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ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと20年目を迎えました。ソコヂカラでJ1昇格だ!

試合結果【第19節 ロアッソ熊本戦】

2025-06-15 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第19節】

◇試合結果◇
△ヴァンフォーレ甲府1-1ロアッソ熊本△
※鳥海超絶弾も不可解な判定でPKドロー決着


◇得点者◇
前半3分(甲)鳥海
後半26分(熊)神代


◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
 

◇入場者数◇
7007人
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
7万2413人(1試合平均8046人)
 

◇データ◇
     甲府 熊本
38% ボール支配率 62%
9本 シュート数 6本
293本 パス成功数 589本
 

◇今シーズンの成績◇
6勝6分け7敗(勝ち点24) 11位
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕◯△◯◯✕△
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇

2025.06.15 2025明治安田J2リーグ 第19節 vs.ロアッソ熊本

 


本日ロアッソ熊本戦!見どころ紹介

2025-06-15 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第19節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにてロアッソ熊本戦です(18時30分キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN
エフエム甲府


◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  6月15日 7:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
雨☔のち晴れ☀
最高気温:33℃(キックオフ時∶29℃) 最低気温:18℃
降水確率
6時~12時:40%
12時~18時:40%
18時~24時:10%


◇ホームゲーム交通アクセス情報◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム交通アクセス〜
 

◇ヴァンフォーレ甲府観戦案内◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チケット〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜応援&スタジアムでの楽しみ方〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム以外の観戦方法〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜実用的グッズ紹介ベスト5〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チャント〜

 

◇見どころ紹介◇
【ロアッソ熊本】
☆今シーズンの成績:4勝5分け9敗(勝ち点17) 16位
☆ここ最近2試合の試合結果
→✕△✕✕✕

☆注目選手
塩浜選手∶今シーズン8得点を記録し得点ランキング4位にいる決定力のあるサイドアタッカー。
半代選手∶攻守において前線での貢献度が高いCF。今季2得点3アシストをマーク。
佐藤優選手∶2004年に大卒で加入し2006年途中まで在籍していた元ヴァンフォーレ選手。39歳となり円熟味が増している。


☆予想布陣:3-3-1-3
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:いわきFCvsロアッソ熊本 明治安田J2リーグ 第18節 2025/6/1


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:6勝5分け7敗(勝ち点23) 10位
☆ここ最近2試合の試合結果
→◯△◯◯✕

☆注目選手
ネーミアス選手∶186cmの屈強なフィジカルを駆使したポストプレーが得意。豪快ヘッドで初ゴールなるか!?
鳥海選手∶天皇杯福井戦では途中出場から絶好機を逸する悔しさを味わう。その苦い経験をプラスに変えていくことができるか注目。
中山選手∶出場停止のソアレス選手に代わってボランチに入ることが濃厚。技術の高いゲームメークが求められる。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:大分トリニータvsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第18節 2025/5/31


☆7戦未勝利&正念場の熊本
今回の対戦相手のロアッソ熊本。チームを率いて6年目となる元ヴァンフォーレ指揮官の大木監督のもとで着実に力をつけ昨シーズンはヴァンフォーレを上回る12位でフィニッシュするなど存在感を発揮してきました。しかし今シーズンは序盤戦こそ安定感がありましたが、5月に入ってから次第に勝ち点が積み重ねられなくなりここまで7試合連続で白星なしと苦しんでいます。気づけばJ3降格圏となる18位富山との勝ち点差が1に迫るなどまさに正念場と言える状況だと思います。ただし11日に行われた天皇杯2回戦ではリーグ戦で首位に立っていた千葉相手にPK戦までもつれ込んだ末に勝利し3回戦進出を決めています。強豪クラブを退けての突破は熊本に再び戦う勇気を与えるカンフル剤となり得るので、今回気持ちを前向きにして挑んてくる熊本には注意が必要だと思いますね。


☆要警戒は塩浜選手
最近は低調なチーム状態の熊本ですが、そのなかでも1人気を吐いている人物がいます。その選手とは塩浜選手。塩浜選手は順天堂大学から福島ユナイテッドを経て今シーズン熊本に加入してきた25歳のFWで、昨シーズンはJ3ベストイレブンにも選出されるなど知る人ぞ知る存在でした。熊本では主に3-3-1-3の右ウイングのレギュラーとして全試合に出場しています。彼の凄さは得点嗅覚に優れているところ。どちらかというとチャンスメークする役割ではなく積極果敢にゴールを狙っていくタイプ。右から中央にカットインしシュートを放ったり、エリア内に入って縦への突破から右足を振り抜くパターンが数多くみられます。今シーズンこれまで18試合に出場し8得点1アシストと驚異的なペースで結果を残しているので、彼のサイドからの仕掛けには最大級の警戒が必要でしょうね。


