庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

オウゴンオニユリとコオニユリ里山型が咲きました

2017年07月21日 | 庭の花たち
オウゴンオニユリ開花直後170720004
オウゴンオニユリ開花直後170720004 posted by (C)雑草
コオニユリ里山型開花直後170720002
コオニユリ里山型開花直後170720002 posted by (C)雑草
7月20日朝にオウゴンオニユリとコオニユリの里山型が咲きました。
オウゴンオニユリ開花前日1707190001
オウゴンオニユリ開花前日1707190001 posted by (C)雑草
コオニユリ里山型開花前日1707190002
コオニユリ里山型開花前日1707190002 posted by (C)雑草
開花前日の蕾の様子です。蕾が緑色から黄色または赤色になっていました。
オウゴンオニユリ開花直後170720001
オウゴンオニユリ開花直後170720001 posted by (C)雑草
このオウゴンオニユリは2倍体で、対馬に自生しているものと同じと思われます。鉢植えで細々ながら生き続けています。
コオニユリ里山型開花直後170720001
コオニユリ里山型開花直後170720001 posted by (C)雑草
このコオニユリは草丈が高くなり、はなのさくころは茎が倒れてくる里山の湿地などにあるタイプで私は里山型と言っています。これに対して標高1400mくらいの岩場に自生するタイプは背が低く茎が直立して毛が多いもので、私は高山型と言っています。庭ではずっと早く花が咲きました。コオニユリの高山型は庭のオウゴンオニユリとムカゴの有無と花色以外は草体が似ているように思います。

オウゴンオニユリ昼1707200036
オウゴンオニユリ昼1707200036 posted by (C)雑草
コオニユリ里山型昼1707200037
コオニユリ里山型昼1707200037 posted by (C)雑草
昼ころになると花弁が大きく反り返りました。
コオニユリ里山型昼1707200039
コオニユリ里山型昼1707200039 posted by (C)雑草
コオニユリには蝶が止まっていました。ダイミョウセセリでしょうか。蜜を吸うのではなくてただ休んでいるようです。

オウゴンオニユリ夕1707200050
オウゴンオニユリ夕1707200050 posted by (C)雑草

コオニユリ里山型夕1707200048
コオニユリ里山型夕1707200048 posted by (C)雑草
夕方になってもまだまだ元気に咲いています。
これなら数日は花を楽しめそうです。
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足利学校孔子廟の「西階の不断梅」  稚態保留

2017年07月12日 | たのしい自然観察
 足利在住の小学同級生の彼女から、「7月には足利に来ると言ったのに、もう7月だよ。いつ来るの。来る日がわかれば友達を集めるから」と催促の電話がありました。
 そういえば、3月に西階の不断梅の花を見に行ったときに、山奥の梅林に行こうとしてわからずに、電話をしたら、突然のことなので私の相手ができず申し訳なかった。次に来るときはミニ同窓会をしようと言われて、7月頃梅の実が熟すころ来ると言っていました。
 というわけで、7月後半は忙しくなるので、急遽10日に行ってきました。
1707100004西階の不断梅実
1707100004西階の不断梅実 posted by (C)雑草
 西階の不断梅は足利学校の孔子廟に有ります。
足利学校の入徳門、学校門、杏壇門と一直線に進み、孔子廟に行くと、左手に西階の不断梅なる看板が立っています。
 「西階」とは孔子廟の西側の階段という意味です。孔子廟に階段があるのかやと考えましたら、孔子廟の中に中央と左右にと3個の階段がありました。中央の階段の先には孔子座像があります。右側の階段の先には小野篁座像があります。そして左側、つまり西側の階段の先には像は無いのですが、像を安置できる座が設けられていました。
つまり「西階の不断梅」とは西側の階段のちかくにある不断梅と言う意味になると理解しました。
1707100005西階の不断梅実
1707100005西階の不断梅実 posted by (C)雑草
 西側には不断梅のほか2本の梅の木があります。また反対側、東側にも1本あり、孔子廟には不断梅を含めて全部で4本の梅の木があります。
3月に訪れたときの花はどれも不断梅と同じようで区別ができませんでしたが、実の熟し具合には違いには違いがありました。
 西階の不断梅は樹齢100年ほどの古木が昨年枯れてしまい、同じ遺伝子を持つ予備の梅の木を植えたばかりということでしたが、今は枝もちゃんと出て、実も少しですがなっていましたので安心しました。
1707100008西階の不断梅実
1707100008西階の不断梅実 posted by (C)雑草
1707100013西階の不断梅実
1707100013西階の不断梅実 posted by (C)雑草
 梅の実をさがしましたら、まだ葉と同じ緑色なので、あれ、実がなっていない?とあわてましたが、よく見ると、2本の枝にかたまってついていました。
この時期の梅の実は、黄色く熟して、落ちた実もあるものですが、なんとこの実はまだまだ熟していません。
1707100029西階の不断梅実
1707100029西階の不断梅実 posted by (C)雑草
 偕楽園では毎年6月10日ころに梅の実を落として販売します。6月10日ではまだよく熟したとは言い難いものですが、その時よりももっと未熟な状態のままです。

