庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

西の谷のムサシアブミが真っ赤に。梅の一番花は28日の気温次第。

2021年11月25日 | 偕楽園

前回ブログでは10月29日に顎鬚仙人さんに西の谷へ連れて行っていただいたきました。庭のムサシアブミの実が赤くなり始めたので、西の谷にあった大きな実も赤くなっているのではと気になっていました。今日午前中は妻がデイサービスでのリハビリのため不在なので、自転車で自力で行くことができました。最初は谷の西側のものですが、まだ黒い粒が少し残っていました。

この写真は上と同じもので、前回10月29日に撮影したものです。


西の谷の両側は常緑樹と孟宗竹が多いので晩秋でも鬱蒼とし\ています。イチョウはすでに落葉していますが、1本だけが黄葉真最中です。
ムサシアブミはこの森の中の湧水と谷川の間のじめじめした場所に生えています。


こちらは谷の東側です。葉柄は柔らかくなり倒れてしまい、枯れた葉が地面に落ちています。

花径も柔らかくなり腐って倒れ、赤い実が横たわっています。

真っ赤に完熟した実があちこちに見つかりました。









真っ赤に完熟した実があちこちに見つかりました。




ヒヨドリジョウゴも枯れた蔓が垂れ下がりあかい実をつけていました。


タンポポがたった1個だけ咲いていました。シジミチョウとスジグロシロチョウが来ていました。

今朝の水戸気象台の最低気温は1.4℃、最高気温17.4℃でした。2週間予報では29日の最低気温0℃、最高気温14℃です。
偕楽園の早咲き梅の開花スイッチが今日25日に入った可能性がわずかながらあります。予報通りなら28日は確実に入るはずです。
早ければ12月1日、5日~9日ころには一番花が開花するのではと。12月初旬が自己流の開花予想になります。
しかし、28日の気温次第ではさらに10日くらいは遅く、中旬になるでしょう。


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真っ赤に仕上がったシマサルスベリの紅葉

2021年11月18日 | 庭の花たち

真っ赤に紅葉したシマサルスベリ。
シマサルスベリは類似のものも含めて九州南部から琉球列島に自生しているようです。庭のシマサルスベリは長崎の友人から種を送っていただき、庭で発芽した苗が花を咲かせて実った実が、瓦礫の駐車場に落ちて発芽したものです。
長崎からいただいたシマサルスベリの種から発芽した実生苗には3種類ありました。同じ株のシマサルスベリの種なのですが、サルスベリとの交雑があったようです。

1 この赤花はサルスベリの特徴をもった葉で、花色も赤で、かなりサルスベリに近いものです。

2 この白花は花期が赤花とほぼ同じですが、葉が薄く先がとがっていることから、シマサルスベリに近いものと思われます。

3 こちらは2の白花が終盤になるころ咲き始める白花で、葉も薄く、先端がとがっているなど、この三株の中では、かなり純粋なシマサルスベリと考えられました。

2014年11月に紅葉したのは上記の内3番目の純粋なシマサルスベリでした。当時、長崎の友人からは、シマサルスベリが紅葉したのを見たことがないとのことでした。確かに四季のはっきりしている九州以北より、九州南部から琉球列島では紅葉は少ないと思います。でも気象条件が変わると、紅葉しないと思える木でも紅葉するものだとこの時思いました。
 その時に、シマサルスベリが綺麗に紅葉する気候条件を考えたところ、氷点下にならない秋冷の日が続くことと分かりました。
ところが、この後、鉢植えから地植えに移してからは、その条件を満たした秋でも、綺麗に紅葉することがなくなりました。大きくなってからもきれいに紅葉することを期待していたのですが。
 その原因は鉢植えの時は背が低く、寒風にさらされにくいからではないかと考えました。地植えにして背が高くなると寒風に曝されてしまうため、耐寒性のないシマサルスベリの葉はしおれてしまいます。地上20~30cm以下なら紅葉するが、1m以上で紅葉させるのはかなり難しいことのようです。あるいは寒風除けの常緑樹の近くならば紅葉する可能性があるようです。
 というわけでシマサルスベリの紅葉は高木になってからではかなり難しいことに気が付いて諦めていたのでした。そんな時に実生苗を見つけたので、紅葉を毎年楽しみたいと鉢植えにしたところ見事に紅葉したのでした。

なぜか上に伸びないで、枝が横に広がっています。シマサルスベリが背が高くならないで、紅葉したいと言っているようです。

たぶん、これからは毎年こんなにきれいに紅葉してくれるのかとうれしくなってしまいました。私も高齢になり、庭木の手入れが難しくなってきたので、できるだけ鉢植えで楽しみたいものです。

シマサルスベリの葉のつき方が変わっています。多くの場合は、対生、互生、輪生などですが、シマサルスベリの葉をよく見ると、枝の一方に2枚連続していて、次に反対側に2枚連続しています。右右。左左。右右。左左と片側2枚ずつの互生というのでしょうか。
この葉のつき方をコクサギ型葉序といって、コクサギ、サルスベリ、ヤブニッケイなどごく限られた種類だけのようです。
コメント (1)
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