☆攻撃の起点を作る
前節の大分戦では懸命なディフェンスをみせて粘り強く戦っていたものの、攻撃面ではほとんどシュートを打てずに終わっていたヴァンフォーレ。やはり守備重視のスタイルで勝とうと思うのなら、攻勢時には迫力ある仕掛けを展開して相手にプレッシャーをかけ、守備に耐える時間をできる限り減らしたいのが本音だと思います。攻撃の軸が定まっていなかった大分戦の反省を活かして、この熊本戦では最前線のポストプレーヤーでもあるネーミアス選手に積極的に当てていくことをおすすめしたいですね。ただしボールを集めても彼が前線で孤立することは避けなければならず、その際は選手の距離感が重要になります。ネーミアス選手がポストプレーで競り合った後にこぼれ球が発生してもすぐさま反応して拾う役割の選手が欲しいところ。熊本は3-3-1-3が基本フォーメーションで3バックの前に1アンカーの配置なので、トップの選手がポストプレーし対角線上の後ろに落とすことができれば対応するのがアンカーの選手1人だけなので、後方の選手は前に入ってくる勢いを保ったままバイタルエリアに侵入しシュートチャンスを迎えられそう。もちろんサイドでのチャンスメークも相手の守備陣形を広げるために大切な行動ですが、得点を決めるためには今回は意識的にシャドーの選手が中央にポジショニングをとってネーミアス選手と絡んでゴールに向かってシュートを狙う攻撃性も大事だと思います。離れ過ぎずコンパクトな距離感を保った状態で1トップ2シャドーの選手が連携力を活かした仕掛けを披露してほしいですね。


☆孫&マンシャ選手を囮に使うセットプレー
最近セットプレーから数多くの得点を挙げていることで、対戦相手のチームはヴァンフォーレのセットプレーに特に警戒していると思います。なかでもDFながらチームトップの4得点を決めている孫選手やここ最近2試合連続ゴールや山形戦で一挙3アシストを記録したマンシャ選手など、長身でセットプレーのターゲットとなれる選手はよりマークがキツくなることが予想されます。シンプルに彼らを狙ってももちろん良いのですが、彼らにマークが集中するということは他の選手の警戒が薄くなることを意味しています。今回は孫選手やマンシャ選手を ‘囮’ にして、そこの近くにいる比較的フリーになりやすい鳥海選手や佐藤恵選手&宮崎選手を狙っても面白いと思います。セットプレーの柱となる存在を逆に利用して相手の裏をかくしたたかさをみせて仕掛けのバリエーションを増やしてほしいですね。

 

…良くない状態のときにみられる貧打の解消には陣形のコンパクトさを攻撃のときにも大事にすることと、前のポジションの選手を追い越して仕掛ける動きが効果的となります。また足元のパスばかりになるのではなく、アタッカーを動かす意図のあるパスも積極的に狙っていき成功率が高くなれば今よりは確実に決定機が増やせると思います。熊本の3バックの両脇のスペースはもちろんのこと、先ほども言った1アンカーの左右のスペースもタイミング良く突いていくことで相手を崩せるので、守備だけではなく攻撃にも目を向けて果敢にチャレンジしてほしいですね。

勝って再び波に乗っていきましょう!


天皇杯福井ユナイテッド戦の写真公開

2025-06-14 | Weblog

6月11日にJITリサイクルインクスタジアムにて行われた天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会2回戦福井ユナイテッド戦。この試合の様子をたくさん写真に収めてきましたので、ここで紹介したいと思います。





日中降っていた雨も上がり、雲に覆われながらも時折青空も見えていました。天皇杯の初戦はいつも閑散としてるイメージですが2022年の天皇杯優勝から様子は一変。出店も多く立ち並び、リーグ戦の雰囲気とまではいきませんがそれでもスタジアム周辺は大いに賑わっていましたよ。





ビジターの福井ユナイテッドゴール裏サポーターの様子。さすがに人数は少ないながらも大声をあげて一生懸命応援していましたね。なによりスタンド左側にある『闘え福井』がインパクト大ですね。





迎え撃つヴァンフォーレゴール裏サポーター。ゴール裏を中心に今回はメイン&バックスタンドの一部も開放されていたのでそちらにもサポーターがいましたね。大旗振る方たちご苦労さまです!





この試合のスタメンとベンチ入りメンバー。3月のルヴァンカップ以来の出場となる山本選手と加入後初のベンチ入りとなったイ・ミンギ選手はここをきっかけにしてリーグ戦での試合メンバー入りを狙ってほしいですね。




シュート練習するマテウス レイリア選手。




試合開始前の選手審判整列。





キックオフ直前には円陣を組んで気合いを入れます。さんぺーさんはヘアバンドでいつものパイナップル風に変身。




福井ボールでキックオフ。




相手と激しく当たる小出選手。







荒木選手のCKにゴール前で三平選手が頭で落とし、混戦状態でのこぼれ球に井上選手が反応して押し込み先制!





待望のプロ初ゴールを決めてみんなから祝福される井上選手。




大島選手と内藤選手が前からプレッシャーをかけます。




セットプレーの機会にゴール前で競り合う選手たち。




腕組みして戦況を見つめる大塚監督。




対する福井の藤吉監督。藤吉監督はヴェルディ川崎黄金期の選手で福井の指揮官には2022年から就任。監督が推し進める魅惑的なパスサッカーは可能性を感じさせてくれますね。