1707100017梅2実
1707100017梅2実 posted by (C)雑草
 西階の不断梅の左隣に2本の梅の木があります。(梅2と梅3)この梅の実はまだ落ちた様子がなかったので、付近の梅林では実が落ち始めているのにたいして、やや熟すのが遅いようです。それでも実は黄色く熟していました。西階の不断梅の実と見比べるとその熟し具合の差がはっきりとわかりました。
1707100018梅2実
1707100018梅2実 posted by (C)雑草
1707100019梅2実
1707100019梅2実 posted by (C)雑草
1707100021梅3実
1707100021梅3実 posted by (C)雑草
1707100024梅3実
1707100024梅3実 posted by (C)雑草
1707100025梅3実
1707100025梅3実 posted by (C)雑草
反対側の梅の木(梅4)は実がついていませんでした。

ふたたび西階の不断梅の実です。
1707100030西階の不断梅実
1707100030西階の不断梅実 posted by (C)雑草
 いかにも稚い若く未熟な状態であることがわかります。
このまま実が熟すことが無いので、夏すぎても実が落ちません。秋になると木になったまま実が黒く枯れてくるようです。そして冬の木枯らしによって落ちるとのことです。
 おそらくその時には蕾が大きく膨らんでいるものと推定します。もしかすると開花してもまだ実がなっていることも稀にはあるのではないかと考えました。
 このように幼いまま実がついているのを稚態保留というそうで、突然変異のひとつらしいです。
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スカシユリとコバギボウシなどが咲きました。

2017年07月09日 | 庭の花たち
スカシユリ1707090029
スカシユリ1707090029 posted by (C)雑草
スカシユリが咲きました。昨年とほぼ同じ時期に咲きました。
スカシユリ1707080025
スカシユリ1707080025 posted by (C)雑草
スカシユリは花弁の間が透けて見えます。これが名前の由来でしょう。
これは海岸にある天然のスカシユリです。近年スカシユリの色とりどりの交配種がたくさん出回わり、ユリ園もあちこちにできてスカシユリを気軽に見られるようになってきたと思います。
スカシユリ1707090003
スカシユリ1707090003 posted by (C)雑草
イワレンゲの鉢に植えた小さなキゴのスカシユリも今年は花を咲かせました。
中央下の鉢がイワレンゲで、この鉢からスカシユリが花を咲かせました。
すぐ右上はアオノイワレンゲで、イワレンゲの葉が灰色がかっているのに対して葉が緑色です。今年はアオノイワレンゲの花が咲く気配です。

コバギボウシ1707080031
コバギボウシ1707080031 posted by (C)雑草
コバギボウシが咲き始めました。花の色が真っ白に近いです。
コバギボウシ1707080029
コバギボウシ1707080029 posted by (C)雑草

