6月29日(水) 午後7時~9時 定期稽古
水曜日は、なるべく地稽古の時間をたくさん取ります。
中学生は今夜も休みです。
そこで、小学生が遠慮なく、
出稽古に来られた大人の先生にかかります。
大人の先生と稽古する小学生が、
時々立ち往生して、「ポカリ!」とたたかれています。
剣道ではそれを、「居付き」と言います。
「居付く」とか「居着く」とかの文字を使います。
攻められて、左の踵(かかと)が床について、
動けなくなったり、
心が「四戒(しかい)」に入ったりして、
動作が一瞬止まった状態なり、
相手の動きに反応できなくなる状態です。
相手にとっては、打突(だとつ)の好機になります。
では、「四戒」ってなに?
驚(きょう)、
懼(く)、
疑(ぎ)、
惑(わく)、
の気持ちをもった時。
意味は各自で調べましょう。
私たちは日常生活でも、
「居付く」ことが、しばしばあります。
例をあげると、
交差点で信号が変わって、
青だと思って歩き出したら、
まだ赤だった時。
「おっと!」て感じ。
夜の稽古が終って、家に帰って、
冷蔵庫を開けたらビールが無かった時。
「あっ!」て感じ。
次の朝に食べようとして、残してあった、
イチゴのショートケーキが無くなっていた時。
「あれ?」って感じ。
コンビニで、100円アイスコーヒ―をレジで買って、
氷入りのパックの蓋をめくって、
コ―ヒ―メーカーの中に入れ、
ボタンを押したら、
「ホット」のボタンだった事に気がついた時。
「あっ!」て感じ。
ホットボタンに気がついて、
「キャンセル」のボタンを探したけど、
無かった時。
「あちゃ~」って感じ。
注ぎ込まれたホットコ―ヒ―のしずくで、
ほとんどの氷が溶けていくのを見てた時。
「う~ん」て感じ。
コーヒーメーカーから生温かいカップを取り出した時。
「あ~あ」って感じ。
車に乗り込み、カップにストローをさして、
小さくなった最後の氷が、なくなりそうになった時。
「トホホ」って感じ。