セットプレー時のキッカーには左では荒木選手&右ではソアレス選手が務めます。




激しいプレーも随所でみられていましたね。




ボールの行方を追う井上選手とソアレス選手。




ハーフタイムの散水シーン。日中の雨で芝生の根元は水分があると思うけど、表面は乾いてきてるってことですかね?よく分かりません。




『KOFU』のところからひょっこり登場する選手たち。





後半のキックオフ。




CKを蹴るソアレス選手。








佐藤恵選手&大島選手&井上選手&内藤選手&遠藤選手。遠藤選手は今回本職のボランチではなく3バックの一角としてプレー。





相手に押される展開となり次第にヒートアップし選手に出す指示も熱くなる大塚監督。




交代した内藤選手と山本選手をベンチメンバーが迎えます。





2点目のゴールは三平選手の得点。こぼれ球をきっちりとゴールの枠に収めたナイスシュートでした。




ゴールキックを蹴る東選手。イケメンキーパー。





結局試合は2対1で終了しヴァンフォーレが2回戦突破。初戦はいつも厳しい試合にはなりますが、よくぞ勝ち切ったと思います。ちなみに試合終了待たずして自分のカメラのバッテリーが切れ、このタイミングでスマホカメラにチェンジしています。




終了後の場内一周で手を振ってくれる山本選手&中山選手&小林選手。





勝利試合恒例のマイクパフォーマンス1人目は今回先制点を決めた井上選手。大声で叫びましたがマイクに乗っていません(笑)





2人目は決勝点の三平選手。マイクに乗らなかった井上選手の真似をして拡声器を使わず叫ぶお茶目な場面も。




最後は終盤の時間帯で押し込むだけのプレゼントパスを外してしまった失意の鳥海選手が呼ばれてちょっかい出されることに。次こそは頼むぞ!




次の3回戦では昨シーズンのJ1王者ヴィッセル神戸と対戦。難しい試合にはなると思いますが、今回対戦した福井の想いも背負って力強く戦い、勝ちに行きましょう!そしてまたこの光景が見たい!

 


天皇杯福井ユナイテッド戦を振り返る【天皇杯2回戦】

2025-06-13 | Weblog

6月11日にJITリサイクルインクスタジアムで行われた天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会2回戦福井ユナイテッド戦ですが、試合結果は2対1でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は前半に決めた井上選手と後半の三平選手のゴールでした。

 

☆リーグ戦から10人変更
1対2で敗れたJ2リーグ戦第18節の大分戦。そこから中10日空いた試合日程で選手たちの蓄積疲労は溜まっていない状態でしたが、次のリーグ戦が中3日で控えていることから大塚監督は今回先発10人入れ替えを決断。3月26日のルヴァンカップ1stラウンド藤枝戦以来の公式戦出場となる44歳の山本選手(6月26日で45歳)や同じくルヴァンカップ町田戦以来の出番となるGK東選手など、普段のリーグ戦出場がなかなか果たせない出場機会に飢えていた選手たちが軒並みメンバー入り。結果を残したい内藤選手や井上選手などの若手選手や、最近の試合で先発から外れている小出選手&荒木選手&遠藤選手らはこの機会にアピールすることによってリーグ戦での先発復帰を虎視眈々と狙っていたと思います。チームとしてもリーグ戦メンバー以外の選手が台頭することによって選手層の底上げが期待されていました。


☆序盤に仕掛けるヴァンフォーレ
ホームの利を活かしてヴァンフォーレは序盤の時間帯で積極的に動き、相手にプレッシャーをかけにいきます。福井は普段社会人リーグに所属しているアマチュアクラブなので、久しぶりに戦うプロクラブの圧力を感じプレーが消極的になっていたように感じましたね。特に序盤の時間帯はその流れが顕著に表れており敵陣で試合が展開する場面が目立っていました。その前線からの組織的なプレスが効果的に働き決定機を幾度も作り出していたヴァンフォーレは、ソアレス選手の惜しいミドルシュートもあったなかで前半15分にチャンスをモノにします。荒木選手が放ったCKのボールをゴール前で三平選手がヘディングで落とすと小出選手がトラップ。そのこぼれ球に混戦状態のなかでいち早く反応し押し込んだのが井上選手でした。このゴールで井上選手は嬉しいプロ初得点をマークし、得意のセットプレーから幸先よく先制点を挙げることに成功します。


☆その後は福井ペース
序盤の時間帯に1点を先制することができたヴァンフォーレ。その後も相手陣地で攻勢を仕掛けることができていましたが攻撃の起点は相変わらず定まらず、横パスやバックパスを多用し勝負していくパスが見られなくなると、徐々に福井にボールを持たれる時間が長くなっていきます。またこちらの圧力にも次第に慣れてきた福井は持ち味のパスワークが発揮できるようになり、リズミカルなパス回しによってプレスを回避してきます。トップの高貝選手を攻撃の起点に置き、そこをサイドの後ろから北川選手が追い越してスピードに乗る仕掛けがとても効果的でGKと決定機を迎えるシーンも作るなど攻撃に鋭さがありました。何度か危ない場面がみられるとヴァンフォーレの陣形は前がかりの状態からディレイし待ち構えるディフェンススタイルへと変化していくように。福井は山本選手とソアレス選手のボランチの両脇のスペースを有効利用していましたね。ヴァンフォーレはそこの位置で効果的なプレッシャーが与えられなかったことが相手に何度も攻撃をやり切るかたちまで持っていかれた原因になっていたと思います。


