TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

お薦め喫茶 阿吽(あうん)

2016-04-22 | グルメ

神戸電鉄鈴蘭台駅の改札を出て目の前にあるビルの2階、

急な階段を上がり暖簾をくぐると

店の奥に向けてカウンターが延びている。

目の前の棚にはいろんなコーヒーカップが並んでいる。

大倉の器が多いようだが、マイセンもいろいろある。

身内の手びねりという陶器のカップも並べられている。 

客は常連さんが多いようだ。

愛想のいい奥さんと物静かなご主人、絶妙の取り合わせ。

 


読めない北海道の地名

2016-04-17 | ことば

北海道旅行に行けば必ず難読地名の読み方講習がある。

殆どがアイヌの命名のようで、巧くはまる漢字をあてたようだ。

これらの地名を見ることで、全道に広がったアイヌの存在が読めるし、

言葉の文化も相当熟していたことがわかる。

晩生内(オソキナイ)、咲来(サックル)、穂香(ホニオイ)、枝幸(エサシ)、

占冠(シムカップ)、足寄(アショロ)、神居古譚(カムイコタン)等々。

挙げればきりなし。

興味ある人は勝手に調べてください。


円満院の庭

2016-04-16 | 散策

三井の晩鐘で知られる三井寺に隣接した天台宗寺門派の円満院門跡、

重文指定を受けた杮葺の宸殿は京都御所から移築されたもので

さすが風格があります。

きょうの本題はこの建物の南斜面に造作された池泉観賞の庭園。

相阿弥の作かどうかはわからないようですが、

こんこんと湧き出る水を貯めた池、少し赤みがさしたツツジ、

巨大な石橋、それに敷き詰められた白砂が

美しいコントラストを描きあげています。

 

ここには漫画の原点ともいえる放屁合戦の巻物や

カラフルでユーモラスな大津絵のコレクションを展示した

大津絵美術館もあり、見落とさないようにしてほしい。

勅使門脇のお蕎麦屋さんもお薦めです。

志賀の寺は京都とちがって

ゆっくり落ち着いてみることができるので大好き。

 

 

 


道東の温泉巡り

2016-04-14 | 散策

春の足音が聞こえ始めた北海道の旅を愉しんできました。

一応は「ミステリーの旅」ということで、

事前に細かい行き先は分かりませんでしたが、

道東の温泉を軸にした企画であることははっきりしていました。

10日から3泊4日の日程で、一泊目は阿寒湖。

現地に着いたのは夜、早々に食事を済ませて

アイヌコタン(集落)を訪ねました。

古くから伝わる伝統的な踊りが披露され、

最後は観客も舞台に上がり見よう見真似で踊りました。

手の動きが読み取れれば

アイヌの思いがもっと深く読み取れたのでしょうが・・。

 

この時期まだ冷え込みがきつく風呂上りに

外をうろつくのは良くないということなので、

ひとしきり周辺の民芸店などを回った後

冷えた体を湯につけました。

湯が良かったことが一番でしょう、

体がぽかぽかにあったまり心地よい眠りに入りました。

翌朝朝5時頃に目が覚め

マリモで知られる阿寒湖湖畔の散策を愉しみました。

凍りついた湖畔に柔らかい朝の日差し、

白さが輝きを増し、神秘的な光景を描き出していました。

ちなみにこの朝は氷点下2度2分。

2日目の行程は摩周湖から知床。

霧の摩周湖を見たかった気もしますが、

私たちには碧く澄んだ美しい湖面を見せてくれました。

カメラの腕がイマイチなので

そのときの感動をお伝えすることはできず

まことに申し訳ありません。

この後エゾシカやタンチョウなどを車窓に見つつ

知床ウトロ温泉まで足を延ばしました。

夕食はバイキング、たらふく食べたあと湯を愉しみました。

湯の質は文句なし、すぐにあったまる感じで

湯上り後も体のぽかぽかが続いていました。

3日目は網走から十勝へ、

新千歳を目指し帰り支度のようなもの。

海沿いのオシンコシンの滝から流氷館へ。

後寄るところといえばおみやげ物店ばかり。

夕方5時前にはホテル着。

お陰でこの日はホテル周辺をのんびり

エコロジーパークまで足を延ばし

途中迷子になりそうだったがのんびり散策できました。

掘り出し物は十勝川に涼む夕日、

川の中州にはコハクチョウ?が羽を休め

ここで北海道らしさを体感することができました。

掘り出し物だったのは、琥珀色のモール温泉、

「つるつる感のあるマイルドのお湯」との説明だが、

朝日に照らされた茶色っぽい透き通るような湯は

眼を楽しませてくれたしよくあったまった。

ミステリーといっても事前に行く先は読めるし

ほんとにお得なたびでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


桜の有馬温泉

2016-04-05 | 散策

きょうは天気もいいし、引き付けられるように有馬温泉に向かった。

神戸電鉄の鈴蘭台駅から、有馬口で乗り換え、

満開の桜に迎えられるように温泉町に入った。

 

きょうは桜が第一の目的、

駅のそばの太閤さん、亀乃尾滝を回った後

有馬川にかぶさる桜並木を太閤橋から眺めた。

次に向かったのが、善福寺、

ここには樹齢270年を超える糸桜の古木がある。

空から降り注ぐような桜花に見入った。

温泉街中心の金の湯から坂道を登り寺田町には行った。

温泉寺・温泉神社・極楽寺・念仏寺が集まっている。

いずれも満開の花を纏い、美しく彩られていた。

さらに歩を進めると、有馬ならではのお店が並んでいる。

名物の炭酸せんべい、

細かい細工を施した有馬籠、

愛らしい人形を仕込んだ有馬人形筆、

このあたりは有馬の一番の見所であるので見逃さないでほしい。

それにしても観光客の数が増えている。

受け入れ側の反応は早く、

これまで見たこともなかった店が営業を始めている。

薬局がいつの間にかお菓子屋さんに変わっていた。

坂道ばかり歩いたせいか、のどが渇き

名物の有馬サイダーを飲んだ。

炭酸がかなりきつかったような印象があるが、

きょうはあっさり飲みやすかった。

有馬情緒はやや薄れたかもしれないが、

こうした温泉地は訪れた人たちが育てるもの、

はつらつとした姿を取り戻したこと素直に喜びたい。