今日は、誰もが袴の右後ろに入れる刺繍ネームのお話。
まずは予備知識として、某武道具店さんの動画をご覧下さい。
剣道具(防具)に入れるネームについての動画です。
刺繍ネームにこだわれ!
https://www.youtube.com/watch?v=E2qOgWapRNE
そこで、今、自分が所有している袴のネームを改めて観察。
自分で買う袴は、私は紺色の文字に決めています。
(左から1、2番目)
お祝いで頂いた袴も、だいたい目立たない色のようです。
(左から3、4番目)
実は私、20年くらい前は、なんでもかんでも「金茶」が定番でした。
尊敬する先生に、袴の文字は何色がいいですか?って、たずねたら、
「金茶がいいよ、」って、教えて頂き、それからは、なんでもかんでも金茶。
当時、我が家の小学生の子供にも、金茶で名前を入れていました。
それから、試合に負けたり審査に落ちたりと、
いろいろ負の経験、挫折の経験を重ねるにつれ、
私自身の道具は、目立たない色を選ぶようになりました。
審査でも名前がわかりにくい袴のほうが、マナーとしてベターと聞きます。
じゃ、動画でも紹介している剣道具(防具)の場合は?
逆に、目立つ色を選びます。
通常、稽古は夜、武道場で蛍光灯や水銀燈の下で行います。
稽古が終わり、稽古をした人にご挨拶をして、
片付けようと戻ると、人様の面(小手)の前に座ってしまう事が年に2~3度あります。
体から離す面、小手は、名前はハッキリしたほうが良いと最近つくづく思います。
若い時に場所を間違えたり、道具を間違えても、なんてことなかったのに、
この歳になって間違えると、「歳だなあ~」と感じます。
「わ!、年寄りに思われてしまった!」とか、あせってしまいます。(苦笑)
ここで、私の宝物の袴を紹介します。
後ろから見た普通に見える背板。
では、背板の中身(内側)は
贈ってくださった八名の生徒さんの名前が、
銀色の刺繍でほどこされています。
ここ1番の、私の「勝負袴」です。