☆カウンターから三平弾
前半を1点のリードで折り返したヴァンフォーレは後半頭から荒木選手に代わり佐藤恵選手を投入。後半12分には山本選手に代わって林田選手、内藤選手に代わり田中選手が起用し攻守のキーマンを入れ替えます。その交代が功を奏したのか、右サイドで佐藤恵選手が中山選手のスルーパスに抜け出しそのままシュート。一旦は相手守備陣にブロックされますが、エリア内後方にポジショニングをとっていた三平選手が跳ね返ってきたボールをダイレクトに右足を振り抜き、豪快にゴールネットに突き刺します。三平選手は今シーズン公式戦初ゴール。押されていた展開のなかで素早いカウンター攻撃からフィニッシュまで迎えるまさに蠍の一刺しといった感じのゴールシーンでしたね。


☆不意を突かれた失点&逃げ切り
2対0となった福井は追い上げを図るべく、Jリーグでの経験が豊富なベテランFW押谷選手など次々と攻撃的な選手を投入し攻撃の手を緩めません。引き続き攻める福井に守るヴァンフォーレという展開のなかで一瞬の隙が得点へと結びつきます。後半20分、ヴァンフォーレは中盤で田中選手のバックパスがズレて相手選手にカットされると、福井の高貝選手は遠目の位置からそのまま思い切ってシュートを試みます。ビルドアップ中だったので守備の適切なポジショニングを取れていなかった東選手の脇を抜けてそのままゴールに吸い込まれていきます。選手たちもスタンドのサポーターも呆気に取られる簡単に決まった失点。得点を決めた高貝選手のしたたかさも目立ちましたね。この得点で俄然勢いがついた福井はその後も攻め続けますが、井上選手を中心とする守備陣が最後まで懸命に守り切り2対1で勝利。終了直前には追加点となり得たゴールに押し込むだけの場面を鳥海選手が外す珍しいシーンがあったものの、全体的な印象では苦しみ抜いて勝てた試合だったと思います。


☆勝因は?
ヴァンフォーレがこの試合勝利できた要因として、早い時間に決めることができた井上選手の先制点が影響していたと思います。試合の全体的な印象では福井に押され続けるというカテゴリーが3つ上のクラブの威厳を示せないような戦いぶりではありましたが、逆を言えばリーグ戦でもみせている守って勝つスタイルを相手が違ってもブレずに披露できていたと言えます。後半途中で1点返され同点となる危うい場面も残り時間で確かにあったものの、そこを追いつかれずに耐え切ったのは評価できるポイントだと思います。ある程度守勢になりながらも点差を守り抜けたのも先に得点が取れていた精神的なゆとりがあったからでしょうね。気持ちをブレずに最後まで戦えたことが相手の猛攻を凌げた要因だったと個人的には思います。

 

…この勝利でヴァンフォーレは2回戦を突破し3回戦進出が決定。7月16日に3回戦で対戦するのは高知ユナイテッドを破った昨シーズンのJ1王者ヴィッセル神戸。天皇杯の舞台で神戸と対戦するのは2023年のラウンド16で戦った約2年ぶりとなります。当時は宮崎選手のゴールで先制点を挙げながらも後半大迫選手や武藤選手が途中投入された本気の神戸に1対4で逆転負けしたので、そのときのリベンジをぜひ果たしたいですね。そして今回の福井の想いも背負ってまた決勝&優勝まで行きたいですね。

 


ピックアップ天皇杯福井ユナイテッド戦!

2025-06-12 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は2025年6月12日にホームで行われた天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会2回戦福井ユナイテッド戦です。

 



試合結果を伝えるクラブ公式のポスト。井上選手のプロ初ゴールと三平選手の今シーズン公式戦初ゴールで逃げ切ったこの試合。水曜日の夜なのにゴール裏を中心として多くのサポーターが駆けつけ選手たちに声援を送っていました。自分もゴール裏スタンドで観戦していましたが、熱くチームに勇気を与えるような応援ができていたと思いますね。

 



勝者を称えてくれる心の広い福井の公式ポスト。福井は開始直後や序盤の時間帯は慌てる場面もありましたが、試合を進めていくにつれ慣れてきてリズミカルなパス回しによる自分たちのサッカーができるようになってきたと思います。特に左サイドからの仕掛けはヴァンフォーレも随分手を焼いていました。この1試合しかちゃんと見ていませんが、しっかりとしたチームのかたちがある良いクラブだなと感じました。このままで行けばJFL入りもまもなくでしょうね。

 



試合終了後エール交換する両チーム。カテゴリーの離れたクラブ同士が戦う天皇杯の舞台ではよく見られる光景ですが、こうやって試合後にお互いの健闘を称え合う気持ちはやっぱり良いですね。

 



恐竜王国福井が生んだ福井ユナイテッドの非公式マスコット ‘ディーノん’ 。今回初めて知りましたが、キャラクターで例えるなら自由に動き回る愛媛FCの一平くんみたいな立ち位置なのかな?時間帯もあってか雨で人があまりいないスタジアム前で咆哮しようとしている姿はシュールで味がありますね(笑)

 

…以上です。

 


試合結果【天皇杯 福井ユナイテッド戦】

2025-06-11 | Weblog

【天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会2回戦】

◇試合結果◇
◯ヴァンフォーレ甲府2-1福井ユナイテッド✕
※井上&三平弾!押されながら辛くも勝利で3回戦進出!


