felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2021年11月の惑星

2021-12-01 08:04:08 | 惑星・天体ニュース

    11月19日の月食は楽しめましたか? 5月の時はまったく関東はダメでしたが、この前のほぼ皆既月食は、かなり楽しめました。そんなこんなしている内に、さてもう今年も最後の月になってしまいましたね。

    今年も1年、いろいろな事がありましたが、どうにか最後までたどり着きましたぁ。さて、恒例の前回の月の巡りです。

    前回の11月1日にアップしたのが、9月10日から10月3日までの写真でした。今回のは、その続きです。ちょうど10月31日で終わっているので、その次の巡りもアップできるはず?と思われてしまいそうですが・・・11月の巡りは、5日の新月から始まり12月4日の新月に向けて、今まで未明で3日まで、どうにか見られる日があるかな?というところです。今朝も、11時前まで青空の中で三日月が見られたのを、ひとつ前のブログにアップしましたよ。

   

   上の10月の「月の巡り」、いかがでしょうか?よくお月見ができました。ところで、先日11月28日のこのブログで「ダブルお月見」という言葉をしっかり定義して、<これからは「同じ日付の内に、沈む前の月と、上ってきた月の両方をお月見すること To see both the moon before it sets and the moon as it rises within the same date.」>としました。 それに従い、今回から日付の表示も統一するようにしました。

   日付に「上った時の日付」を基本的に入れるようにしました。このようにすると、上ってきた夜の月と翌朝の月をダブルで2つ掲載したりすることがなくなります。例えば、同じ10月23日の日付が入った写真も上の中にはありますが、10-22(23)は22日に出てきて月となります。その月が沈んで、夜また出てきたのを見た場合は、その月は、10-23と表示することになりました。これで、上ってきて沈むまでの月は何回みても同じお月様を見たということで1回の掲載となり、上にも1枚のみ掲載されるようになります。

   今回はまだ慣れないので、私自身も戸惑いつつですが、やっている内に慣れてくると思います。

    さて、では今年最後の12月の惑星の動きを見ていきましょう。

   水星:夕方の西空に姿を見せ始めますが、来年になると日没後にならないと、まだ太陽に近いので難しそうです。

   金星:明るさを増して1番星として南西の空に夕方輝いて見えています。12月4日には、明るさが最大となる「最大光度」となり、マイナス4.7等に達します。それって、1等星の100倍以上の明るさ!!!! 12月7日頃には、細い三日月がこの金星のそばにやって来るので、素敵なメルヘンチックな写真が撮れそうですよ。但し、7時には沈んでしまうので、夕方暗くなってきたら、早めに南西に開けた場所で楽しみましょう。

   火星:太陽の近くで見られません。

   木星:金星を見つけたら、目を左上の南空に移してみると、明るい星がみつかります。それは、木星です。分からないと言う方は12月9日に月が近づいて、「これが、木星だよ」と教えてくれます。木星も金星ほどではないものの、沈む時間が早くなってきています。早めの夜に見つけてみましょう。

   土星:ちょうど、金星と木星の間にやや暗い星を見つけたら、土星の可能性が大です。最近、雲がちょっとあると見つからないことが多くなっていますが、金星に7日に近づいた月は8日は土星のそばにいます。

   と言うわけで、今月は、お月様が7・8・9日と順に南西から南空に並んでいる惑星を夕方暗くなると訪ねて行く姿を眺めてみましょう。下の図をみると分かりますが、金星・土星・木星がほぼ等間隔になって並ぶように見られます。そこを、お月様が順に訪ねていくのです。下の図の三日月のようなのは、月ではなく、金星が望遠鏡でみると今地球に近くなっていて、金星が満ち欠けしているのが観察できます。ちょうど「三日『金星』」姿にみえるという説明です。冬の星座も夜遅くには上って、夜空を美しく飾るようになってきました。今月は、夕方の3惑星と、秋の星座はやや寂しいので冬の星座が東から上ってくるのを楽しみたいですね。

           

            国立天文台のココのサイトより転載

  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする