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山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

新監督に伊藤コーチが昇格

2018-12-11 | Weblog
ヴァンフォーレは来シーズン(2019年)に臨むチームの新指揮官に、現在コーチを務めている伊藤彰氏の監督昇格を発表しました。



◇伊藤彰(いとうあきら)監督◇


伊藤新監督は埼玉県出身1972年生まれの現在46歳。埼玉県の武南高校から国士舘大学に進学し、社員選手として実業団チームの富士通に入団します。富士通がプロ化して川崎フロンターレとなりJ2やJ1にいるときもチームでプレーし、2001年まで川崎に在籍しました。その後大宮→鳥栖→徳島と渡り歩き、公式戦400試合以上に出場。2007年をもって現役生活に幕を閉じます。

引退後は指導者の道に進み、2002年から2003年まで所属した大宮のU-12コーチに就任。それからJr.ユースのコーチと監督を務めユースの指揮官にステップアップするなど、大宮の下部組織で育成年代の指導を経験します。トップチームのコーチには2016年に就任。シーズン途中の2017年5月には退任した渋谷監督の後任として指揮官に昇格しました。低迷する大宮の再建を託された彼でしたが一度傾いたチームの流れはなかなか変えられず。シーズン終盤に降格圏内を抜け出せないまま、その年の10月に成績不振を理由に解任されてしまいました。大宮退団後はヴァンフォーレにコーチとして2018年に加わり、吉田監督と上野監督をサポート。また監督と選手との間を取り持つ ‘兄貴分’ として選手たちからの信頼も高かったようですね。ヴァンフォーレは上野監督が退任し新しい人材を探していましたが、過去にJリーグクラブの監督経験があることやこれまでのチームの積み重ねを重視できる存在として、選手たちの信頼関係ができておりその特徴も知っている伊藤コーチが適任と判断。この度監督就任を打診し決定の運びとなりました。





今シーズンコーチを務めていた際は一歩後ろに下がりサポート役をしていた印象が強かった伊藤新監督ですが、大宮の指揮官就任時には普段の練習から厳しくアグレッシブに戦うことを求めていて、そこではゲームと同じくらいの激しさを要求。またどちらかと言えば守備よりも攻撃からと考えているタイプで、失点0で抑えることは意識させるもののJ1残留を目指しながら攻撃的なサッカーを構築することを挙げていました。それは指導者となる上で世界的指導者のグアルディオラ監督の影響を受けており、ボール保持率を高め攻撃に人数をかけてゲームを支配するサッカーを信条としているようですね。前体制では4-4-2のフォーメーションを基本的に採用していましたが、伊藤監督が指揮するようになってからは主に4-3-3のシステムに変更。また選手たちには複数のポジションをこなせるポリバレント性も大事にしていて、試合中に4-1-4-1や3-4-3と流動的にシステムを変えていく柔軟性も重要視していました。当時の選手たちは、自分たちのリズムでゲームができている時間は周りとの距離感が良くてボールにたくさん触れる、攻守の切り替えやハードワークを基礎として誰かのためにスペースを作る&誰かが作ったスペースを使うなど周りと連動したプレーを心がけることがチームスタイルに馴染むのに大切と述べており、監督は練習を重視することと執着心を持つことをチームに植え付けていましたね。またJ2リーグを戦っていくなかでストライカーは大事と考えていて、中盤より前の選手がしっかり働いて点を取らないとJ1昇格は厳しいと以前のインタビューで語っています。今シーズン負傷による2度の長期離脱がありながらも11得点を挙げ、他のクラブからの関心も高かったと言われるジュニオール バホス選手のチーム残留濃厚の話は、伊藤監督がチーム作りをしていくにあたって計算ができるプラスとなる要素になると思いますね。

チームを統括する佐久間GMは来シーズンを戦っていく上で3-4-2-1のフォーメーションの継続性を語っています。今シーズン積み上げてきた経験も大切にしたいそうなので、これまでコーチを務めて監督を支えてきた伊藤監督の継続性は確実に受け継がれていくと思います。しかし指導者として理想に掲げているグアルディオラ監督のような攻撃サッカーを志すにはチーム方針が異なると思います。リスクを犯さず手堅く守備的に勝ち点を稼いでいくサッカーとの葛藤は来シーズン伊藤監督のなかで確実に起こってくると思いますが、理想と現実との狭間でいち早く良いチームバランスを見つけ、そのサッカーをシーズン通して継続していけるように鋭い采配に期待したいですね。コーチではなく監督としての威厳が高まり、成績の軌道に乗ってある程度信頼感を得られたところで3バックから4バックへの移行などの可能性も徐々に考えていってほしいと思います。





改めまして伊藤監督指揮官就任おめでとうございます。現有選手との距離が近いことを活かして綿密にコミュニケーションをとって組織的なチーム作りをこれからお願いします。そして来年こそは我々サポーターをJ1に導いてください!




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