◇得点者◇
前半15分(甲)井上
後半17分(甲)三平
後半20分(福)高貝


◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)


◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇
【ハイライト】第105回天皇杯 ヴァンフォーレ甲府 vs.福井ユナイテッドFC|2回戦

 

 


本日天皇杯福井ユナイテッド戦!見どころ紹介

2025-06-11 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会2回戦ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにて福井ユナイテッド戦です(19時キックオフ)。


◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  6月11日 7:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
雨☔時々曇り☁
最高気温:25℃(キックオフ時∶24℃) 最低気温:19℃
降水確率
6時~12時:100%
12時~18時:90%
18時~24時:20%

 

◇見どころ紹介◇
【福井ユナイテッド】
☆今シーズンの成績(北信越フットボールリーグ):4勝(勝ち点12) 1位

☆天皇杯の結果
1回戦∶対Honda FC ◯1-0 得点∶オウンゴール


☆注目選手
北川選手∶現在5得点を挙げ北信越リーグ1部で得点ランキングトップにいる背番号10。
押谷選手∶岡山や名古屋&徳島でも活躍した35歳ベテランFW。今回は切り札として勝負どころでの起用が濃厚。
中島選手∶山梨県出身でヴァンフォーレU-15から日本航空高校に進学(大学は愛知)したMF。在籍3年目なので縁の地で結果を残したい。


☆天皇杯1回戦の得点ハイライト動画


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績(J2):6勝5分け7敗(勝ち点23) 11位


☆注目選手
小出選手∶シーズン序盤はディフェンスリーダーとして守備統率を行ってきたが、孫選手&マンシャ選手の台頭とともに出場機会を失いベンチを温める日々が続く。この一戦に出場しかつての自信を取り戻したい。
村上選手∶キャンプ中の負傷からようやく復帰し出番に飢えるサイドアタッカー。左右こなせる柔軟性を武器にサイドを駆け上がる。
石川選手∶安定感を武器に河田選手の牙城を狙う32歳GK。負傷離脱し序列が変わったポジション争いに割り込めるか!?


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:大分トリニータvsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第18節 2025/5/31

 

☆アマチュアの雄
今回天皇杯2回戦でヴァンフォーレが対戦するのは、1回戦でJFLのHonda FCを破った福井県代表の福井ユナイテッドFC。現在福井は社会人リーグ北信越フットボールリーグ1部に所属しており、リーグ戦では第4節を終えて首位に位置しています。2022年からチームの指揮を執る元ヴェルディ川崎の藤吉監督のもと、攻守に連動するサッカーを目指しリーグ戦では得点を量産中。チームのエースで得点感覚に優れる高貝選手を攻撃の起点として、2列目のサイドから北川選手が飛び出してくる仕掛けは迫力満点。この2選手はともにリーグ戦で5得点を挙げ得点ランキングトップに立っているなど絶好調の状態なので、ヴァンフォーレとしたらここのコンビネーションを伸び伸びとさせないように警戒したいですね。またベンチにはJリーグで経験豊富なベテランFW押谷選手も控えています。ここぞの勝負どころでの起用が濃厚な彼のプレーには気をつけてほしいと思います。


☆福井とは4年ぶりのリベンジマッチ
ヴァンフォーレと福井は今回が初対戦ではありません。2021年の天皇杯初戦となる2回戦の舞台で一度相まみえており、このときはパウロ バイヤ選手のゴールで先制したものの後半アディショナルタイムに2失点し土壇場でまさかの逆転負けを喫しています。当時J2リーグ戦では5位と好位置につけていただけに、福井県勢で初めてJリーグクラブを倒したというジャイアントキリングの快挙の結果は非常に悔しいものになったと思います。その悔しさがあってかは分かりませんがヴァンフォーレは翌年の天皇杯優勝へと繋がっていったので、当時のリベンジを果たすべく社会人クラブでも気を引き締めて臨みたいですね。


☆リーグ戦メンバー入りのラストチャンス
ヴァンフォーレはこの天皇杯福井戦から中3日でJ2第19節熊本戦に臨みます。もちろん天皇杯の舞台も大切ですが、やはりリーグ戦で万全なコンディションに準備することは至上命題と言えます。普段試合に出場しているメンバーはそちらの試合に調子を合わせる努力をするので今回は休養となり、この福井戦には普段あまり出番が少なく出場機会に飢えている選手たちが中心となってチーム構成されることが濃厚となっています。上記の欄にも書きましたが、個人的に注目したいのが村上選手。村上選手は開幕前は右ウイングバックの先発候補でしたがキャンプ中の負傷により戦線離脱。全治3ヶ月と診断されリハビリを経て5月中旬の試合でベンチ入りし復帰してきました。しかしウイングバックには荒木選手と宮崎選手が先発の座を掴んでおり、また最近では佐藤恵選手の台頭もあってなかなか出場時間が伸ばせずにもがいているのが現状。なのでこの天皇杯の舞台で先発し左右どちらかのサイドをこなすことで少しは試合勘を取り戻せると思うので、この一戦がきっかけとなりウイングバックのポジション争いに割り込めるように頑張ってほしいですね。そしてもう一人の注目選手が小出選手。開幕当初は仙台でレギュラーを張っていた経験から3バックの中央で守備統率を担当していたものの、孫選手やマンシャ選手の台頭で次第にベンチを温める日々が目立つように。出場機会を求めて加入した本人にとって非常に悔しい状況だと思うので、この天皇杯という公式戦の舞台を利用して自身を大いにアピールしたいと思っているはず。本日は3バックの中央で出るのか左右で出場するのかは分かりませんが、組織的守備への貢献で相手の攻撃をシャットアウトできるように存在感を示してほしいですね。