ムクゲ1707090001
ムクゲ1707090001 posted by (C)雑草
ムクゲも咲き始めました。夏はムクゲが似合います。
オニシバリ完熟1707080039
オニシバリ完熟1707080039 posted by (C)雑草
オニシバリの実が完熟です。今年も種を播きました。
オニシバリ実生苗初成り1707080038
オニシバリ実生苗初成り1707080038 posted by (C)雑草
オニシバリの実生苗に初なりです。実がなるまでこの苗が雄株か雌株かわかりませんでした。ナツボウズの異名があるのですが、いまだに葉が茂っていて実がついているのに気が付きませんでした。赤く熟して初めて実を確認しました。

蛾?170709002
蛾?170709002 posted by (C)雑草
初めてみる蛾です。誰でしょうか。
蛾?170709005
蛾?170709005 posted by (C)雑草
正面から見るとなんか愛嬌がありますね。
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ハチジョウベニシダの胞子の数は64個

2017年07月08日 | たのしい自然観察
ハチジョウベニシダは茨城県ではごくまれです。
1707070111ハチジョウベニシダ@笠間1707070111ハチジョウベニシダ@笠間 posted by (C)雑草

南高校の特別講座「楽しい自然観察」では先生がハチジョウベニシダをみつけられて、特別講座に教材として持ってきてくださいました。
1707070073ハチジョウベニシダ@笠間1707070073ハチジョウベニシダ@笠間 posted by (C)雑草
まだ胞子が完熟していないもので、胞子嚢群に封がされています。これなら胞子嚢群から、1個の胞子嚢を取り出すことができ、なおかつ1この胞子嚢の中に胞子が何個あるか確認できそうです。
茨城ではベニシダはたくさん自生しています。そのベニシダではなくハチジョウベニシダであることを証明するには、胞子嚢の中の胞子数を確認しなければなりません。
ベニシダの胞子は32個でハチジョウベニシダは64個です。
1707070078ソーラスから胞子嚢分離1707070078ソーラスから胞子嚢分離 posted by (C)雑草
実態顕微鏡のもとで、胞子嚢群(ツブツブの集合)から1個の粒(胞子嚢)をより分けます。
1707070096胞子数確認画面21707070096胞子数確認画面2 posted by (C)雑草
約400倍の顕微鏡での胞子嚢が破れて胞子が散らばった写真です。
顕微鏡専用のカメラではないため、顕微鏡の視野全体を撮影できません。そこで2枚の写真で全視野をカバーして胞子数を確認することにしました。



2枚の写真で全視野を見ることができました。
数字は胞子に番号をつけたものです。中央付近の胞子が集まっている場所を拡大して見ました。

胞子と思われるものに番号をつけてみました。胞子であるかどうか判別が難しいものもありますが、一応64個に番号をつけました。
はっきり胞子であることがわかるものだけでも60個近くあります。ベニシダの32個を大きく上回っていますので、ハチジョウベニシダと言えることが確認できました。この写真をプリントして提出すれば証明に資することになること間違いなしですね。

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偕楽園のマヤランが咲き始めました

2017年07月08日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
偕楽園の好文亭でマヤランが咲き始めました。マヤランは兵庫県の摩耶山で初めて発見されました。北関東ではまれにしか見られません。
マヤラン21707070043
マヤラン21707070043 posted by (C)雑草
もうマヤランが咲いているのではないかと、好文亭を訪ねましたら、今週初めに咲いているのが確認されたそうです。さっそく詳細を確認するために昨年咲いた場所付近を探索しました。
マヤラン11707070046
マヤラン11707070046 posted by (C)雑草
マヤラン11707070045
マヤラン11707070045 posted by (C)雑草
植え込みの中に見つけました。まだ開き始めたばかりで初々しいです。ここは昨年も咲いた場所です。

マヤラン31707070047
マヤラン31707070047 posted by (C)雑草

マヤラン31707070048
マヤラン31707070048 posted by (C)雑草
そのすぐ隣にもありました。こちらの場所は初めてですが、昨年の場所と近いです。

マヤラン21707070041
マヤラン21707070041 posted by (C)雑草
マヤラン21707070042
マヤラン21707070042 posted by (C)雑草
待合の手前の通路です。ここは多くのお客様に身近に見ていただけます。
マヤラン41707070116
マヤラン41707070116 posted by (C)雑草
マヤラン41707070117
マヤラン41707070117 posted by (C)雑草

