5月31日(金)
筆者の子供の頃50年以上昔、昭和30~40年代の小学校中学校の保健室には、
必ず下のイラストのような体重計が置かれていました。
最大目盛は100キロ。
それ以上は針が振り切れます。
(フリーのイラスト集からお借りしました)
現在の測定器は200キロくらいまで測定できるそうで、もちろんデジタル表示。
筆者の同級生T君は体格がよく中学2年生くらいからこのはかりに乗ると、
はりが振りきれ自分の体重が何キロなのか知りませんでした。
彼が高校に入学して初めての健康診断の時、
男女分かれた保健室に一台づつの体重計があり、
2台の体重計を並べてまたがりました。
なんと両方に約60キロの表示、
初めて自分の体重は120キロだとわかりました。
以上、高校卒業して大学生になって仲間が集まった時のたわいのない会話。
小生、当時現役大学生で専攻が「機械工学」。
力学の「重力」「速度」「加速度」「慣性モーメント」やら、
微分?積分?などなど、
ややこしい数字や文字や記号に囲まれていたまっ最中。
が、なぜか今も記憶に残っているのが彼の「二つの体重計」のお話だけ。
さて、剣道のお話に戻ります。
子供たちがすり足から「踏込み足」のメン打ちを行います。
「両足一緒に空中に飛んで着地の時、右足一本に全体重を乗せたら右足がいたくなるよ」と指導します。
「右足のかかとで着地したらもっといたくなるよ」
「瞬間的なことだけど、どっちかの足は床に残しておこうね」とも言い添えます。
おかげさまで今のところ子供たちは右足のかかとが痛む踵骨棘(しょうこつきょく)で、
かかとサポーターのお世話になっている子がいません。
ひざに発症する「オスグッド病」の子もいません。
ありがたいです。
小生、中学2年生の時、「オスグッド病」で冬休みの2週間、桑名市民病院に入院。
左右両足のひざを手術しました。
高校生の頃、夏に半ズボンをはくのが恥ずかしかった。
右足かかとの踵骨棘には大人になっても悩まされました。
病院のレントゲン写真にバッチリ「自分のかかとのとげ」を確認しました。
同時に右腕の「テニス肘」この治療でも病院通い。
50歳を過ぎ、崇拝する先生方のご指導に接し、
いつの間にか手足の「ひざ」「かかと」の痛みが消えました。
現在、小生も子供たちも特別な障害もなく稽古できること、
ご指導いただいた先生方に感謝の念に堪えません。
剣道が上手になることもうれしいことですが、
体に障害を発症しないことも宝物だと痛感する昨今です。
連絡
6月1日(土)より、土曜、日曜は午後6時から稽古開始です。
「踵骨棘」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%B8%B5%E9%AA%A8%E6%A3%98/
「オスグッド病」
テニス肘
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lateral_epicondylitis.html
2015年にも同じような投稿をしています。
お時間ある方はご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/yuriagekendo/e/171b71082cbcd5c5f704e2575b9f80ca