☆スタートから圧をかける
天皇杯で社会人クラブがJクラブと対戦するときは大抵序盤の時間帯に相手のレベルの高さを感じると一般的には言われています。しかしその圧力に一定時間耐えて慣れてしまうと、もしかしたらJのクラブ相手にやれるんじゃないかという自信が生まれてきて次第にプレーに積極性がみられるようになります。そうなったらとても厄介な存在になってしまうので、ヴァンフォーレとしたら相手が慣れて積極性が生まれる前の段階で先制パンチを与えたいところ。点差が開けばやっぱり強かったという気持ちが芽生えて消極的な方向に変わっていくと思うので戦いやすくなるでしょう。個人的に考える勝負の時間帯は前半30分まで。そこで1点以上決めて前半のうちに2点目が奪えたらとても計画的に試合が進められると思います。今回そのような展開になれるように選手たちにはスタートダッシュを決めてほしいと思います。


…天皇杯初戦はいつも難しい試合になります。しかしその中でも油断せずにしっかりと積極的に攻守において取り組んでいれば負ける相手ではありません。ましてや今回はホームゲーム。天皇杯優勝からこの大会への関心が高くなり、毎年初戦でもたくさんのサポーターでゴール裏が埋まる良い雰囲気が作れています。そのサポーターの応援の力も借りて出場機会に飢えている選手たちが活躍してリーグ戦への出場に繋げられるように、チームは確実に3回戦進出を決めたいですね。

 


大分トリニータ戦を振り返る【J2第18節】

2025-06-10 | Weblog

5月31日にアウェーで行われた2025年明治安田J2リーグ第18節大分トリニータ戦ですが、試合結果は1対2でヴァンフォーレは敗れてしまいました。ヴァンフォーレの得点は前半に決めたエドゥアルド マンシャ選手のゴールでした。

 

☆先発変更はなし
前節は山形相手に4対0で勝利したヴァンフォーレ。この良い雰囲気を維持するため先発メンバーを変えずこの一戦に臨みます。個人的な今回の注目選手は田中選手と孫選手。田中選手は前節の山形戦で先制点となる移籍後初ゴールをマーク。しかもヘディングでの得点はプロキャリアでおそらく初めてと語るようにゴール前でのしたたかさを発揮しました。前所属の岡山では背番号10を背負いJ1昇格を決めたシーズンには27試合に出場し3得点を挙げていただけにもっとやれるはず。頭で決めたという初体験がトリガーとなってこれからゴール量産に繋がることを期待したいですね。孫選手は今シーズン4得点を挙げている現在チームトップスコアラー。普段は3バックの中央で守備を統率するディフェンスリーダーでありながら、攻撃のセットプレー時には187cmの長身でゴール前のターゲット役となれる逞しさがあります。同じく長身のマンシャ選手とともにセットプレーから得点が取れる選手として圧倒的な存在感を放ってほしいですね。


☆マンシャ選手2試合連続弾
試合は前半26分にスコアが動きます。ソアレス選手が放ったロングスローがきっかけで攻撃参加していたマンシャ選手。その彼の元にボールが転がってくるとトラップした後に少し蹴り出し素早く左足を振り抜きます。そのシュートは前にいた相手DFの間を抜けてゴール右隅に鮮やかに決まり、ヴァンフォーレは幸先よく先制点を挙げることに成功します。この場面ではソアレス選手が放ったライナー性のクロスボールとそのボールを受け取った田中選手のトラップがまず効いていましたね。低い弾道の鋭いクロスをゴール前に入れたことで一気にエリア内まで入ってこれたし、強いインパクトのクロスをピタリと止めて素早く次の動作に移った田中選手の技術の高さも光りました。なによりゴールを決めたマンシャ選手のシュートまで持っていく一連の動きはまるでFWの選手かのようなスムーズさ。マンシャ選手は前節の山形戦に続き2試合連続ゴール。このゴールもロングスローからで、今シーズンのヴァンフォーレはセットプレーで得点が取れるパターンが確立されていますね。


☆攻撃が噛み合わず守備に追われるヴァンフォーレ
マンシャ選手のゴールによって1点を先制できたヴァンフォーレ。このリードによって心の余裕が生まれたからか分かりませんが、相手にボールを奪われないように安全なパスを回し時間を使おうとする選択が格段に多くなります。そして相手がボールを持ったら積極的に前に行くよりもしっかりと守備ブロックを形成し待ち構えるディフェンススタイルで守勢にまわる機会が目立つように。大分の早めに追いつきたいという気持ちも重なって完全に攻めの大分と守りのヴァンフォーレの試合の構図が出来上がってしまいます。4試合連続で無失点中だったので1点差でも守り切れる自信があったかもしれませんが、いくら盤石な体制でも何が起こるか分からないのがサッカーというスポーツ。消極的にならずやはり積極的に攻守に取り組んでいかないと状況は悪い方に変わってしまうことをこの試合で身を持って経験できたと思います。


