11月29日(火) 本日稽古休み
今夜のテーマは「オマージュ」
意味は、
芸術や文学において、
尊敬する作家や作品に影響を受けて、
似たような作品を創作すること。
尊敬を込めた作品の意味で使われる事が多い。
ロックやポプュラ―音楽で、
この「オマージュ」を耳にするのがこの季節。
ズバリ!、クリスマスソング。
ラジオを聞いても、デパートに行っても、商店街でも、
12月に入ると一日中,
聞いたことあるクリスマスソングが流れています。
映画やテレビ番組でも、
好きな監督や作品に敬意と愛情を示すために、
その作品をイメージさせる映像を挿入したりします。
今の季節なら「忠臣蔵」かな。
さて、剣道に話題を戻します。
小学生高学年になると技(わざ)を覚えます。
先生はいろいろな技をおおざっぱに、
10種類20種類と教えます。
子供たちにいろいろやらせてみます。
自然に得意技ができますが、
身内同士の地稽古や試合稽古で使う技は、
十人十色でバラバラです。
もちろんそれでいいのですが、
原因はなにか?
私は、「オマージュ」の作用が、
いくらか働くと考えます。
あこがれの先輩の得意技、
身近な先生がいつもやっている技を、
真似してみようという発想です。
以前話した、PDCAのサイクルのP(プラン)が、
先生や先輩の得意技から出発することを、
いつも感じます。
ここで、問題!
「オマージュ」に似た言葉で、
「パロディー」と「パクリ」があります。
意味のちがいを言えますか?
私の場合、
子供の指導現場に、
「パロディー」は欠かせません。
気をつけていたいことは、
子供が「パロディー」の発想で、
技を覚えないと言うことです。
「ふざけて技を覚えない」と言うことです。
今、年長さん年中さんとお稽古する時間があります。
ユーモアも大事ですが、
スイッチの切り替えが大事ですね。