何陋庵の軒下にも初めて出てきました。ここもお客様に見ていただけるのですが、孟宗竹の枝で紛らわしいので、見つかりにくい場所です。

マヤラン51707070055
マヤラン51707070055 posted by (C)雑草
好文亭裏手の七曲り坂にもデモした。これは昨年と同じ場所です。
マヤラン61707070057
マヤラン61707070057 posted by (C)雑草
マヤラン61707070059
マヤラン61707070059 posted by (C)雑草
そのちょっと下の段にも新しく出てきました。
全部で6カ所に出ました。半分の場所が初めてです。まだこれから出てくることもあるので引き続き観察します。

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アオノイワレンゲに花が咲くかも アオノイワレンゲかコモチレンゲか

2017年07月05日 | 庭の花たち
今年はアオノイワレンゲがとても元気です。
アオノイワレンゲ花期待170702002アオノイワレンゲ花期待170702002 posted by (C)雑草
右側の緑色の濃いほうは茎が伸び始めたようです。塔が立って花が見られそうです。
太いランナーを出して子株を増やそうとしています。左側のランナーは赤味を帯びています。葉の色も右に比べて明るい緑色をしています。また葉の形状としては葉先が右側のようには尖っていません。
両者にどんな違いがあるのか続けて観察してみます。
アオノイワレンゲ花期待170702001アオノイワレンゲ花期待170702001 posted by (C)雑草
ランナーを鉢の中に収めようとしたので、鉢の中が混み合っています。1本だけ自由に伸ばしたのが右側にはみ出しています。
ネットには「良く似た植物にコモチレンゲがあり、アオノイワレンゲが地下から枝を出して幼苗を付けるのに対して、コモチレンゲは、葉の基部から多数のほふく枝を出して幼苗が付きます。」と説明されているのがあります。 このネットの説明通りだとすると、これはコモチレンゲということになるのかなと思います。
 ところが、ネットでコモチレンゲを検索してみますと、多くのものが葉の色がこのように濃い緑色ではなく灰色っぽいものです。その色は上の写真で同じ鉢に植えてあるヒダカミセバヤや、左奥の鉢のイワレンゲの葉の灰色がかった色に似ています。
 それでこの緑色の葉をしたものをコモチレンゲとするには躊躇しています。
また北海道の同じ場所のイワレンゲをある方はアオノイワレンゲとし、他の方はコモチレンゲとしていることがありますので、恐らく同じものを別品種名で呼ぶという混乱があるようにも思われます。
 この混乱を整理するような以下の論文がありました。
北海道大学 大学院農学院 修士論文発表会(2016年2月10日)の「北海道産イワレンゲ属 Orostachysの分類学的再検討」によると「コモチレンゲをアオノイワレンゲの異名とし,レブンイワレンゲを独立種とする見解が新たに示唆された。」とありました。
ということで、これはアオノイワレンゲとしておきます。
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庭のヒトツバショウマ

2017年07月04日 | 庭の花たち
庭の苔むした岩に生えているヒトツバショウマが今年も咲きました。
ヒトツバショウマ170701003cヒトツバショウマ170701003c posted by (C)雑草
神奈川県西部と静岡県東部の限られた地域にしか自生していない珍しいショウマ。
30年も前になりますが、仲人をさせていただいた夫婦を訪ねたときに、私が山草が好きだと言うので、沼津の愛鷹山のふもとの岩場のある自然公園のようなところへ連れて行っていただきました。その時に覆いかぶさるように切り立った岩に近づいたときに、初めて見る小さな葉を見つけました。この葉が自生していたヒトツバショウマであることが後でわかりました。

ヒトツバショウマ170701001aヒトツバショウマ170701001a posted by (C)雑草
もう一度出会う機会はないものかとおもっていましたところ、山草店で出会い、庭に植えたのですが、数年で消滅してしまいました。ところが数年前から、庭の苔むした岩に何やらヒトツバショウマらしい葉が生えているのに気がつきました。ようやく花が咲いて、やはりヒトツバショウマであることがわかりました。