☆後半立ち上がりのソアレス選手退場
前半3分にイエローカードをもらっていたソアレス選手。その後は本人も気をつけていたとは思いますが、後半開始早々5分にルーズボールの取り合いで相手選手を倒し2枚目のイエローカードで退場処分となってしまいます。ソアレス選手退場の背景としてあったのが消化不良に終わった前半のチームの戦い方。消極的だった気持ちを積極的なものに入れ替えるべく、後半開始からアグレッシブに行こうとする気持ちが選手たちの心の中にあったと思います。後半スタート時はよりその気持ちが大きくなっていると思うので、逸る気持ちを抑えられずにソアレス選手は足を伸ばしてしまったと思いますね。思わぬ事態で10人となったヴァンフォーレはこの1点のリードを最後まで守り抜くことを決断。後半9分に前線のネーミアス選手と鳥海選手に代わり、運動量豊富に動き回れる大島選手と守備力が高いボランチ遠藤選手を投入。チームの戦い方の方針を明確にピッチの選手たちに伝えます。その決断が今後の試合状況に大きく影響を残す結果になります。


☆退場から7分後の同点弾
10人となってから7分後&守備的戦術に変更してからわずか3分後に悲劇が訪れます。後半12分、右サイドを仕掛けた大分はゴール前にクロスボールを供給し有馬選手がヘディングシュート。GK河田選手が弾こうとしましたがタイミングが少しズレて弾き切れずゴールに吸い込まれてしまいます。10人になってからまだ間もないことと交代して入った選手もチームもまだ守備戦術にフィットしてなかったことが響いていたように感じられたこのシーン。守り抜こうとしていた矢先の同点弾に試合の進行プランは大きく崩れてしまった印象でしたね。


☆攻められっぱなし
後半12分に追いつかれたヴァンフォーレ。1点差を守り切るプランは早々に破綻しそのまま守るサッカーを続けるのかそれとも1点を狙いに行くのかの選択を迫られます。結果的には守りを重視するスタイルの継続を選んだわけですが、その選択はさらに悪い方向に傾きます。ネーミアス選手と鳥海選手という前線で起点&チャンスを作り出せる存在を失ったチームは敵陣でパスが全く回せない状況となり、守備ブロックを形成したディフェンス陣が懸命に守って前に大きくクリアしたボールを大島選手が単独で追いかけ、相手のビルドアップに対してプレッシャーをかけるというカオスな展開に。プレッシャーが単独なので相手は簡単にそのプレスをかわすことができ、そこからさらに攻撃に集中できていたと思います。なのでヴァンフォーレの後半のシュート数はわずか1本のみ。47%あったボール支配率も39%に落ちるなど後半は圧倒的に大分にボールを支配し、数値的にもヴァンフォーレは防戦一方だったことが分かりますね。1人少ないチームが陥る典型的な戦い方をしてしまったように思います。


☆後半40分に力尽きる
攻められながらも懸命に守っていたヴァンフォーレでしたが、大分の鋭い右サイドの攻撃についていけず失点。結果は土屋選手のオウンゴールになりましたが、もし触っていなくても背後に大分の選手が確実に詰めていたのでゴールになっていたのは間違いないと思います。後半40分まで耐えていた選手の頑張りは素晴らしかったのですが、個人的には起こるべくして起こった大分の勝ち越しゴールだったように思います。


☆敗因は?
この試合ヴァンフォーレが敗れた要因として2つ挙げたいと思います。一つはソアレス選手退場によって試合のプランが大きく崩れたこと。それは先ほども述べましたが、イエロー1枚持っている状態でガツガツプレーするソアレス選手の存在はチームにとってリスク管理が難しかったと思います。しかし彼は加入してまもなくチームの中心的な存在になっており、たとえ1枚カードをもらっていたからと言ってもすぐには代えにくい立場だったのは確かにあります。監督の構想では後半15分から25分くらいまでプレーさせて交代する考えがあったはず。しかし想定よりかなり早くイエローをもらったのは誤算でしたね。リスク管理がうまくできずファールしたソアレス選手とその選手の感情をコントロールできなかったチーム双方に問題があった場面でした。

2つ目は失点後の戦術プランの選択。この試合は10人になる前の前半から大分に攻め込まれる守勢の状態が続いており、後半早々に1人少なくなったことでさらに相手の猛攻を受けることはこの時点で目に見えていました。そこでヴァンフォーレは相手の猛攻を逸らす戦術ではなく、真正面から受け止める戦術を採った選択が間違いだったように思います。アウェーで勝ち点1獲得を狙い自陣で人数をかけて守る戦術はセオリーとしてありますが、やはり受け身になり過ぎてしまうと相手にこちらの守備網を崩すための工夫する時間を与えてしまうし、攻撃を受け続ける精神的なダメージが蓄積されてしまいます。10人の状態でもリスクをかけてカウンター攻撃を狙える環境を作り出した方が相手も守備を考えなければならず攻撃全集中にならないので、意外とうまくいくケースがあります。守り抜いて勝ち点1をもぎ取るんだという気持ちが強いあまり、相手に怖さを与えられなかったことが逆転負けに繋がったと個人的には思いますね。


…この敗戦によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は6勝5分け7敗の勝ち点23で順位は11位となっています。対戦する前で勝ち点が同じだった大分はこの勝ち点3の積み上げでJ1昇格プレーオフ圏内に迫れており、ヴァンフォーレは上との勝ち点差が少し離れてしまった印象を受けます。ここまで連勝中&4試合連続で無失点だったのは良かったのですが、その状態に慢心して今回守備的な戦いになり過ぎると痛い目に遭う経験をしたと思うので、この経験を糧にして今後は同じ失敗を犯さないように戦い方を工夫しながら試合を進めてほしいと思います。

 

【大分トリニータ×ヴァンフォーレ甲府|ハイライト】2025明治安田J2リーグ第18節|2025シーズン|Jリーグ

 


ピックアップ大分トリニータ戦!

