩害があったり、サクラなどが季節外れに咲いたりと植物が右往左往する気候の影響で、葉を落としたり、根のようなものを出したりして、何とか生き延びようともがいているように思いました。
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偕楽園の梅が一輪咲いています

2018年10月26日 | 水戸の梅

本日10月26日夕方偕楽園の梅林の様子を見て回りましたら、梅の花を一輪見つけました。例年ですと12月上旬に開花を始めるのです。

今年は夏場から秋にかけて異常な気象といいますか、これを受けて桜が咲いたり、我が家ではシキミがたくさん咲いたりしていますので、早咲きの梅が咲いたというより、狂い咲き、返咲きなどといったほうが的を得ているのかもしれません。

何はともあれいつもの偕楽園の一番花よりも一カ月以上早く花が咲きました。いよいよ梅のシーズン間近であることを実感した次第です。

 この梅の木は八重咲の白梅で花期としては早いほうですが、偕楽園で真っ先に咲く、一重の冬至梅、チャボ冬至や八重咲の八重寒紅、八重冬至などよりは一泊遅れて咲く品種です。
 これらの早咲きは12月初旬から咲き始めるわけですが、今シーズンの一番花となったこの梅は、例年ですと1月になってから咲きだします。それもまだ若い木なので成木よりは早めに咲き始める傾向がありますので、成木になると2月開花くらいかもしれません。
 なお、偕楽園には開花が最も早い品種ではないかといわれる梅の木がありまして、その品種としては11月には開花するものと言われています。雑草はまだ11月の開花を確認していませんが、噂によると早い時期にこの梅の木の花の写真を撮っているお方がいらっしゃるそうです。
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初心者から90歳代まで好きな言葉を楽しく表現 偕楽園で書道教室展

2018年10月23日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など



偕楽園公園センターで安藤沙園書道教室展開催です。10月23日㈫より28日(日)まで。









初心者から90歳代までの、それぞれ好きな言葉を楽しく表現した個性豊かな書道教室展です。








他にもそれぞれの思いを込めた多数の作品がありました。
偕楽園公園センター 10月28日(日)まで。




コスモスが満開で見頃です。







千波湖では水鳥たちが遊んでいます。

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ツワブキいろいろ

2018年10月22日 | 庭の花たち

ツワブキが咲き始めました。これは庭で真っ先に咲いた長崎産の実生苗の花です。花弁の幅が狭くて細長いです。


これは茨城の海岸にあったツワブキです。花弁の幅が広く短いものです。



花弁が細くて長いツワブキがあることは、長崎からツワブキの種をいただいて、実生苗に花が咲いた時に気づきました。全国的な分布がどうなっているかはよくわかりませんが、ネット上でツワブキの花を見ると、花弁の幅が広くて短い茨城産のほうが少数派であって、珍しいと思います。

数年前になりますが、東京の三菱本館の内庭にツワブキがあることを知り、花の写真をネットで探しましたら、案の定花弁は細くて長いものでした。長崎のツワブキと思いました。 細くて長い花弁のツワブキは各地にありますので、違うかもしれませんが、きっと三菱の本拠地長崎から持ってきたものではないかとおもいました。


ツワブキの大型のものが五島列島などにあるということです。これは長崎から送っていただいたオオツワです。

まだ花弁が見え始めたところです。

オオツワが開花するとこんな感じです。
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庭のナワシログミが咲きました。コモチシダ コバノボタンヅル

2018年10月19日 | 庭の花たち

ナワシログミの花から甘い香りが流れてきます。

実が熟すのは来春です。


コモチシダの葉にたくさんの子がついています。

この子たちはいずれ地面に落ちるのですが、庭では子株が育ったことはありません。粘土質の露出した斜面などで自生していることが多いのですが、子供も同じような場所でなければ育たないのでしょうか。子株を赤玉土の鉢に植えてみようと思います。


実生のコバノボタンヅルに蕾が出てきたのですが、塩害?で傷んでしまったようです。
ボタンヅルの仲間にはこちらではボタンヅルとコボタンヅルがあります。
このコバノボタンヅルはないので種を九州から送っていただいて発芽させたものです。
近年神奈川県にもコバノボタンヅルが発見されているようです。
コボタンヅルより葉が細かいようです。またこの蕾にみえる苞があることでコボタンヅルと区別できるようです。  花が咲いてくれると嬉しいのです。
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ミカエリソウ ネナシカズラ カシワバハグマとクモノスシダなど

2018年10月15日 | 庭の花たち


このところ曇りがちで時には降雨の涼しい日が続いています。ミカエリソウが咲きだしています。



ネナシカズラが咲きました。今年はネナシカズラが元気がありません。天候不順のためでもあろうが、寄生したエゴノキとは相性が良くないようです。



カシワバはクマが咲きました。カシワバハグマの鉢にはクモノスシダも植えてあります。

中央に植えたクモノスシダの葉先が右端に着地して新しい株になりました。

葉先が着地してクモノスシダの新しい株ができました。


ダイモンジソウの咲き始めです。


ツワブキの一番花は長崎産の実生苗の花です。花弁がかなり細長いです。


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カラタチの実が香りを放つようになりました。 ホトトギス マユハケオモトなど

2018年10月11日 | 庭の花たち
 カラタチ
カラタチの実が黄色くなって、よい香りを放つようになりました。このまま腐らないように乾燥させたものを机の引き出しに入れておくと、引き出しを開けるたびによい香りを楽しむことができます。

カラタチの実の数は少なく、カラスウリもなっています。


キイジョウロウホトトギスが咲きました。今年は花が2個だけです。


ホトトギスも咲き始めました。このホトトギスは沼津地方のもので、崖から垂れ下がるようにして咲きます。庭での実生苗のために、他の園芸種などとの交雑があって、このように野生種のように茎が垂れ下がるものと、茎が直立するものとがあります。


マユハケオモトが満開です。

花径は2本出ましたが、ちょっと小ぶりのようです。長年この鉢に植えたままなので、植え替えたら元気になるでしょう。


10月10日の秋の山野草教室で久しぶりにツルアリドウシに出会いました。1個の実にへそが2個あります。
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オケラ セキヤノアキチョウジ シロバナホトトギスなど庭の秋の花たち

2018年10月08日 | 庭の花たち
 オケラ
長年庭にいるが一向に増えません

 セキヤノアキチョウジ
今年は鉢植えにしたら元気になりました。

 シロバナホトトギス
水やり不足で少なくなりました。

 シロミノカラタチバナ
庭では場所好みが強くて風通しの良いこの場所だけ

 ツクシハギ
水やり不足で葉が出なおして咲きました。

 ローズヒップ
ジェイムスギャルウェイのローズヒップ

 シャクチリソバ
背丈が2メートル以上にもなる元気なそば

 シキミ返咲き
なぜかたくさんの返り咲き

 ヤブラン
ヤブランのたくさん開花した花

 カラタチ
色づいてきたカラタチ。香りも出てきたよう

 キクイモ
ようやく開花。イヌキクイモより開花時期が遅い

 サネカズラ
色づき始めたサネカズラの実

 ミツバベンケイソウ
今年もムカゴができるかミツバベンケイソウ。

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