ヒトツバショウマ170701002bヒトツバショウマ170701002b posted by (C)雑草
苔むした岩は栃木の実家からもらったものです。なぜ、その岩からヒトツバショウマが出てきたのか。もしかして、栃木の山にもヒトツバショウマがあるのだろうか。そこで、その岩のあった山へどうしても行って見たくなり、実家の弟に案内してもらい、急峻な深山へ分け入ったのでした。
 その時の様子は、2015年8月24日のブログ「深山探索 幻の花を訪ねて ミツマタの怪しい生態に出会う。」に書きました。
15082200081508220008 posted by (C)雑草
これはその時の一コマです。
この時は似た葉のショウマの幼苗はありましたが、ついにヒトツバショウマには出会いませんでした。あるはずもない場所ですから当然の結果ではあります。
 結論は、庭でできたヒトツバショウマの種がこぼれていた庭の土を、苔むした岩に少しですが載せたことによるのではないかと思われました。
こうして苔むした岩に生えたヒトツバショウマが今年も咲いています。
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クチナシの花とオオスカシバ

2017年07月01日 | 庭の花たち
今年は比較的多数のクチナシの花を見ることができました。
クチナシ1706230020
クチナシ1706230020 posted by (C)雑草
クチナシはオオスカシバの食草で、新芽と蕾まで食べてしまうために、何年かは花を見られず、たまに花が1個だけ咲く程度でした。
クチナシとオオスカシバ卵1706260016
クチナシとオオスカシバ卵1706260016 posted by (C)雑草
今年はたくさんクチナシの花を見られると楽しみにしていたのですが、花が咲き始めるとどこからか飛来して卵を産み付けました。蕾にも産み付けたのですから驚きです。

クチナシ1706280005
クチナシ1706280005 posted by (C)雑草
クチナシの蕾が今まさに咲こうとしている様子は不思議な形をしています。
この形は何か見覚えがあるような。ちょっと思い出しませんが、29連勝の将棋で思い出しました。これは将棋盤の足の形に似ています。
縁台将棋をしているのを見ていると、思わずああしたほうがよいとか、こうする手もあるなどと口をはさみたくなるものです。
それで、将棋盤には口をはさむことなかれという戒めで、将棋盤の足にはクチナシの模様が施されているそうです。

クチナシの蕾には早く開いて、かぐわしい香りを放ってもらいたいものですが、将棋の対局者にとっては口をはさむことは至極迷惑なことです。それで、万一にも口を開くようなことがあれば、即刻首をはねますと警告しているのだそうです。

クチナシ1706280009
クチナシ1706280009 posted by (C)雑草
もし対局中に口をはさむなら、将棋盤をひっくり返して、首をはねて、ひっくり返した将棋盤の上に載せるぞということです。そのために将棋盤の裏側には中央の突起とまわりに血を受けるための溝が掘ってあるそうです。

オオスカシバ@クチナシ1706300011
オオスカシバ@クチナシ1706300011 posted by (C)雑草
オオスカシバの卵は1週間以内で孵化するようです。小さな幼虫が蕾を食べていました。
これからはこの幼虫が次々に若葉と蕾を食べてしまうので今年はもうクチナシの花は見納めになるでしょう。
それでも今年はオオスカシバの飛来が遅かったので花を見ることができました。

庭の花の中にはやはり幼虫に花芽を食われてこれまで花を見ることができなかったガマズミが数年前から花を咲かせるようになりました。
気候変動が幼虫の発生時期と植物の花の時期を引き離しているのかもしれません。

クサカゲロウ1706300034s1140
クサカゲロウ1706300034s1140 posted by (C)雑草
クサカゲロウがマタタビに来る時期は、マタタビの花が咲き始めるころだったのですが、今年は花がとっくに終わってから来ています。
クサカゲロウ1706300027a
クサカゲロウ1706300027a posted by (C)雑草
マタタビの新葉に群がっているクサカゲロウです。見にくいですが画面の中だけでも10匹くらいのクサカゲロウがマタタビの葉をかじっています。

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