2025-06-02 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は2025年5月31日にアウェーで行われた2025年明治安田J2リーグ第18節大分トリニータ戦です。

 



前半26分のエドゥアルド マンシャ選手の先制ゴールシーン。ヴァウ ソアレス選手のロングスローから始まったチャンスシーンでしたが、相手守備に跳ね返され再び足元にやってきたボールをソアレス選手は低い弾道でクロスボールを供給すると、エリア手前で田中選手がトラップして左足でゴール前に送り込もうとします。そのキックは相手に当たりますが、そのこぼれ球を拾ったマンシャ選手が寄ってくる相手をワンタッチでかわし、素早く左足を振り抜きゴール右隅に鮮やかにシュートを流し込みます。このシーンではソアレス選手のクロスが低いライナー性の強い軌道だったので相手にカットされることなくワンプレーで決定機まで持ち込める位置まで一気に運べましたね。そしてマンシャ選手のエリア付近での落ち着きも良かった。トラップした後に利き足の左足でシュートが打ちやすいスポットにボールをスムーズに置いたのはFWの選手顔負けの技術だと思います。ゴール隅に流し込んだシュートも正確でした。このシーンではマンシャ選手の底知れぬ潜在能力が垣間見られたプレーだったと思います。

 



後半12分の大分の同点ゴールシーン。その直前にソアレス選手が退場処分となり10人の状態だったヴァンフォーレ。もちろん交代策でテコ入れはしたのですが、その選手たちもピッチに入ったばかりで細かくマークの確認などまだできていない状態だったと思います。得点に結びついたクロスボールを放った大分の選手にはヴァンフォーレの選手が誰もプレスに行けておらず、フリーの状態で狙い澄ませてキックされたのがマイナスポイントの一つ。そして有馬選手の放ったヘディングシュートは一見すると河田選手が防げた印象があるかもしれません。もちろんセーブミスの要素も何割かはあると思いますが、ジャストインパクトで放たれた強烈なヘディングではなく7割くらいの威力で来たのでセーブするタイミングが自然とズレた気がしますね。セーブ面では不運がみられたこのシーン。しかしクロスボールの供給者にはチームでプレッシャーをかけなければいけないシーンでしたね。

 



後半40分の大分の逆転ゴールシーン。これは大分のパス回しの連携を褒めるべき。結果的にはオウンゴールとなりましたが、もし土屋選手が触っていなくてもその背後に大分の選手がしっかりと詰めていたので失点は変わらなかっただろうと思います。しかしその前にこの失点の状況を作り出してしまったヴァンフォーレの戦い方に問題があったと思うので、守備を重視し過ぎたあまりに受け身に偏ったことも反省しなければいけないと思います。

 



今回のスタッツリーダー。シュート数はネーミアス選手ら1本が並び、ドリブル成功率も軒並み低い数値が見られています。しかもクロス成功率の該当者なしとなっているので、いかにこの試合攻撃面でうまくいかずにチームが悩んでいたことがデータ上からも分かりますね。繋ぐ意識はもちろん大事ですが、攻撃がうまく噛み合っていない状況ではまずはシュートを打ってみるというシンプルな選択肢を選んでいくこともときには大事にすべきだと個人的には思います。

 



遠く九州大分まで駆けつけたヴァンフォーレゴール裏サポーター。クラサスドーム大分はとてもデカいスタジアムなのでスタンドに詰めかけた人数も小規模だと思われがちですが、それでもよく応援の声が出ていて広いドームでも一際存在感を示せていたようですね。大分に行かれた皆さん、現地遠征お疲れ様でした!

 



スタンドを埋めるニータン軍団。一瞬戦いに来ていることを忘れてしまいそうなほっこりとした光景ですね。癒される…。

 



そしてアウェー戦恒例のパブリックビューイングを開催してくれているイオンモール甲府昭和。その中にある『はなまるうどん』さんでは、対戦相手が大分トリニータということで大分名物のとり天を提供していたみたいですね。とても美味そう…。敵地のグルメを食べて相手を倒そうという考え方がありますが、今回敗戦ということはヴァンフォーレサポーターがとり天を食い尽くせなかったからなのかな?

 

…以上です。

 


試合結果【第18節 大分トリニータ戦】

2025-05-31 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第18節】

◇試合結果◇
◯大分トリニータ2-1ヴァンフォーレ甲府✕
※マンシャ選手スーパー先制弾もソアレス選手退場でバランス崩れ逆転負け3連勝ならず


◇得点者◇
前半26分(甲)エドゥアルド マンシャ
後半12分(分)有馬
後半40分(分)オウンゴール


◇試合会場◇
クラサスドーム大分(大分県)
 

◇入場者数◇
7647人(アウェー)
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
6万4736人(1試合平均8092人)
 

◇データ◇
     大分 甲府
61% ボール支配率 39%
11本 シュート数 4本
534本 パス成功数 287本
 

◇今シーズンの成績◇
6勝5分け7敗(勝ち点23) 11位(暫定)
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕◯△◯◯✕
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇

2025.05.31 2025明治安田J2リーグ 第18節 vs.大分トリニータ