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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

香港は今どうなっているか

2021-12-06 09:21:57 | 日記

   11月14日のこのブログ「香港は今どうなっているの?」で、ご紹介しておいたイベントが昨日ありました。胸に熱いモノがこみ上げてくるような映画でした。まずは、どんなイベントだったか。昨夜のチラシからご覧にいれます。是非、まずは、映画の説明文から読んでみて下さい。

    

   チラシをクリックして頂くと、この映画の公式サイトにリンクしてありますので、今日なら熊本で午後に上映があるとか分かります。上映館が少ないので、すぐには見る機会がないかもしれませんが、是非、下の2つの動画をみたり、ネットで調べて彼女のことを知ってみましょう。

   何はともあれ、香港で民主主義を守ろうと道を埋め尽くした200万人の民衆は今どうしているのか。それを知ることが大切と思いました。下の1つは、映画の予告編です。そして、もう一つは、国連で真っ正面からデニス・ホーさんが「中国が約束を反故にして、香港の『一国二制度』による民主主義が危機に瀕している」と、批判し、中国を人権理事会メンバーから除名するよう主張した時の動画です。この映画を見て初めて、このような勇気ある演説をしていたデニス・ホーさんのことを知り、youtubeでこの動画をみつけました。

      

   日本では、どうして彼女の活動をクローズアップしなかったのでしょうか。大きな疑問を持ちました。(それとも私が見過ごしただけ???)。 周庭さんのニュースは大きく扱われたのに・・・。周庭さんが逮捕され解放後に沈黙すると、日本のマスコミの話題から香港が消えてしまった。今は、香港問題は解決したと中国が台湾への圧力を強めており、そちらがニュースにはなっているが・・・。 

   そして、今回のイベントではこの後に、香港大学で博士号をとり現在東大教授として活躍している阿古智子さんのトークで、彼女の友人が次々逮捕されている現実などを直に聞くことができました。リンゴ日報も廃刊を余儀なくされましたが、中国のやり方の過酷さが映画の映像と共に強く印象に残りました。周庭さんとも連絡を取っていたそうですが、今は連絡が途絶えているそうです。中国本国のテニス選手の失踪事件が収められようとしていますが、これらの話を聞いていると、やはり中国側の弁明にだけ耳を傾けるわけにはいかなそうです。

   200万人の民衆デモが潰されていったことについて、中国の弾圧の酷さ、デモでの命の危険、職業を奪われる危険がものすごい勢いで民主活動をした人たちに押し寄せ降りかかってきたことが理解できました。その中でも、いまなお香港に踏みとどまりながら活動を続けるデニス・ホーさんのこと、あなたも知ってみませんか。

   今、民主主義国の結束を促すために米国が動き出しているようですが、香港の民主主義の危機は香港だけの問題ではありません。日本国内でも、民主主義は危機にあります。岸田首相も、何度かそれを口にしたはずなのに・・・そのことに関して、どうしたことかどんどん後退して、今や沈黙しています(東京新聞ココより)。たとえば、説明責任も果たされずに欠員が続いている学術会議の任命拒否問題について、梶原会長が申し入れをしたようです。首相はどう答えるのでしょう? 「国民は忘れっぽいから~」なんて言われないように、しっかりウォッチしましょう。

   「もはや民主主義国が少数派に転落した世界の現実」(東洋経済)にも言われているように、世界の潮流にも目を向けていかないと・・・!!!

 

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